同志社大学理工学部 化学システム創成工学科
計測分離工学研究室

教員紹介

塚越 一彦 教授

モットー(心がけていたいこと)

学生さんとともに、明るく、楽しく、世界を意識しながら、教育・研究に取り組んでいきたいと、思っています。

夢ナビ」からのご挨拶(ビデオあり)

研究活動

時系列的に、主に報文総説を紹介しながら、これまで取り組んできた研究課題をまとめてみました。

(1)化学発光反応を利用した生体成分の分析(1982年~)
(2)フェニルボロン酸誘導体を用いた糖質の分子認識(1990年~)
  • 日本化学会第61回春季年会(1991)平成3年3月29日~4月1日慶応義塾大学 講演予稿集II(3部作)
  • 4B103「糖の認識と抽出(1)フェニルボロン酸ダイマーを用いる糖の選択的錯化(九大工)○塚越一彦・新海征治・松田 勗
  • 4B104「糖の認識と抽出(2)アルキル長鎖をもつフェニルボロン酸による糖の抽出(九大工)○塚越一彦・新海征治・松田 勗
  • 4B105「糖の認識と抽出(3)フェニルボロン酸誘導体による単分子膜の形成と糖への応答(九大工)○塚越一彦・新海征治・松田 勗・石川雄一・国武豊喜
  • Specific Complexation with Mono- and Disaccharides That Can Be Detected by Circular Dichroism: Kazuhiko Tsukagoshi and Seiji Shinkai, The Journal of Organic Chemistry, 56, 4089-4091 (1991).
  • Molecular Recognition of Mono- and Di-saccharides by Phenylboronic Acids in Solvent Extraction and as a Monolayer: Seiji Shinkai, Kazuhiko Tsukagoshi, Yuichi Ishikawa, and Toyoki Kunitake, Journal of the Chemical Society, Chemical Communications, 1991, 1039-1041.
(3)界面鋳型重合樹脂の開発(1991年~)
(4)キャピラリー電気泳動—化学発光検出法(1995年~)
(5)中空キャピラリーチューブを用いたクロマトグラフィー(1998年~)
  • Preparation of an Iminodiacetic Acid-Modified Capillary and Its performance in Capillary Liquid Chromatography and Immobilized Metal Chelate Affinity Capillary Electrophoresis: Kazuhiko Tsukagoshi, Yasushi Shimadzu, Tatsuhiko Yamane, and Riichiro Najima, Journal of Chromatography A, 1040, 151-154 (2004).
  • Selective Detection of Human Serum Albumin Using a Fused-Silica Capillary Modified with Anti-Human Serum Albumin: Kazuhiko Tsukagoshi, Hirofumi Indou, Kaori Sawanoi, Takako Oguni, and Riichiro Nakajima, Bulletin of the Chemical Society of Japan, 77, 1353-1357 (2004).
(6)マイクロチャネル化学発光分析法(2005年~)
(7)相分離混相流の発見・解明とマイクロフロー化学技術への応用(2009年~)

研究業績

著書

略歴

  • 1959年11月 佐賀県太良町大浦に生まれる
  • 1975年 佐賀県立鹿島高等学校入学、1978年卒業
  • 1978年 同志社大学工学部化学工学科入学、1982年卒業(工学学士)
  • 1982年 同志社大学大学院工学研究科(博士前期)進学、1984年修了(工学修士)
  • 1984年 富士ゼロックス株式会社(総合研究所)入社、1986年辞職
  • 1987年 同志社大学大学院工学研究科(博士後期)入学、1990年修了(工学博士)
  • 1990年 九州大学工学部助手採用
  • 1993年 九州大学工学部助教授昇進
  • 1995年 同志社大学工学部助教授採用
  • 2001年 同志社大学工学部(現理工学部)教授昇進、現在に至る
        (同志社大学大学院理工学研究科教授)
  •  

(留学関連)
  • 1994年 米国インディアナ大学博士研究員(postdoctral researcher)(1年間;九州大学工学部助教授在任中)
(研究センター)
  • 2011年7月~2017年3月 同志社大学「管径方向分配現象研究センター」センター長
  • 2011年10月~2017年3月 同志社大学「治療システム研究センター」センター長
  • 2017年4月~ 同志社大学「Bio-Microfluidic Science 研究センター」センター長
(役職関連)
  • 2014年4月~2015年3月 同志社大学附置研究所「理工学研究所」所長
  • 2015年4月~2016年3月 同志社大学附置研究所「ハリス理化学研究所」所長(「理工学研究所」から2015年4月に改組、改称)
  • 2016年4月~ 金沢工業大学客員教授
  • 2017年6月~2020年5月 学校法人同志社評議員
  • 2018年4月~2020年3月 同志社大学理工学部長
  • 2018年4月~2020年3月 同志社大学大学院理工学研究科長
  • 2018年4月~2020年3月 同志社大学理工学会会長
  • 2018年4月~2020年3月 同志社大学評議員
  • 2018年4月~2020年3月 同志社校友会評議員
  • 2020年4月~2024年3月 同志社大学副学長
  • 2020年4月~2024年3月 同志社大学研究開発推進機構長
  • 2020年4月~2024年3月 同志社大学脳科学研究科長
  • 2021年10月~2024年3月 事業統括「同志社大学大学院博士後期課程次世代研究者挑戦的研究プロジェクト」
    (国立研究開発法人科学技術振興機構「次世代研究者挑戦的研究プログラム」採択プロジェクト)
  • (2016年度 同志社教職員組合書記長)
  • (1980年度 同志社大学茶道部幹事長;工学部化学工学科3年次生)
  • (2019年4月~ 同志社大学茶道部顧問(部長))

受賞歴

  • 1995年 日本分析化学会奨励賞
  • 2005年 Top Cited Article Award, Journal of Chromatography (Elsevier) 2000~2004
  • 2008年 Hot Article Award Analytical Sciences (November 10, 2008)
  • 2012年 Hot Article Award Analytical Sciences (May 10, 2012)
  • 2013年 Most Cited Paper Award of Analytical Sciences 2012
  • 2015年 フローインジェクション分析学術賞
  • 2021年 FIA論文賞 (FIA Award for Original Papers)受賞
  • 2022年 Hot Article Award Analytical Sciences (July 15, 2022)
  • 2023年 Hot Article Award Analytical Sciences (April 15, 2023)
  • 2023年 Hot Article Award Analytical Sciences (September 15, 2023)

委員歴

  • 日本分析化学会九州支部庶務幹事(1993)
  • 日本分析化学会近畿支部幹事(2001~ 常任幹事期間を除く)
  • 日本分析化学会近畿支部常任幹事(2002~2003、2009~2010、2018~2019)
  • 日本化学会近畿支部幹事(2001~2003)
  • 日本化学会近畿支部常任幹事(2002~2003)
  • 大学等環境安全協議会評議員(2003~)
  • Analytical Sciences 編集委員(2005~2006)
  • 大阪投資育成第5投資事業有限責任組合技術評価委員(2007-2012)
  • 「ぶんせき」(日本分析化学会月刊誌)編集委員(2009~2010)
  • 日本分析化学会電気泳動分析研究懇談会委員(2010~)
  • フローインジェクション分析研究会委員(2012~)
  • 科学研究費助成事業審査委員(2012~2013)
  • 第53回フローインジェクション分析講演会実行委員長(2016)
  • Journal of flow injection analysis 編集委員(2017~)
  • 近畿化学協会委員(2017~2019)
  • 関西工学教育協会評議員(2018~2019)
  • 日本学術振興会特別研究員事業等審査員・評価員(2018. 7 〜 2020. 6)
  • 関西文化学術研究都市推進機構評議員(2020.4〜2024.3)
  • 京都クオリアフォーラム幹事(2020.4〜2024.3)

所属学会等

  • 日本分析化学会
  • 化学工学会
  • 日本化学会
  • アメリカ化学会
  • フローインジェクション分析研究懇談会
  • 電気泳動分析研究懇談会
  • クロマトグラフィー科学会
  • 日本溶媒抽出学会
  • 大学等環境保全協議会
  • 生物発光化学発光研究会
  • 近畿化学協会

科学研究費補助金採択研究課題

研究代表者としての研究課題を示します。

  • 奨励研究(A)1991年度
    研究課題:オリゴヌクレオチド-リポソーム複合体を利用した「増幅型」核酸検出法の開発
  • 奨励研究(A)1992年度
    研究課題:機能性ミセルを用いる新規化学発光反応の開発と分析化学的応用
  • 奨励研究(A)1995年度
    研究課題:糖を認識する機能表面の創出とグルコースの光学分割への適応
  • 奨励研究(A)1997-1998年度
    研究課題:キャピラリー電気泳動-化学発光検出による特異的徴量タンパク質の分離・定量 -色素包括リポソームを標識剤とする免疫分析-
  • 基盤研究(C)1999-2000年度
    研究課題:キャピラリー電気泳動-化学発光検出によるアトモルオーダー超高感度分析法の研究 -光ファイバーを用いた高性能化学発光検出セルの開発-
  • 基盤研究(C)2001-2002年度
    研究課題:簡易型「キャピラリー電気泳動-化学発光検出」装置の開発と遺伝子診断への応用
  • 基盤研究(C)2003-2004年度
    研究課題:高性能「キャピラリー電気泳動–化学発光検出」装置の開発と環境分析への展開 -アトモルレベルの分離・検出システムを用いた環境ホルモン等の分析-
  • 基盤研究(C)2005-2006年度
    研究課題:高感度「マイクロ免疫分析システム」の開発と腫瘍マーカー定量への応用 -免疫反応・電気泳動・化学発光検出をチップ上に集積した超小型分析装置の開発-
  • 基盤研究(C)2008-2010年度
    研究課題:マイクロチャンネル内の液-液界面微小反応場を利用する新規化学発光分析法の開発
  • 基盤研究(C)2011-2013年度
    研究課題:キャピラリーチューブ内流動溶媒の特異的分配挙動に基づく新規分離手法の開発
  • 基盤研究(C)2014-2016年度
    研究課題:マイクロ流体における特異的液-液界面創出現象の解明と新規分析システムへの応用
  • 基盤研究(B)2017-2020年度
    研究課題:相分離混相流を利用した分離分析の学術的体系化と実用的技術改良
  • 基盤研究(C)2022-2014年度
    研究課題:微小領域の流れの制御と配管チューブを分離カラムとする連続注入・分離・検出法の開発

同志社大学ホームページより

研究を離れて

趣味等

趣味:一人カラオケ(だから人前ではけっしてうたわない。好きな歌はパティ・ペイジの「テネシーワルツ」。寝言でも歌える? 証人あり)

好きな食べ物:バナナ、キューイ、りんご(あるいはナシ、かき)(好きというより朝食で毎日食べているもの。季節によって、みかんやいちごが加わる)。もちろん、これら果物に、パンと牛乳とヨーグルトが加わって朝食。パンには蜂蜜をつけて食べるように言われている。ヨーグルトには、きな粉をかける。多謝。

好きな言葉:「人間到る処青山あり」
      「独坐大雄峰」
      「日々是好日」
      「かたよらない。こだわらない。とらわれない」

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