同志社大学永田祐 研究室

包括的支援体制の構築

気づいた課題に蓋をせず、お互いが「のりしろ」を出し合うことで、困っている人を真ん中においた「包括的な支援体制」をつくりたい。

 このような思いで、包括的な支援体制の構築を現在の中核的な研究テーマとしています。複合的な問題を抱えた世帯や制度のはざまの問題に気づいても、誰もバックアップしてくれる人がいなければ、気づいた人が抱え込んで疲弊するか、課題に蓋をしなければならない。志ある専門職や地域で活動する人が、自分たちができること(「のりしろ」)を出し合って(越境して)、困っている人を真ん中においてともに歩むことができるそういう体制をつくるためにはどうしたらよいか、自治体福祉の現場にかかわりながら研究しています。

 三重県名張市、滋賀県高島市、石川県津幡町、石川県能美市、兵庫県豊岡市さんなどにかかわってこうした研究を進めています。このテーマについては以下のような研究を行っていますので、研究やその進め方についてアドバイスをいただけると幸いです。

2016「名張市の地域包括ケアシステムと地域づくり-『地域福祉教育総合支援システム』への挑戦」
『月刊福祉』第99巻第8号、pp.26-31.」
2017「分野横断的な地域福祉の実現に向けて」
『ガバナンス』190巻、pp.17-19
2017「地域福祉計画による他計画の総合化:包括的な支援体制の構築に焦点を当てて」
『月刊福祉』第100巻9号、pp.30-35
2018「地域包括ケアシステムの最前線『我が事・丸ごと』地域共生社会と包括的支援体制」
『Monthly IHEP』 No.271 2018年2月号。
2018「越境する地域福祉実践 滋賀の縁想像実践センターの挑戦」全国社会福祉協議会。

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