「新常態」の中国と改革の意味―「100年目標」へ避けられぬ構造転換
中国経済の現状と将来のリスク―2020年までは安定成長を維持
中央と地方の関係見直す税財政改革―財源調達を多様化、基礎年金の確立も
段階的に進む金融システムの改革―資本の完全自由化には慎重姿勢も
国有企業改革、市場経済化の焦点に―微妙に揺れる政府の姿勢、進展に時間
人口問題、少子高齢化への挑戦―カギ握る戸籍・定年制度改革の成否
2017年党大会と習近平政治の今後―独自色打ち出し、闘争を乗り切る
中国の外交、積極展開で影響力拡大―「一帯一路」で広域協力圏を構築
環境問題と向き合う中国―関連産業の育成で巨大市場が出現
世界の中の「日中関係」―2020年に向け信頼築き「王道」を
中国ビジネスの将来像―成熟化、高度化の波を捉えよう
NIHU現代中国早稲田大学拠点WICCS研究シリーズ7
『現代中国農家の人口と労働−農家調査のミクロデータに基づいて』早稲田大学現代中国研究所、2012年。
目次
まえがき
第1章 本書の問題意識,課題と方法
第2章 農業センサスにみる農家の人口と労働利用
第3章 農家の人口構造
第4章 農家の教育
第5章 農家労働の利用状況
付録1 農家の人口および労働利用調査
付録2 1990年代以降の日本における中国農家調査
参考文献
『中国農民工の調査研究―上海市・珠江デルタにおける農民工の就業・賃金・暮らし』晃洋書房、2010年。
書評掲載誌
『日本労働研究雑誌』No.611(2011年6月)/『人口問題研究』第67巻第2号(2011年6月)/『農業問題研究』第43巻第2号(2012年1月)/『農業経済研究』第83巻第4号(2012年3月)/『中国研究月報』第66巻第5号(2012年5月)/『現代中国研究』第32号(2013年3月)
目次
本書の問題意識、課題と方法
第1部 上海市就業調査に基づく分析(上海市における総人口の長期推移と構造変化
上海市の外来人口と農民工
都市労働市場における転職とそのメカニズム
人的資本、制度と賃金格差
都市労働市場の構造転換 ほか)
第2部 珠江デルタ就業調査に基づく分析(珠江デルタの農民工およびその就業状況
農民工の就業と権利保障
農民工の暮らしとネットワーク
帰郷と都市定住の間をさまよう農民工の選択
珠江デルタにおける中小企業の雇用と賃金―某外資系企業の事例分析を中心に)