新ごみ処理措システム/震災ごみ処理にも貢献
世界初の水蒸気ごみ処理システム-精華町でのごみ処理の取り組み
2010年3月には「加熱水蒸気式ごみ処理システム」の実証実験に成功した。
同システムは800度の加熱水蒸気でごみを熱分解して炭化処理。その時に発生した加熱ガスでごみ収集電気自動車などの可動エネルギーとして使う試み。今後は大量処理の実証実験を行い、ごみ問題に悩む自治体で実用化を目指す。システムの実証実験では、ごみ45キロを加熱水蒸気で1時間半処理し、ガス発電装置で毎時3キロワットを発電し、半時間でごみ収集電気自動車の完全充電に成功した。約30キロ走行する。実証実験では、CO2の」発生も20分の1に抑えることができた。ごみ処理費も20%安くなる見込みである。実験では、精華町の45世帯にっ協力してもらい、生ごみなどの可燃ごみ45キロを利用。炭化物は吸湿㈶などに利用される。京都府は24年度にも実用化を目指したいとしている。
被災地ごみ装置を使って復興にも貢献
関西文化学術研究都市のけいはんな環境・エネルギ―研究会が2011年6月開催。研究会は環境やエネルギ―の課題解決に向けたプロジェクトの創出を目指し、自治体、企業、大学など約40名が出席。「東日本大震災後の情勢変化を踏まえた地域づくりと産業の創出」とし、具体的な取り組みを検討。2009年から取り組んでいる新ごみ処理システムが、ビジネス展開する「けいはんなイー・パワー」を設立。関西広域連合や関西経済連合を通じて、被災した各県に導入を提案する。
※ 参考文献 下記新聞記事