IPEの果樹園2017
今週のReview
4/3-8
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北朝鮮の核危機 ・・・ポンド価値の下落 ・・・EU誕生60周年 ・・・メイ首相による50条の適用申請 ・・・社会保障の共和党案 ・・・中国の外交と経済 ・・・海外援助と外交の削減 ・・・ロシア国家とデモ ・・・貿易・通貨体制 ・・・トヨタと東芝 ・・・アフガニスタンの戦争
[長いReview]
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主要な出典 Bloomberg, FP: Foreign Policy, FT: Financial Times,
The Guardian, NYT: New York Times, Project Syndicate,
SPIEGEL, VOX: VoxEU.org, そして、The Economist (London)
[これは英文コラムの紹介です.私の関心に従って,いくつか要点を紹介しています.関心を持った方は正しい内容を必ず自分で確かめてください.著者と掲載機関の著作権に従います.]
● 北朝鮮の核危機
YaleGlobal, Thursday, March 23, 2017
North Korean Threat Tests Strength
of US-Chinese Relations
Börje
Ljunggren
3月18日、アメリカのティラーソン国務長官が北京を訪問しているとき、北朝鮮は大陸間弾道ミサイルのエンジン噴射実験を行った。2016年に事実上の核兵器保有国となってから、短期間で、2度の核実験と、21回のミサイル発射実験を行い、今年だけでも少なくとも6回のさらに高度なミサイル発射実験を行った。
数年以内に、北朝鮮国境から55キロしか離れていないソウルでだけでなく、東京や在日米軍基地、そして、グアムやアメリカ西海岸も核ミサイルで攻撃できると予想される。
トランプは、それは起きない、とTweetした。ティラーソンは「戦略的な忍耐が終わった」、軍事行動も選択肢だ、と述べた。中国とアメリカは両国関係の歴史的な瞬間を迎える、とも。
これは、国際社会が、貧しい、孤立した、破たん国家である北朝鮮を封じ込めることに失敗し、非常に深刻な安全保障のジレンマに至ったことを示す。東アジアは近年でも極めて差し迫った課題に直面しているが、既存の諸大国にはその解決策がない。交渉によって取引するしかない。
北朝鮮の核開発は20年以上も前から国際問題であった。大規模飢饉に苦しみ、生存のための支援を得ていたソ連が崩壊した後、西側は野心的な計画KEDO(the Korean Peninsula Energy Development
Organization)を1995年に開始した。アメリカ、韓国、日本が、北朝鮮に軽水炉型の原発を建設し、北朝鮮は、核兵器も関係していると疑われた、Yongbyonの研究所における核開発を停止することに合意した。しかし、北朝鮮は合意したステップを実行せず、この計画は失敗に終わった。
クリントン政権は、その最後の年に、金正日との2国間交渉を行った。オルブライトMadeleine Albright国務長官が歴史的なピョンヤン訪問を行い、ビル・クリントンもピョンヤンに飛んで、条約に署名する準備をした。しかし、キムは合意を遅らせ、その機会を失った。次に大統領となったのは、アル・ゴアではなく、ジョージ・W・ブッシュであり、彼は北朝鮮を、イラン、イラクとともに、悪の枢軸と呼んだ。
こうしたことが、朝鮮半島の全面的な相互対話、金大中大統領が示した「太陽政策」の時代に並行して起きた。金大中は2000年にノーベル平和賞を受賞し、ピョンヤン訪問も行った。欧州閣僚会議議長でスウェーデン首相のGöran Persson、EUの外交・安全保障高等代表Javier Solana、欧州委員会委員のChris Pattenがトロイカとして金正日と5時間にわたって会談した。しかし、2002年後半に北朝鮮の核開発継続が判明し、期待は失われた。
2003年には、中国が呼びかけて、日本、北朝鮮、韓国、ロシア、アメリカの参加する6か国協議が始まった。一定の成果はあったが、長続きしなかった。そして2006年、北朝鮮が最初の核爆発実験を行い、2009年から交渉は行われていない。
北京とワシントンは互いを非難し合った。北京はワシントンが北朝鮮との真剣な対話を拒んだ、と非難し、ワシントンは北京が北朝鮮の生命線を握るにもかかわらず影響力を行使しない、と非難した。しかし、中国の影響力はそれほど強くないし、不信感が高まっている。中国は、北朝鮮のミサイル実験やトランプ政権に頭を冷やすように求めている。そして、北朝鮮からの石炭輸入を禁止するシグナルを送った。
アメリカは韓国にTHAADの配備を決めた。米中と北朝鮮の3か国協議が、6か国協議に代わる選択肢だろう。フロリダにおける米中会談が重要だ。北京を訪問したティラーソン国務長官は、中国の台詞をすっかり真似て、声明を発表した。
軍事的な選択肢はあり得ないのであり、東アジアの平和を築く重大な取引の時期は迫っている。
Project Syndicate MAR 24, 2017
The Coming Ban on Nuclear Weapons
ZIA
MIAN
China Daily 2017-03-24
Proposal for new type of power
relations still a win-win proposition
By
Chen Weihua
NYT MARCH 29, 2017
How to Make a Deal With North Korea
By JOHN DELURY
韓国は米朝会談に影響することはできない。しかし、北朝鮮政策は行き詰まっている。金正恩の経済的な野心は本物だ。アメリカは、韓国の新しい大統領が率先して朝鮮半島の和解を模索すれば、それを利用するだろう。
● ロンドン・テロ
FT March 24, 2017
A level-headed response to the
attack on London
The Guardian, Friday 24 March 2017
With all we know about terror, how
can we risk Northern Ireland’s peace?
Jonathan
Freedland
SPIEGEL ONLINE 03/24/2017
A Wounded Metropolis
London in the Age of Terror and
Brexit
By
Christoph Scheuermann
ロンドンの魅力、不満、高物価、移民、テロ。Brexitにもかかわらず、優れた、そして、不安に満ちた世界都市だ。
● ポンド価値の下落
FT March 24, 2017
There is more than one explanation
for the fall in sterling
Martin
Wolf
イギリス首相、テリーザ・メイは、来週、EUに文書で50条による離脱交渉を開始するように求めるだろう。Brexitは、交渉が終わるまで起きない。しかし、それは6月の国民投票の結果が経済に影響しないことを意味するものではない。イングランド銀行のBen
Broadbent副総裁は、EU離脱を決めた投票が、ポンドの為替レートを大きく減価させた、と述べた。それは輸入財の価格を上昇させて家計の実質所得を減らし、また、他方で、輸出部門にブームをもたらした、と。
離脱派が勝利して、ポンドの価値が大きく低下した。今週の水曜日までに、貿易の比重で調整した実質為替レートは、6月23日より、13%低下している。
この関係について、Broadbentは2つの結びつきを考える。「Brexitは、国内需要を減少させるか、あるいは、輸出のコストを増やすと予想される。」
実質為替レートは、非貿易財・サービスと貿易財・サービスとの相対的な価格である。国内支出が増えるとき、非貿易財・サービスに比べて、貿易財・サービスのグローバルな需要への影響は小さい。そこで非貿易財・サービスの価格が上昇する。それは実質為替レートの上昇を意味する。もしBrexitが支出を減らすなら、実質為替レートは低下する。
これは問題ないかもしれない。国民投票前の実質為替レートは高すぎたかもしれない。大幅な経常収支赤字と、潜在的生産力の上限で経済は動いていた。資金供給が過剰で、持続不可能な支出を続けていた、と考えるからだ。
将来のリターンに関して不確実さが高まり、国民投票は直ちに為替レートを下落させた。生産の構造が調整されるだろう。生産に比べて支出は減少し、清算の構造は貿易財にシフトする。人々は貧しくなるが、それは当然、そうなるはずだったことだ。
別の説明もできる。Brexitが貿易財の供給にダメージを与える、ということだ。たとえば、われわれは近隣諸国と生産における分業を行っているが、Brexitでその機会が減少する。非貿易財に比べ、貿易財の方が生産性上昇は早い。豊かになるほど、非貿易財の相対価格は高く、すなわち、実質為替レートは上昇する。Brexitが貿易財の供給における生産性を低下させるなら、実質為替レートは低下するだろう。
わたしは、2つの説明はどちらも正しいと思う。実質為替レートに対する盈虚が、長期的に、どのように経済構造を変えるのか、もわからない。
FT March 25, 2017
The dollar falters as Congress tests
Trump
NYT MARCH 25, 2017
The New Currency Champ Lives South
of the Border
Jeff
Sommer
● EU誕生60周年
Project Syndicate MAR 24, 2017
Fighting for Life at 60
PHILIPPE
LEGRAIN
EUが直面するポピュリストの脅威がどれほど深刻化、正しく理解するべきだ。極右の国民戦線を率いるル・ペンが当選すれば、EUに致命的な衝撃となるだろう。Brexitの前に、それが起きるとは予想されていなかったことを思い出すべきだ。ハンガリー、ポーランド、スロヴァキアでもすでに政府が権威主義的なナショナリストの政権となっていることは、EU内部から穴を開けつつある。イギリスやアメリカの政権が及ぼす破壊的な影響も重要だ。
ポピュリストの脅威を退け、EUが繁栄するためには、重要な諸問題を解決する積極的で有効な策を示すことだ。その主要な領域は経済である。多くのヨーロッパ市民は、長期の停滞と生活水準の悪化、子供たちの将来に対する不満と不安を強めている。ポピュリストはEUの庶民への無関心、ユーロ圏の政策、テロに対する無能さを移民・難民と結びつけて攻撃する。
もっと積極的な政治的オルターナティブが必要だ。社会全体のために働くフレッシュな政治指導者、ダイナミックで、公平で、安全な社会を実現する根本的な改革の提案、開放性、寛容さ、多様さを支持して、どのような社会的背景の人もポジティブに共有できるアイデンティティ、そのような政治運動がオランダでも、フランスでも、成功している。
FT March 25, 2017
The EU at 60 has much to celebrate —
and to do
FT March 28, 2017
Investors have overlooked Europe’s
brightening prospects
Philipp
Hildebrand
Project Syndicate MAR 28, 2017
A Dramatic Comeback for Europe
ANATOLE
KALETSKY
FT March 29, 2017
Brexit will force Europe to look to
its own future
Alexander
Stubb
● メイ首相による50条の適用申請
SPIEGEL ONLINE 03/24/2017
Two Years of Uncertainty
Europe Prepares for Tough Brexit
Negotiations
By
SPIEGEL Staff
VOX 24 March 2017
When Britain turned inward
Alan
de Bromhead, Alan Fernihough, Markus Lampe, Kevin O'Rourke
FT March 26, 2017
The negotiator: Brexit talks to be
Theresa May’s toughest test
George
Parker and Alex Barker
FT March 27, 2017
Brexit reinforces Britain’s imperial
amnesia
Gideon
Rachman
Brexitを支持した発想は、イギリスの艇庫奥に関する無知にある。イギリス人は、第2次世界大戦でナチス・ドイツに勝利したことは詳しく習うが、インドの帝国で行ったことや、その帝国を失ったことに関しては知らない。1939年にヨーロッパで起きたことより、1839年に、第1次アヘン戦争で起こしたことを知る方が、重要であろう。イギリスが植民地化し、戦争によって蹂躙した諸国が、新興国家として世界の市場や秩序を動かすようになったのだ。たとえイギリス人は忘れても、彼らは忘れていない。
Project Syndicate MAR 27, 2017
Britain’s Messy Divorce
CHRIS
PATTEN
FT March 28, 2017
Brexit is an opportunity to make a
federal United Kingdom
Gordon
Brown
Brexitは、イギリスの権力がますますロンドンに集中するか、あるいは、分権化と、より分散した連邦化の機会を増やすだろう。メイの演説は、スコットランド、ウェールズ、ロンドンへ、権力の分散を拒んだものだ。
しかし、戦後の経済政策は、ロンドンで決まり、イギリス議会に支配された。それが、イングランドの北部と中部で、ウェールズや北アイルランドで、1人当たりの所得水準が、アメリカの最も貧しい州であるミシシッピやウェスト・ヴァージニアよりも、低い理由の1つである。それは旧東ドイツの貧しい地域と同じである。
憲法を定めるべきだ。憲法は、政府の構造を決めるだけでなく、社会的な分断を克服する方法について合意するものだから。
FT March 28, 2017
Brexiters must lose if Brexit is to
succeed
Martin
Wolf
たとえ離脱交渉がうまく行っても、離脱はUKにとって深刻だ。経済的に、最大の市場に対する有利なアクセスを失う。政治的に、UK内部で深刻な緊張が生じる。戦略的に、UKはEU閣僚会議の席を失う。イギリスは貧しくなり、分裂し、影響力を失うのだ。
Brexit派はそれを否定するが、彼らは間違っている。
NYT MARCH 28, 2017
Why Brexit Is Best for Britain: The
Left-Wing Case
By ALAN JOHNSON
The Guardian, Wednesday 29 March
2017
Theresa May has signed, sealed and
delivered article 50. Our writers respond
Aditya
Chakrabortty, Polly Toynbee, Giles Fraser and Gaby Hinsliff
The Guardian, Wednesday 29 March
2017
How does the triggering of article
50 look from Europe?
Yanis
Varoufakis, Rachida Dati, Sylvie Goulard, Raül Romeva, Derk Jan Eppink
The Guardian, Wednesday 29 March
2017
May cannot now preach to Scotland
about self-determination
Nicola
Sturgeon
The Guardian, Wednesday 29 March
2017
The Guardian view on leaving Europe:
ending a marriage of inconvenience
Editorial
FT March 29, 2017
An island nation chooses
non-splendid isolation
Josef
Joffe
FT March 29, 2017
Fog in Channel, Britain cut off
Frans
Timmermans
SPIEGEL ONLINE 03/29/2017
Brexit Consequences
Things to Do Before the UK Is Out
By
David Böcking
Project Syndicate MAR 29, 2017
From Great Britain to Little
England?
MICHAEL
O’SULLIVAN and DAVID SKILLING
VOX 29 March 2017
New CEPR Policy Insight |
Post-Brexit trade and development policy
Richard
Baldwin, Paul Collier, Anthony Venables
NYT MARCH 29, 2017
U.K. Initiates ‘Brexit’ and Wades
Into a Thorny Thicket
By
STEPHEN CASTLE
NYT MARCH 29, 2017
Pillars of the West Shaken by
‘Brexit,’ but They’re Not Crumbling Yet
By
STEVEN ERLANGER
The Guardian, Thursday 30 March 2017
Brexit is a tragedy, but there’s
much we can do before the final act
Timothy
Garton Ash
今秋、5幕物のドラマBrexitの第3幕が開幕した。この劇は少なくとも5年、おそらくは10年続き、第5幕だけが、これは悲劇なのか、笑劇なのか、あるいは、まさにイギリス的な苦難を耐え続ける物語であるかがわかる。われわれのように、自分をヨーロッパ人だと思うイギリスに住む多くの人々は、芝居が終わったかのように、今、諦めてはならない。それは終わっていないし、われわれよるは単なる観衆ではない。われわれはこの芝居の俳優であり、その主な役目は仲間の俳優を説得することである。
第1幕は国民投票、第2幕は50条による離脱交渉を始めるまで、第3幕は、リスボン条約に従い、2019年春に結論を出さねばならない、2年の交渉である。明らかにそれは重要な瞬間だが、ドラマの終わりではない。
テリーザ・メイは、欧州理事会議長のタスクDonald Tuskに宛てた手紙で、「かつてない広い範囲で、野心的な」自由貿易協定を、EUとイギリスは結びたい、と述べた。しかし、それは達成できそうにない。わずか2年で、しかも、EU側の27か国が自国の交渉を優先して進めると言うのだから。EUの過去の交渉から観ても、これは2021年か、それ以降も続くだろう。
この予定表は、まだ不確実さを過小に示している。男性がその妻と離婚することでも十分に複雑だが、この離脱交渉は2つの複雑な同盟間で行われる。英連邦も(Brexitのせいで)、EUも(Brexitだけでなく、多くの危機で)、それぞれ生存の危機を経験しつつある。
現在のシナリオはわずか5週間で無意味になるかもしれない。5月7日にマリーヌ・ル・ペンがフランス大統領になるかもしれない。あるいは、フランスでマクロンが大統領になっても、ドイツの選挙が9月にあり、シュルツが首相となれば、ヨーロッパのコア諸国で統合の深化が進むだろう。ヨーロッパの指導者たちは、EUの生存に集中しており、イギリスを助けることには関心がない。イギリスの交渉における立場は非常に弱い。
イギリスの側では、スコットランド、アイルランド、そしてBrexitの経済的な影響がわからない。「わからないことが分かっている」重要な問題だ。第3幕においてわかってくる。それは市場心理と、イギリス人の多くが示す立場による。ここに、イギリス社会の他の半分が、Brexitに投票した「人民」と同じく、参加する。
市場心理は急速に変化するが、Brexitの経済効果がマイナスであっても、来年や2年後の有権者の行動は変わらないかもしれない。Brexitを推進してきたヨーロッパに懐疑的な新聞社が、その成功を称えるプロパガンダを流し続ける。
5幕物の予定はこうだ。2018年秋、議会は暫定結果に関する投票を行う。現在のところ、世論が大きく変わって、メイにもっと良い条件で交渉しろ、と、Brexitに賛成の労働党指導部や議会多数派がブリュッセルに戻すことはないだろう。まして、自由民主党が求める2度目の国民投票は行われないだろう。
しかし、私の考えが正しければ、第4幕は話が変わる。経済的な結果はさらに明白になっている。スコットランドが2度目の住民投票を行う。アイルランドでEUの境界線を引くことのむつかしさが明らかになる。何より、2020年に総選挙がある。
労働党も、自由民主党も、他の小政党も、良い指導者を得て、Brexitの最終条件について国民に支持される権限を新政府に与えるだろう。イギリスの議会制民主主義とは、いかなる政府も後続の政府を縛らないことだ。
このシナリオが起きそうだというのではない。それは可能であり、そのためにイギリスのヨーロッパ市民たちは行動するべきだ、と考える。Brexit派の国民は、メトロポリタンのリベラル派に説得されるつもりなどない。しかし、ポピュリズムの共鳴板を超えて、事実とコモンセンスに訴え、彼らの心に届く方法を見出すべきだ。
「Brexitを止めろ」ではなく、新しい目標を積極的に描くことだ。われわれの戦略的な目標とは、われわれの統合されていない王国をできるだけ維持し、大陸の事情にできるだけ深く関与すること、だから。
FT March 30, 2017
Brussels takes back control of
Brexit
Philip Stephens
SPIEGEL ONLINE 03/30/2017
Negotiation Fantasies
Hopes and Delusions from Brexitasia
A
Commentary by Markus Becker
NYT MARCH 30, 2017
Beginning ‘Brexit’ and Bracing for
Impact
By
PETER S. GOODMAN
● 社会保障の共和党案
NYT MARCH 24, 2017
The Trump Elite. Like the Old Elite,
but Worse!
David
Brooks
課員における共和党の社会保障案は、純粋にトップ・ダウンの提案である。それは有権者の医療保険に関する要望をまとめたわけではない。有権者や支持者の利害を反映するわけではない。それはエリートたちの利益のために、エリートたちが書いた法案だ。ドナルド・トランプはワシントンの沼地を干上がらせると約束したが、これは沼地そのものだ。
第1に、共和党のエスタブリシュメントが望んだことは、オバマケアの廃棄であり、彼らがそう呼ぶ物なら何でもよかった。政治家たちは、廃棄する、という記者会見を望んだのだ。
第2に、ドナルド・トランプは勝利を必要としていた。彼のロビー活動は、法案の中身ではなかった。すべてが彼の信用を高めるため、彼のナルシシズムの産物だ。
FP MARCH 24, 2017
The Soul-Sucking, Attention-Eating
Black Hole of the Trump Presidency
BY
DAVID ROTHKOPF
NYT MARCH 24, 2017
Trump’s Triumph of Incompetence
Nicholas
Kristof
Bloomberg MARCH 26, 2017
Stop Blaming. Start Governing.
Michael
R. Bloomberg
FP MARCH 27, 2017
The Russia Scandal Has Reached the
Trump Family
BY
MAX BOOT
Bloomberg MARCH 27, 2017
Bannon's Requiem for the
Administrative State
Francis
Wilkinson
Project Syndicate MAR 30, 2017
Lessons from Trump’s Health-Care
Debacle
SIMON
JOHNSON
(後半へ続く)