Research Themes

いま取り組んでいる
研究テーマ。

本研究室では、スポーツをめぐる現象をいくつかの研究テーマとして捉え、関連する問いを継続的に掘り下げています。ここでは、現在の研究を4つのまとまりで紹介します。

Research Themes

研究テーマを、
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各テーマでは、複数の研究を通じて問いを継続的に掘り下げています。
01
Project Image — Athletes & Advocacy
アスリートが社会的なメッセージを発信し、周囲の人々が耳を傾ける様子を描いたイメージ
Athletes & Advocacy

アスリートと
社会的発信

アスリートが社会問題について発信するとき、その声は人々や組織にどのように受け止められるのかを研究します。

アスリートの発信は、誰に、どのような条件で届くのか。

人種差別などの社会問題に対するアスリートの発信を対象に、受け手の認識、関心、情報探索、発信者への評価などを検証しています。単に「影響力があるか」だけでなく、効果が続くのか、もともとの関心や発信者への評価によって反応が変わるのかといった境界条件にも注目します。

Main Methods調査実験 / 介入研究 / 量的分析
Key ConceptsAdvocacy / Persuasion / Credibility
代表的な研究
  • アスリートによる人種差別への反対メッセージと受け手の反応
  • 著名人・アスリートによる社会的アドボカシーの効果と条件
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02
Project Image — Organizations & Social Value
地域スポーツ施設を中心に、人々が多様な形で関わる様子を描いたイメージ
Organizations & Social Value

スポーツ組織と
社会的価値

スポーツチームや施設、企業との連携が社会的価値を生み出す条件と、その評価のされ方を研究します。

スポーツ組織の社会活動は、何によって「意味のある活動」になるのか。

CSR、環境キャンペーン、企業との社会的連携、公共スポーツ施設の事業などを対象に、活動の内容だけでなく、誰が誰と取り組むのか、どのように受け止められるのか、そして実際の行動変化につながるのかを分析しています。

Main Methods質問紙調査 / パネル調査 / 現場データ
Key ConceptsCSR / Social Value / Fit / Legitimacy
代表的な研究
  • スポーツチームと企業の社会的連携における適合性と評価
  • スポーツチームの環境キャンペーンと観客の行動変容
  • 公共スポーツ施設の事業が生み出す社会的インパクト
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03
Project Image — Fans, Spectators & Safety
観戦空間で人々が過ごし、周囲との距離や関係性が見えるイメージ
Fans, Spectators & Safety

ファン・観客と
観戦環境

ファンや観客の心理と行動、そして安心してスポーツを楽しめる環境のマネジメントを研究します。

観客の行動は、周囲の人やメッセージ、集団の境界によってどう変わるのか。

ファン同士の関係、外国人への感情や援助行動、観戦時の行動規範、安全に関するメッセージなどを対象にしています。個人の心理だけでなく、会場や集団の文脈、他者との関係が行動をどう形づくるかを検討します。

Main Methodsヴィネット実験 / 観戦者調査 / フィールド実験
Key ConceptsFans / Norms / Helping / Safety
代表的な研究
  • スポーツファンの外国人に対する感情と援助行動
  • 観客の行動規範を伝えるメッセージと受け手の反応
  • スポーツ観戦における心理的安全と観戦環境
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04
Project Image — Sport & Social Attitudes
スポーツ観戦と対話の場面が、社会とのつながりを感じさせるイメージ
Sport & Social Attitudes

スポーツと
社会的態度

スポーツを見ること、接することが、社会や他者に対する認識とどのように関わるのかを研究します。

スポーツへの接触は、社会的な認識を変えるのか。それとも、変わらないのか。

パラスポーツの映像視聴などを用いて、スポーツを介した接触が障害者をはじめとする他者への認識や態度に与える影響を検討しています。望ましい変化を前提にせず、効果が生じない場合や、もともとの関心による違いも含めて捉えます。

Main Methods映像介入 / 無作為化実験 / 量的分析
Key ConceptsSocial Attitudes / Contact / Inclusion
現在進行中の研究
  • パラスポーツ視聴と障害者に対する社会的態度
  • スポーツ経験・スポーツ視聴と社会認識の関係
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Research Projects

研究プロジェクト

現在取り組んでいる主な研究プロジェクトと、関連する研究費を紹介します。

2025–

障害者スポーツ推進におけるエリート・パラスポーツイベントの効果

パラスポーツイベントへの接触が、人々の認識や社会的態度にどのように関わるのかを検証する研究プロジェクト。

Funding

日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(JP25K20970)

2024–

集団間の偏見解消におけるエリートアスリートの役割に関する実証的研究

エリートアスリートやスポーツへの接触が、集団間の認識や偏見に及ぼす影響を実証的に検討。

Funding

東洋大学 2024年度 井上円了記念研究助成

2023–

スポーツ観戦者の多様性への尊重と向社会的行動:ランダム化比較試験を用いた実証研究

観戦場面における他者への認識、規範、援助行動などを実験的に検討するプロジェクト。

Funding

日本スポーツマネジメント学会 2023年度 研究助成

2021–

エリートアスリートの社会的影響力:社会課題に関連した啓発活動のインパクト評価

アスリートによる社会的発信が受け手の認識や関与に与える影響を検証し、現在のアドボカシー研究につながったプロジェクト。

Funding

科学技術振興機構(JST) 次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING)(JPMJSP2128)

Research Approach

方法は、
問いから決める。

研究方法そのものを目的にはしません。知りたいことに合わせて、実験、質問紙、追跡調査、現場データなどを組み合わせます。複数のプロジェクトに共通するのは、主張を先に決めず、データから確かめることです。

01

比較する

条件や集団の違いを利用し、何が反応の差につながるのかを確かめます。

02

変化を追う

一時点だけでなく、時間の経過による変化や効果の持続も見ます。

03

現場につなげる

試合会場やスポーツ組織など、実際のマネジメント場面で生じる問いを扱います。