コミュニティ機能の活性化は、人々のコミュニケーション能力の向上、新しいアイディアの創成、新しいネットワーク形成を可能にする。このような活動によって、創造的なビジネスが生み出される可能性が出てくることになる。
本研究では、コミュニティ機能の向上をもたらすソーシャル・キャピタルが人々のリスクを軽減し、格差感を減少させる機能を有しているかを実証的に分析する。さらに、生活の質を決定する社会保障制度に関する研究およびワークライフバランスをはじめとした雇用制度に関する研究についても、幸福感との関連性を分析し、公平性と効率性を両立させるための制度設計を行う。