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同志社大学法科大学院 国際討論会
  『CSR in Multinational Companies』(国際企業の社会的責任)
 国際討論会「国際企業の社会的責任(CSR)」では、日本とドイツの大企業を例として取り上げ討論会を行いました。この討論会には、ドイツからフォルクスワーゲングループ本社の代表者専門取締役(研究開発担当)ケーグラー氏、そして日本からはオムロン株式会社取締役副社長の明致氏が講師として参加しました。講師は、それぞれの企業の構造経営政策方針などの説明をし、国際企業としての社会的責任について具体的な説明をしました。例えば、オムロンの場合、CSRの柱として3つの重点課題に集中した取り組みを行っています。それは、1.事業を通じた社会貢献への取組み(ソーシャルニーズの創出、すぐれた製品・サービスの提供、すぐれた品質の提供、雇用機会の提供、配当・納税)、2.「公正性」への取り組み(法令・社会ルールの遵守、企業倫理、情報開示・透明性、説明責任など)、3.社会問題への取り組み(人権・労働、環境、多様化、地球との共生など)です。一方、フォルクスワーゲンの場合、7つの価値と14のガイドラインがCSR政策の中心となっています。 その中には、経営者の自己責任、消費者への責任、文化的な相互交流、会社内部におけるロイヤルティー、人事問題などがありました。討論をとおし、社会的責任の意味、また解釈について文化的な違いがあることが明らかになりました。また同時に、両企業とも、法的に定められたさまざまな義務だけではなく社会に対する責任を感じており、それをさまざまな方法によって果たそうとしていることが伝わりました。私企業の代表者による講演だけでなく、公的機関から大阪神戸ドイツ連邦共和国総領事館領事のヴォカレック氏が講演をし、国家は公的企業であるという観点から、フォルクスワーゲンとオムロンについての講演に加え、公的な立場からコメントをしました。
開催日 2005年7月15日(金) 15:30〜18:00
  会場 寒梅館203番教室
  パネリスト
Hauke Bruhn 氏 (フォルクスワーゲングループジャパン東京技術代表部代表)
明致 親吾 氏 (オムロン株式会社取締役副社長)
Karl Wokalek 氏 (大阪神戸ドイツ連邦共和国総領事館総領事)
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