第6回目は予定を急遽変更し、ニューリー株式会社へ会社見学へ行ってきました☆
初の学外実習となる今回、皆さん多少なり緊張していたかな?
その緊張も、授業が始まるとすぐにワクワクになったのでは??
それでは今回の議事録に行ってみよー。
--------------------------以下議事録------------------------
今日は当PJ科目が始まって以来初の企業訪問となりました。
訪れたのはなんと我らが石田先生が顧問を務めるニューリー株式会社!
その歴史は依然28年と、これまでの企業と比べ比較的その歴史は浅いものの、「エラベル 2008」にてAランク企業にランク入りを果たした他、「モノ作り元気企業」の100社企業事例集に掲載される等、実績としては十分な企業です。
石田先生が到着早々、来客専用の二台分の駐車場のど真ん中に横断駐車したり、タクシー料金は相手方持ち…等々、顧問の権力を存分に発揮していたりいなかったり…というのはさておき、「ただ物を作って終わりではなく、広く社会で評価されて、お客様に利益が還元されるまで」という言葉通り、海外の企業等に依存せず、製図から加工、組み立てまでを全て独自で、且つ自立して行っているニューリーは主にイメージスキャナや画像処理ソフトを取り扱う企業であり、少なくとも素人目ではその技術力は相当なもの!
途中の社内見学にて“ニュージアム”なるニューリーの博物館を見学させて頂きましたが、驚くほどにリアルなスリッパや、実際に触ってみないと本物かどうかの見分けが付かない程の畳や油絵といった、二次元と三次元の見分けが付かない程のスキャナの精度には全員が狐につままれたかの様な状態になっていました。実は自分は以前、美術館を訪れた際に、本物の絵をコピーしたレプリカを目にした事があり、その時は「やっぱり本物と複製品じゃ出来が違うな」という印象を受けたのですが、正直、今日一日でその価値観が全てひっくり返されてしまったかの様なある種の衝撃を受けました。
さて、京都という特性については「外から見るとこだわりのある会社が多く、それらがよく育っていく」と言及されていましたが、ニューリーもその様な“こだわりのある会社”であるという印象を受けました。「造る(モノを造る)創る(頭の中で創造する)作る(人が行う作業、サービス)」という言葉にもそれが表れていますが、デザインよりも性能を重視した装置や、独自で・自立してやっていくという手法等もその例だと思います。
因みに、現在までの業績を収めた秘訣は「足りないモノを考えて、利益管理も考えて…という経営の仕方。
堅実に、そして真面目にやる事。」だそうです。
やはり企業のDNAというのは、システムや構造にあるのではなく、一種の信念的なものにあるのではないか…。
今回の活動を通して改めてそう思う様になってきました。