カビが映し出す北極と南極の極限環境

北極や南極のカビは、どのような生き様を私たちに伝えてくれるのだろうか?
カビはタフな生き物だが、そもそも北極や南極にもいるのだろうか?

カビが映し出す北極と南極の極限環境」と題した小文が、『生物学者、地球を行く~まだ知らない生きものを調べに、深海から宇宙まで』(文一総合出版、2018)に掲載されました(32〜38ページ)。
http://www.bun-ichi.co.jp//tabid/57/pdid/978-4-8299-7107-9/Default.aspx

3月18日に札幌で催される、日本生態学会の第21回公開講演会「
極限に棲む生物の生き様 – 身近な生態系の成り立ちを知るヒント」で紹介する内容をまとめたものです。

北極と南極でみられた菌類遷移のパターンの違いは、菌類の生き様のどのような違いを映し出しているのでしょうか?

北極域研究推進プロジェクト南極地域観測事業において実施した、極地に暮らす菌類の生態についての最新の研究成果を解説しました。