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働き方と科学技術研究センターの
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働き方と科学技術研究センターについてabout us


私たちのセンターでは科学技術と働く人々を取り巻く社会的環境との関係について、主に以下のテーマについて研究しています。

1.働くことと科学技術の関わりを複合的に捉える
2.科学的な指向が生み出す課題
3.労働者として研究開発に従事する専門職への視点
4.長寿企業(老舗)への科学技術支援の歴史研究
5.クリティカルな視点醸成と問題提起

研究所長のご挨拶

働き方と科学技術研究センターでは、現代社会で見落とされがちな「働く場と科学技術」に関わる諸現象を探究しています。人々が科学技術に対し、過剰に親和性を高める事は社会の構造や雇用制度、個人や組織の規範にも大きな影響を及ぼします。そして激しい国際競争の中で常に研究成果を生み出すことに圧力を受けている研究開発者には成果物よる危険性を予測する余裕が与えられていないことが多いです。

新たな科学技術を職場に導入すると、働き方、職場の人間関係、規範、制度などの変化が生じます。また職場だけでなく、インターネットが普及しても在宅勤務の普及が難しかった背景には、ジェンダー・バイアス、セキュリティ、プライベートな時間への労働時間の侵食、対面コミュニケーションの減少による情報の限定性等々、多様な問題が潜んでいます。他にも地域間格差がなくなると謳った通信系の研究テーマが多く採択されているにもかかわらず、東京一極集中が続いています。私たちは技術では解決できない問題を考えていく必要があります。私たちは、いかに科学技術を役立たせるかという科学技術を妄信する指向、また反対に科学技術を一方的に否定する態度だけでなく、科学技術とどのように関わることが望ましいのかというクリティカルな態度を持つことが重要です。これからの時代を生きる上で、そのような態度をもって科学技術と共存することが求められると思います。クリティカルな視点の醸成と問題提起に役立てられる研究成果を発信していければと考えています。

その他には、京都は伝統文化と革新によって長年栄えてきた歴史があり、老舗は伝統文化の継承者としてだけでなく、長寿企業として雇用創出の役割を担ってきました。京都で100年以上続く中小企業は、それぞれの時代の最先端の技術によって生き延びてきた歴史をもつ所が多くあります。研究所を持たない中小企業と公的研究機関の関係は長い歴史が存在しており、現在、学生と共に社会調査を行っています。本センターではこれらの多様なテーマに対して経験豊富な研究員や若手研究員による研究の成果を発信し、国際研究交流を推進していきます。













働き方と科学技術研究センター所長
藤本 昌代


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働き方と科学技術研究センター

〒602-8580
京都市上京区新町通今出川上ル 近衛殿表町159-1
同志社大学 社会学部 社会学科 渓水館 314号室 【MAP

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