月曜考古学勉強会

月曜考古学勉強会とは?

 月曜考古学勉強会は、毎週月曜日の6講時に活動を行なっている学生主体の勉強会です。
 入門書の輪読や討論を行い、時には先生・院生の方々に教えて頂きながら考古学の基本的なことを学んでいます。
 「考古学って何だろう?」「発掘をしたり遺物に触ってみたい」という方はぜひ気軽に参加してください!
 この勉強会は学部・学科・回生を問いません。考古学に少しでも興味がある方はどなたでも参加できます!
 皆さんで楽しく考古学の世界に触れてみましょう!

活動日時:毎週月曜日 6講時(18:25~19:55)
活動場所:同志社大学新町キャンパス渓水館1階考古学実習室
仕様教材:佐々木憲一、小杉康、菱田哲郎、朽木量、若狭徹2016『はじめて学ぶ考古学』有斐閣
連絡先:文学部3回生 山本実慶(mail:cgcg4120@mail2.doshisha.ac.jp)

遠足会

月曜考古学勉強会では、毎年春秋の2回、学生間の親睦と実際の遺跡に触れることを目的に、関西圏の遺跡や博物館を巡る「遠足」を行っています。
2023年11月3日は、奈良県桜井市南部の遺跡群を見学しました。桜井市は、纏向遺跡や箸墓古墳・ホケノ山古墳などに代表されるように、倭王権の拠点と考えられる古墳時代出現期の遺跡群が所在しています。そのため、日本列島の歴史を解明するうえで重要な地域として知られています。
今回の遠足では、赤坂天王山古墳→桜井茶臼山古墳→上之宮遺跡→メスリ山古墳→コロコロ山古墳→谷首古墳→艸墓古墳→文殊院東古墳→文殊院西古墳→桜井市埋蔵文化財センターを見学しました。これらは古墳時代前期の大型前方後円墳群と、後期の巨大な横穴式石室を有する大型方墳群です。特に、後者の古墳群は実際に石室内に入ることができ、その壮大さを肌で感じました。
この遠足は、2回生が中心となって下見を含めた運営を進めるとともに、大学院生・学部生の学生間の親睦を深めるとともに、考古学への関心が高まる貴重な機会です。
写真は谷首古墳の巨大な横穴式石室です。

研究室活動(学生の頁)

今出川ツアーは、文学部文化史学科日本文化史コースの新入生に向けて同志社大学今出川キャンパスの施設を案内するツアーです。今出川キャンパスは歴史的に由緒ある場所に位置しています。例えば、室町時代には寒梅館の場所に、三代将軍足利義満が設置した「花の御所」があったことが知られています。また江戸時代には良心館一帯に薩摩藩邸がありました。明治時代に入るとこの場所に同志社大学が創設され、当時の赤煉瓦建造物5棟が国の重要文化財として今でも残っています。ここで発掘された遺構・遺物は、キャンパス内に一部保存・展示されています。考古学研究室では、新入生に向けてこれらの遺構・遺物の解説を行いました。今年度は、薩摩藩邸跡(良心館)→花の御所(寒梅館)→考古学実習室をめぐりました。水ノ江ゼミのメンバーを中心に、研究室収蔵の遺物に触れながら考古学について学びました。今出川キャンパス周辺の豊かな歴史を知り、その重要性を肌で感じてほしいと思います。