書いたこと、喋ったこと
Ⅰ:公刊著作
2016
“The Concept of Need in Adam Smith”, Cambridge Journal of Economics, Advance Access
published 18 October 2016.
「ポスト構造主義vs.社会的存在論? : フェミニスト経済学の哲学的基礎をめぐって」,『季刊経済理
論』,53(3), pp.36-46, 2016 年10 月.
2015
「女性たちのベーシック・インカム:福祉権フェミニズムの歴史と現在」、落合恵美子・橘木俊詔編『変革の鍵としてのジェンダー:歴史・政策・運動』、(ミネルヴァ書房、2015年、pp.105-128)
2014
Toru Yamamori. A Feminist Way to Unconditional Basic Income: Claimants Unions and Women’s Liberation Movements in 1970s Britain. Basic Income Studies, 9(1), 2014, pp.1-24.
Yannick Vanderborght and Toru Yamamori (eds.). Basic Income in Japan: Prospects for a Radical Idea in a Transforming Welfare State. New York: Palgrave Macmillan, 2014.
レン・ドイヨル, イアン・ゴフ(馬嶋裕・山森亮監訳).『必要の理論』勁草書房, 2014.
2012
山森亮編著『労働と生存権』大月書店
Toru Yamamori "Japan: Political Change after the Economic Crisis Introduces Universalist Benefit" in Richard K. Caputo (ed.) Basic Income Guarantee and Politics: International Experiences and Perspectives on the Viability of Income
Guarantee, Palgrave Macmillan (ch.12, pp.203-216). 2012
「雇用の希少性と人間の尊厳:ロナルド・ドーアとベーシック・インカム」、橘木俊詔・同志社大学ライフリスク研究センター編『社会保障改革への提言:いま、日本に何が求められているのか』,(ミネルヴァ書房,2012 年, pp.45-64.)
2011
「『生きていることは労働だ』:運動の中のベーシックインカムと『青い芝』」中川清・埋橋孝文編『生活保障と支援の社会政策』
(明石書店,2011 年11 月,pp.224-249.)
2010
{共著}橘木俊詔・山森亮『貧困を救うのは、社会保障改革か、ベーシックインカムか』人文書院
「働く:イギリス要求者組合運動における労働観」岡野八代編『生きる-間で育まれる生』(風行社、2010年11月刊行、第7章、pp.247-270).
「すべての個人に無条件給付する『ベーシック・インカム』という考え方」『週刊エコノミスト』2010 年6 月15 日号,pp.82-84
「生活権の奪還のために:ベーシック・インカムはパンドラの函か?」『部落解放』2010 年12 月号, pp.30-37
「東日本大震災と所得保障の必要性:ベーシックインカム要求が提起するもの」『大原社会問題研究所雑誌』no.634,2011 年8 月, pp.29-44.
Toru Yamamori, ”Controveses autour du revenue d ’ existence au Japon ” , Informations Sociales, no.168
2009
『ベーシック・インカム入門:無条件給付の基本所得を考える』,光文社新書.
Toru Yamamori “Una Sola Moltitudine”, Ed Emery (ed.) Immaterial Labour, Forthcoming.
2008
「社会政策における公正」『社会政策』創刊号,ミネルヴァ書房
2007
【書評論文】「租税原理神話を超えて:マーフィー&ネーゲル『税と正義』におけるベーシック・インカムの提言」『思想』no.1002(10月号), 岩波書店.
2006
{共著} Toru Yamamori & Soichiro Tanaka “Recognition and Basic Income in the case of Japan”, Mansfred Fuellsack (eds.) Globale soziale Sicherheit:Grundeinkommen-weltweit?, Avinus-Verlag, Berlin. 2006,pp.159-168.
{共著堅田香緒里・山森亮「分類の拒否:『自立支援ではなくベーシックインカムを』」『現代思想』2006年12月号, 青土社.
【翻訳】{共訳}三島亜紀子・山岸倫子・山森亮・横須賀俊司『障害の政治:イギリス障害学の原点』(Michel Oliver著)明石書店,2006年6月.
「A.セン vs. P.タウンゼント論争再訪 ~経済学 vs. 社会学?~」藤村正之編著『福祉化と成熟社会』ミネルヴァ書房.(2002年4月脱稿、近刊)
2005
{共著}神島裕子・山森亮「社会政策/倫理の境界を問い直す:世界税と基本所得」
川本隆史編『応用倫理学講義:経済』岩波書店,pp166-187.
【翻訳】崔載弦・山森亮訳「人間開発パラダイム:センのケイパビリティ論を操作化する」(Sakiko Fukuda-parr著), 法政大学比較経済研究所・原伸子編『市場とジェンダー:理論・実証・文化』法政大学出版局,pp.181-202.
2004
「基本所得と福祉国家:Philippe Van Parijsの自由論を中心に」『経済セミナー』no.597, 10月号,日本評論社
「脱商品化と脱家族化の政治経済学」『季刊経済理論』第2号,経済理論学会,2004年7月
{共著}神島裕子・山森亮「福祉:他者の必要を把握するとはどういうことか」 有賀誠・伊藤恭彦・松井暁編『現代規範理論入門――ポスト・リベラリズムの新展開』ナカニシヤ出版.2004年5月
「センとジェンダー」絵所秀紀・山崎幸治編『アマルティア・センの世界:経済学と開発研究の架橋』晃洋書房.2004年5月
「連帯・排除・政策構想:基本所得を巡って」斉藤純一編『福祉国家/社会的連帯の理由』ミネルヴァ書房(第7章,pp.219-240),2004年4月.
【書評】「塩野谷祐一『経済と倫理:福祉国家の哲学』」『社会政策研究』第4号,pp.288-292,2004年2月,東信堂.
【教科書】「福祉国家と福祉社会」藤崎宏子・石原邦男編『新版・社会福祉学習双書2004第10巻:社会学』全国社会福祉協議会.
2003
”Constructive Universalism : Sen and Sensitivity to Difference”, Ethique Economique, vol.1, p.1-15. 2003, Universite de Versailles
「基本所得:多なる者たちの第二の要求によせて」『現代思想』vol.31-2, p.130-147, 2003年2月,青土社.
【教科書】「貧困把握の具体的方法」岩田正美・岡部卓・清水浩一編『貧困問題とソーシャルワーク』有斐閣.(2003年8月)
2002
「市場・脱商品化・基本所得:福祉国家論の規範的含意」武川正吾他編『福祉国家の変貌:グローバル化と分権化のなかで』東信堂(第4章, p.53-71), 2002年10月.
「合理的経済『男』」を超えて フェミニスト経済学とアマルティア・セン」久場嬉子編『経済学とジェンダー』明石書店(第3章,p.75-95),2002年3月
2001
「必要と公共圏」『思想』no.925, p.49-63, 2001年6月,岩波書店.
2000
”Redistribution and Recognition : Normative Theories and Political Economy of Welfare States”, in Yuichi Shionoya and Kiichiro Yagi (eds.), Competition, Trust and Cooperation --Comparative Study--, Springer Verlag (chapter 12, pp.227-243), October, 2000.
「福祉理論 アマルティア・センの必要概念を中心に」有賀誠・伊藤恭彦・松井暁編『ポスト・リベラリズム 社会的規範理論への招待』ナカニシヤ出版(第9章,p.163-179頁),2000年3月.
「貧困・社会政策・絶対性」川本・高橋編『応用倫理学の転換』ナカニシヤ出版(第5章,140~162頁),2000年3月.
1999
「福祉国家の規範理論:アファーマティブ・アクションと差異に敏感な社会政策」大山博・炭谷茂・武川正吾・平岡公一編『福祉国家への視座 揺らぎから再構築へ』ミネルヴァ書房(第5章, p.99-118), 1999年12月
「再分配と承認」『進化経済学論集』第3集, p.41-50,1999年3月,進化経済学会.
1998
「福祉国家の規範理論に向けて:再分配と承認」『大原社会問題研究所雑誌』473号, p.1-17, 1998年4月, 大原社会問題研究所.
「必要と福祉 ~福祉のミクロ理論のために(1)~」『季刊家計経済研究』38号, p.56-62, 1998年4月, 家計経済研究所.
「必要と経済学 ~福祉のミクロ理論のために(2)~」『季刊家計経済研究』39号,57~62頁,1998年7月, 家計経済研究所.
1997
【書評】「岩田正美『戦後社会福祉の展開と大都市最底辺』」『経済学雑誌』97巻5・6号,p.111-114,1997年3月,大阪市立大学経済学会.
1996
【翻訳】「ASEAN諸国における中間層の形成」(Helen Hughes & Wolde kidan著)『東アジア研究』第14号,1996年11月発行、大阪経済法科大学アジア研究所。
Ⅱ:調査研究報告書・学位論文・辞典・新聞論説など (未更新)
【雑誌論説】「ベーシック・インカムの手前で・・・:二つの当事者運動によるシンポジウムに参加して」
『週刊朝日』緊急増刊『朝日ジャーナル』2009年4月
【対談】(山森亮+岡野八代+中野冬美+伊藤公雄)「ベーシック・インカムとジェンダー」
『インパクション』vol.168,2009年4月
【新聞論説】「私論・公論 ベーシック・インカム 無条件の給付求める潮流」『京都新聞』2008年6月13日
【新聞論説】「<現在>を読む ベーシック・インカムとは:無条件の生存権保障を」『毎日新聞』2007年4月30日東京本社版
【対談】(山森亮+萱野稔人+酒井隆史+渋谷望+白石嘉治+田崎英明)「ベーシック・インカムとはなにか」
『VOL』no.2、以文社.2007.
“Cultural Justice, Basic Income and Capability Approach”、『分配的正義の経済理論・政治思想・政策』(科学研究費報告書、2005年)
【学位論文】『アマルティア・セン/規範理論/政治経済学』京都大学大学院経済学研究科博士論文,(2001年1月学位取得)
【学位論文】『ニード・剥奪・潜在能力』大阪市立大学大学院経済学研究科修士論文()
「ニーズ概念のジェンダー化と家計 ~家計におけるco-operative conflictの理論と実際~」家計経済研究所’97年度研究助成・研究報告書(『季刊家計経済研究』40号に要旨掲載).
【辞典項目】「自由」「アマルティア・セン」「ケイパビリティー」秋元美世・大島巌・芝野松次郎・藤村正之・森本佳樹・山縣文治編『現代社会福祉辞典』有斐閣,2003年.
【事典項目】:「承認」「必要」「ガルブレイス」「均一拠出・均一給付」「人頭税」「タウンゼント」「日本赤十字社」「ネッテル」「パールマン」「フリードマン」「ボールディング」「ユネスコ」庄司洋子・木下康仁・武川正吾・藤村正之編『福祉社会事典』,1999年.
Ⅴ:学会報告(国際会議を含む. 部会報告などは除く.)(未更新)
① '98/6/6社会政策学会96回大会(日本大学経済学部)(自由論題)「福祉国家の規範理論とジェンダー」
② '98/6/7同上, 共通論題『日雇労働者・ホームレスと現代日本』コメント「社会保障の視点から」.
③ '98/6/14関東社会学会(日本大学文理学部)シンポジウム『正義・市民権・公共性~福祉国家の行方~』第一報告「正義と福祉国家」
④ '98/10/18 日本社会福祉学会第46回全国大会(明治学院大学)制度・政策分科会(自由論題)「必要の多様化と貧困理論」
⑤ '99/3/12 The Seventh Annual Conference on Economic Ethics and Philosophy 1999(@Kansai Seminar House, Kyoto, Japan) "Redistribution and Recognition : Normative Theories and Political Economy of Welfare States"
⑥ '99/3/26 進化経済学会第3回大会(大阪市立大学)福祉と規範理論セッション(自由論題)「再分配と承認:福祉国家の政治経済学と規範理論」
⑦ ‘01/5/26 社会政策学会第102回大会(中央大学) 福祉国家と福祉社会分科会「反グローバリズム・反市場原理主義と福祉国家」
⑧ ’02/8/30 The ESPRN ANNUAL CONFERENCE 2002 "SOCIAL VALUES, SOCIAL POLICIES :Normative foundations of changing social policies " , at Tilburg University, Tilburg, the Netherlands
"Redistribution and Recognition : Normative Theories and Political Economy of the Welfare State."
⑨ ’02/10/19経済理論学会(岐阜経済大学)「アマルティア・センとフェミニスト経済学」
⑩ '03/09/08 3rd Conference on the Capability Approach: From Sustainable Development to Sustainable Freedom, at University of Pavia, Italy.
“Constructive Universalism: Sen and Sensitivity to Difference”
*11 4th. International Conference on the Capability Approach, 4-7, September 2004, Pavia.
“Cultural Justice, Basic Income and Capability Approach”
*12 the BIEN 10th Congress, 19-20 September 2004, Barcelona.
“Basic Income and Capability Approach: On Recognition and Deconstruction for Difference”
*13 05/6/23 Capabilities and Identity Conference, Cambridge
“Non-Essentialist Approach to Identity: Sen and Post-colonial / Cultural Studies”
*14 21 November 2005
Cambridge Critical Realism Workshop
“Critical Realist Approach on Identity?: If social constructionism is wrong, then what is the alternative?”
*15 30 November 2005
Intellectuals and the Nation-State conference
University College Dublin
“Can Liberalism Go Beyond the Nation-State?: Amartya Sen on Identity”
*16 30 April 2006
IMMATERIAL LABOUR, MULTITUDES AND NEW SOCIAL SUBJECTS: CLASS COMPOSITION IN COGNITIVE CAPITALISM
the Keynes Hall, King's College, University of Cambridge
“Una Sola Moltitudine: Autonomous claimants’ struggles for the second programme of Multitude in Italy, the UK and Japan”
*17 15 June 2006
CRONEM conference 2006, Multicultural Britain: From Anti-Racism to Identity Politics to .?
Centre for Research on Nationalism, Ethnicity and Multiculturalism,
Roehampton University, London
“Multiculturalism without Essence and Borders : Stuart Hall, Homi Bhabha and Amartya Sen”
*18 26 June, 2006
The Cultural Analysis Summer Academy “Constructing Social Change”
Amsterdam
“Guaranteed Basic Income: Need or Desire? Utopia or Reactionary?”
*19 1 September, 2006
2006 International Conference of the Human Development and Capability Association,
Groningen.
“Universalism without Essentialism: Amartya Sen and Postcolonialism”
*20 3 October 2006
Philosophy Research Seminar, Department of Philosophy, the university of Hull
“Universalism without Essentialism: Amartya Sen and Postcolonialism”
*21 28 April 2007
Workshop on Guaranteed Basic Income, St. John’s college, Cambridge.
“Autonomous version and Libertarian version of GBI”
*22 2007年9月16日
障害学会第4回大会(立命館大学) シンポジウム「障害と分配的正義――ベーシックインカムは答になるか?」
「運動のなかのベーシック・インカムと『青い芝』」
http://www.arsvi.com/2000/0709yt.htm
*23 2008年4月19日
日本フェミニスト経済学会第4回大会 共通論題「ベーシックインカムへのフェミニスト的接近:
ペイエクイティ、生活賃金、家事労働」座長
及び報告(「家事労働に賃金を」:ベーシックインカム要求運動とジェンダー)
*24 2008年6月12日