水草堆肥の添加が機能遺伝子の多様性を変化させる

水草堆肥が土壌微生物に及ぼす影響を明らかにした論文が、日本陸水学会の国際誌「Limnology」に掲載されました。

水草堆肥の添加が、土壌中の細菌群集に及ぼす影響を、メタバーコーディングの手法を用いて実証しました。水草堆肥の添加により、有機リンの加水分解に関わる酵素をコードするアルカリホスファターゼ遺伝子の多様性が増加することを示しました。

Matsuoka S., Fujinaga S., Kobayashi Y., Hobara S. & Osono T. (2020)
Bacterial 16S rDNA and alkaline phosphatase gene diversity in soil applied with composted aquatic plants. Limnology 21: 357-364.

https://link.springer.com/article/10.1007/s10201-019-00594-y

この研究は、総合地球環境学研究所の「栄養塩」研究プロジェクトで実施しました。

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