教授紹介
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新関 三希代 教授 研究テーマ: 金融商品の価格理論と実証分析 研究室: 光塩館201号室 |
新関先生は、学部の授業でイケイケですが、 ゼミでも基本イケイケです。 しかし! 勉強に関してはかなりストイック!! ゼミではゼミ生のプレゼンに対して、 鋭い突っ込みが飛びます。 そんな先生同様、ゼミ生も遊ぶ時は遊ぶ、やる時はやる!という感じです。 先生の魅力に、ゼミ生一同惚れ込んでます ![]() |
経済学部専任教員紹介から
現在の研究テーマは、金融商品、とりわけ先物やオプションといった金融派生商品の評価と実証分析です。
株式、債券、そして外国為替といった金融商品の価格は、日々変動しています。その変化の様子は、ある程度は予測できますが完全には予測できません。もし、自分だけが株価の動きを完全に予測できるのであれば、一攫千金も夢ではなくなります。株価が不規則に変動し、その予測が不完全であるということは、株価が確率的に変動していることを意味します。
株価やその派生商品である先物、オプション価格の変動がある確率過程に従っていると仮定し、それらの評価モデルを導出することがファイナンスの分野では大きな課題になっています。また、実際に金融データを用いてその理論モデルが正しいかどうか、評価を行うことも意義のある研究です。
したがって、私の研究課題は株価やその派生証券の価格の変動を記述する理論価格モデルが現実の市場及びデータに適合しているのかどうか、実証分析によってチェックすることです。そして、現物市場と先物、あるいはオプション市場の因果関係を観測し、モデル化することです。さらに、そもそもそれら証券価格がどのような確率過程に従って変動しているのかを確かめ、モデル構築の基礎となる仮定を導き出すことです。
実証分析においては、いかに実証すべき課題を表現し、適切な分析道具を使って検証することができるかがキー・ポイントになってきます。これら計量的分析手法の理論や実証も含め、変化する現代ファイナンスの時事問題に興味を持って研究を行っています