損失最小化制御による高効率駆動
モータを駆動する際には、電流によって発生する銅損、摩擦などによる機械損、さらにパワーエレクトロニクス回路に起因するインバータ損など、さまざまなエネルギー損失が生じます。これらの損失は運転速度やトルク条件によって変化するため、単純に一定速度で運転するだけでは効率的とは限りません。
そこで本研究では、モータの損失マップを活用し、駆動開始から停止までの“全体の駆動時間”を通して総エネルギー損失が最小となるような速度軌道を設計します。速度軌道の最適化には、理論的に最適解を導く変分法と、遺伝的アルゴリズムを主に用いています。
さらに、MATLAB/Simulinkによるシミュレーションによる解析だけでなく、実機(同期電動機・誘導電動機)を用いた検証を行うことで、理論の有効性を多角的に評価しています。