3月7日、昨年秋に申請した「視聴覚に障がいのある学生が受講する講義における教育方法の開発」が「2019年度 教育方法・教材開発費」に採択されました。
法学部と障がい学生支援室の協力のもとに、立ち上げたプロジェクトです。
障がい学生支援室はともかく、なぜ法学部?と思われるかもしれません。
法学部には、2018年春、全盲の学生が入学しました。
これまでにも、視聴覚に障がいのある学生は、法学部にたくさん在籍していましたが、全盲の学生は初めてでした。
ですから、1年目は試行錯誤の連続でした。
「こういうことが知りたい」
「こういうことができたらいいのに」
と現場から声が上がりましたが、
障がい学生支援室にも、それに応えるだけの十分な情報がありませんでした。
そこで、全盲学生への対応に限らず、「こういうことが知りたい」「こういうことができたらいいのに」に少しでも応えるべく、プロジェクトを立ち上げることになりました。
3月13日、早速、第1回目の打ち合わせがありました。
1年間のプロジェクトですから、2つのことにしぼって取り組むことになりました。
1つは、全盲学生のための学習環境の整備
もう1つは、聴覚障がい学生を含む、「聞き取り」が苦手な学生のための学習環境の整備
です。
それぞれ、
「すべての資料を音声・点字に」
「すべての授業に字幕を」
を目指して取り組みたいと思います。