基礎から学べる 菌類生態学

10/03/18 読書案内
日本語で読める初めての菌類生態学のテキストです。
基礎編，生態機能群編，発展編の3部、12章からなります。
  • 基礎編では，菌類学についての基礎的な内容をまとめました。
  • 生態機能群編では，共生菌や分解菌などの生態機能群に注目して，その生態を紹介しました。
  • 発展編では，どの生態機能群にも共通して適用可能な生態学の基礎的な事項と，近年めざましい進展を遂げている菌類生態学のフロンティアとをバランスよくまとめました。

菌類生態学
（画像をクリックすると出版社のページが別ウィンドウで開きます）

第1部 基礎生物学編
　第1章　菌類はどのような生物か
　第2章　菌類の系統と分類
　第3章　菌糸の栄養成長
　第4章　菌類の生殖
第2部 生態機能編
　第5章　内生菌
　第6章　菌根菌
　第7章　病原菌
　第8章　分解菌
　第9章　地衣類
第3部　生態解析編
　第10章　菌類の生態研究法
　第11章　菌類の多様性解析法
　第12章　菌類と環境適応

さらに詳しい目次は共立出版のホームページでご覧いただけます。

入門的，導入的な内容に絞り，初めて菌類の生態学に触れる読者が親しみながら学べる工夫がなされています：
  • 基本用語や中心概念などのキーワードは太字で示す
  • わかりやすい図表を多く盛り込んだ
  • 日本語の文献リストを章末にまとめ，さらなる勉強をサポート
  • 学習を主体的に深め，真菌感を確認するための章末理解度チェッククイズ
  • 興味や必要に応じて参照できるコラム
（基礎から学べる菌類生態学、共立出版、2018）