大学院生の廣重知樹さん(博士2回生)が九州考古学会奨励賞を受賞しました。
2022年11月28・29日に開催された、九州考古学会総会において、文学研究科文化史学専攻(博士後期課程2回生)の廣重知樹さんが「九州考古学会奨励賞」を受賞しました。
九州考古学会は1930(昭和5)年に創設された、日本の考古学学界では最古級に属する歴史ある学会です。本賞は、機関誌『九州考古学』に投稿された論文のうち、内容が優れ将来も期待される35歳以下の執筆者(会員)に授与されます。
廣重さんの受賞論文「九州縄文時代前期後半土器群の動態」は、『九州考古学』96号(2021年11月)に投稿されたもので、縄文時代前期後半(約6,000年前)の西日本における縄文土器の広域的編年に関する研究です。これまでこの分野では、地域編年研究が主流でした。しかし今回、意欲的に広域的な編年研究に初めて取り組み、従来不明であった年代的な併行関係を明らかにしたことが評価されました。
★2022年度九州考古学会総会における九州考古学会奨励賞授与式の様子★
★左:廣重さん 右:宮本一夫会長(九州大学教授)★