Introducing Law and Society

法社会学とは何か

法社会学は、法と社会に係るさまざまな現象を扱う研究分野です。法社会学では、多種多様の方法論を用いて様々な問題を研究します。したがって広義の法社会学には、法と社会の問題を社会学の観点から分析するという狭義の法社会学だけでなく、法と経済学、法人類学、法言語学、法心理学なども含まれます。このため広義の法社会学のことを、狭義の法社会学と区別するために、法と社会科学、あるいはStudy of Law and Societyという呼び方をする場合もあります。

法心理学の紹介

法心理学は、法と社会に係る人間の行動や、司法実務に関係する問題を、心理的学の観点から分析する研究領域です。ただし心理学といっても、臨床心理学、発達心理学、学習心理学、認知心理学、社会心理学等々と幅広い研究領域があり、それぞれによって取り上げる研究対象や方法論が異なります。

法心理学の研究対象は大きく分けて、(1)裁判にかかわる問題を扱う研究と、(2)社会における法の問題全般を扱うもの、の2つがあります。ただしこの2つの領域は完全に独立したものではなく、密接な関係にあります。

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