現在、同志社大学は全学の英知を結集し、21世紀にふさわしい大学を目指して大幅な大学改革を進めています。
2004年から2005年にかけて3つの学部と2つの専門職大学院を新設し、研究のさらなる高度化・専門化を支援する体制を整えるため、研究開発推進機構を創設しました。機構のもとで、「21世紀COEプログラム」に採択された2つのプログラムをそれぞれ推進する「一神教学際研究センター」と「技術・企業・国際競争力研究センター」のほか、14研究センターと、9寄付研究プロジェクトが日々、研究活動を展開しています。
また、教育体制についても多彩な改革に意欲的に取組んでいます。学部教育においては、学生一人ひとりの自主性・個性を育成し、学習意欲を喚起するため、少人数教育と教養教育の充実を目指しています。成績評価に関しても、GPA制度を導入し、採点基準や得点分布をシラバスなどとリンクして公開しています。
「特色ある大学教育支援プログラム」、「現代的教育ニーズ取組支援プログラム」「法科大学院等専門職大学院形教育推進プログラム」、「魅力ある大学院教育イニシアティヴ」に、本学単独で7つのプロジェクト、共同で3つのプロジェクトが採択されたのも、そうした様々な取り組みが評価されたものだと自負しています。
その「法科大学院等教育推進プログラム」に本学単独で採択されたプロジェクトが、「国際的視野と判断力をもつ法律家の養成」プロジェクトです。本ホームページで紹介しておりますように、2004年12月から様々な公開講演会、シンポジウム、国際セミナーを開催し、国際法務の課題の究明と啓発のために活発に活動しています。
「国際主義」は、開学以来130年にわたり綿々と引き継がれ、最も大切にされている本学の教育理念の一つであります。国際戦略計画の実施化を目指して2006年4月には国際連携推進機構も設置しました。国際的視野と判断力を備えた法律家が数多く巣立っていくよう、同志社大学法科大学院の国際主義教育の基盤をさらに整備していく所存です。
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