IPEの果樹園2015
今週のReview
8/24-29
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日本の政治的限界 ・・・中国の経済不安 ・・・中国の限界と人民元 ・・・中東の政治的限界 ・・・新興市場の政治的限界 ・・・ユーロ圏の政治学 ・・・ヨーロッパの難民問題 ・・・イギリス労働党 ・・・トランプ
[長いReview]
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[これは英文コラムの紹介です.私の関心に従って,いくつか要点を紹介しています.関心を持った方は正しい内容を必ず自分で確かめてください.著者と掲載機関の著作権に従います.]
l 日本の政治的限界
Bloomberg
AUG 17, 2015
Japan
Exports Its Way to Irrelevance
By William Pesek
さまざまなニュースがあったが,輸出の減少はアベノミクスにとって致命的である.アベノミクスの景気刺激に及ぼす効果は,事実上,2012年以来35%の円安と輸出増加が支えてきたからだ.
しかし,中国が示すように,アジアは輸出主導の成長モデルから離脱しなければならない.さもないと,人民元切り下げは1990年代後半の通貨戦争を再現してしまう.安倍は,もっぱら大企業の輸出利益を増やすのではなく,根本的に国内雇用を増やすべきだ.
l 中国の経済不安
FT August
17, 2015
Global
battle looms between forces of reflation and recession
Jay Pelosky
世界は今、リフレーションとリセッションとの間で戦いが生じている。アメリカ、ヨーロッパ、日本の開発諸国では、リフレーションが進められてきた。他方、新興市場における急激な減速がこうしたプラスの力を圧倒し、世界不況の可能性が生じている。
その決定的な局面が、中国による人民元の切下げであった。中国は世界の消費者から競争者に変わった。
アメリカ経済が長期の回復を実現し、日本やヨーロッパがこれに続くことで、世界経済が成長するための需要を生み出すはずであった。しかし、アメリカの景気回復は弱く、中国はアジアに対してマイナスの影響をもたらし、ギリシャもヨーロッパで同様のマイナス要因である。
2010年以来、新興市場が世界経済のエンジンであったが、その背景には中国の消費があった。その意味で、中国が世界の消費者ではなく、競争者になることは深刻だ。中国の過剰生産力が国内市場の代替と輸出に向かう。
アジアでは、中国の減速、円安、ドル高が鉄の三角形をなす。また、世界的には、国際商品市場が悪化して、株式市場でも投資家の弱気が強まる。マイナスの資産効果が働くだろう。
Project
Syndicate AUG 18, 2015
China’s
Daring Depreciation
YU YONGDING
中国の目標は成長モデルの転換、市場自由化である。競争的な切下げを刺激することは中国の利益にならない。すでに世界輸出の12%を占め、様々な輸入原材料を必要とし、ドルによる資金調達を企業がしている中では、人民元切下げは好まれない。
パニックの形で人民元が安くなるとしても、それは中国の長期的目標を妨げるものである。
l 中国の限界と人民元
FT August
19, 2015
China:
Weakened foundations
Jamil Anderlini
アジア通貨危機のとき、中国は人民元の対ドル固定レートを守った。世界金融危機でも、中国は人民元を安定化して、国内需要を刺激するために大規模な融資をおこなった。
中国政府は通貨戦争の危険を知っている。しかし、それでも人民元を切り下げたのは、国内景気の落ち込みがひどく、それを回復する政策を持たないからだ。人民元の切下げで輸出を刺激することを選択した。
中国の成長を支えてきたのは、輸出の増大と都市建設に伴う公共投資であった。輸出の落ち込みは激しく、都市開発はすでに過剰な債務となって、破たんした開発地区が増えている。
FP AUGUST
20, 2015
Let China
Join the Global Monetary Elite
BY SCOTT KENNEDY
中国は人民元をSDRに加えたがっている。アメリカがそれを妨げることは、アメリカの利益にならない。
人民元がSDRの構成通貨になっても、実質的な利益はないだろう。SDRは国際準備通貨ではなく、それほど利用されていない。他方で、中国はそれによって大きなコストを強いられる。市場の自由化や脆弱性、政策介入の抑制など、市場自由化を進める中国にとって通貨危機のリスクを高めることになる。
アメリカがAIIBを阻止しようとしたように、IMFで人民元の追加に反対することはできるが、それは中国がIMFとは別の国際金融システムを模索する方針に助成するだけである。
l 中東の政治的限界
FP AUGUST
19, 2015
Making a
State by Iron and Blood
BY ROSA BROOKS
イギリスは奴隷貿易に基づいた帝国を築いた。ドイツは人類史上最大のジェノサイドを犯した。いつの日か、イスラム国家がアメリカの同盟国になることを完全に否定できるだろうか?
イスラム国家の野蛮な戦術は著しい。公開斬首刑、非武装の捕虜に対する殺戮、女性や少女の奴隷化。しかし、西洋の歴史に照らせば、イスラム国家もグローバルな正当性を得る過程にあるのかもしれない。
フランス革命にともなう殺戮、オスマントルコによるアルメニア人虐殺、ホロコーストを犯したドイツなど、アメリカは彼らを許し、同盟国として認めている。国家建設というのは、いつも血まみれのビジネスだった。斬首も、拷問も、非武装市民の虐殺も、多くの国の歴史にある。
イスラム国家やその指導者Abu Bakr al-Baghdadiを狂人とみるだけでは正しくない。おそらく彼は、野蛮さと恐怖を、計算して使っている。彼らは歴史的な教訓、すなわち、最も野蛮な犯罪集団も数十年で国際社会に受け入れられた、ということを理解している。アメリカはアフガニスタンでタリバンに対して同じように軍事攻撃を行い、その野蛮さを宣伝したが、彼らを消滅させることはできなかった。そして、今ではタリバンとアフガニスタン政府との和平交渉を支持している。
もちろん、イスラム国家の指導者たちは国際社会の正当性など求めていないかもしれない。領土的な国家の支配を確立することより、テロや非領土的な権力を求めるのかもしれない。しかし、我々はイスラム国家を破壊できないなら、彼らと交渉して取引するべきだろう。
最終的にはアメリカが勝利するとしても、数十年後もイスラム国家はなくならないと思う。
l 新興市場の政治的限界
Project
Syndicate AUG 17, 2015
The Great
Emerging-Market Bubble
BILL EMMOTT
新興市場の問題は、国際商品価格や、フラッキングによる石油価格の下落、アメリカの金利、エルニーニョ、中国の減速など、さまざまに指摘されている。しかし、答えはもっと単純で、しかも伝統的である。問題は政治なのだ。
ブラジル、インドネシア、トルコ、南アフリカ、そして中国も成長が衰えた。しかし、大企業の経営幹部やアナリストたちは、今も、新興市場の高成長に期待している。技術や経営方法を輸入し、財・サービスを輸出して、その低賃金と生産性上昇とを利用できる、と信じている。
新興市場が持続的に高い成長を示すためには、その政治制度が柔軟で、必要な成長経路の転換を柔軟に実現しなければならない。ところがブラジルは、2010年以来のインフレ抑制と不況回避を維持できず、国家資本主義への執着によって混乱している。
政治システムの基本的な機能は、競争する利害集団や権力ブロックを円滑に媒介し、より広い公益を実現させることだ。シンガポールの管理型民主主義はそれを実行したが、中国はその模倣に失敗した。民主主義化、権威主義体制か、というのは成長にとって最も重要な問いではない。柔軟性と適応力が、高成長を実現する。その決定的要因は政治制度にある。
政治こそが重要なのだ。
l ユーロ圏の政治学
The
Guardian, Monday 17 August 2015
Brutish,
nasty – and not even short: the ominous future of the eurozone
Wolfgang Streeck
ユーロ圏の難問を断ち切れる瞬間があったとしたら、それはいつか?
7月、ドイツの財務大臣Wolfgang
Schäubleが、もしギリシャをユーロ圏にとどめるなら、独仏を前衛とした「コア・ヨーロッパ」の理想が消滅する、と理解したように見えた。ギリシャ人に合わせてルールを書き換えれば、それは南方のフランス、イタリア、スペインに及び、ヨーロッパのコアを永久に分解してしまう。
他方、ギリシャでは、Yanis Varoufakisが福祉国家を解体するように求められ、ギリシャ人のプライドに相容れないでなく、ユーロ圏の提供する「連帯」があまりにも遅く、しかも少ないことを理解した。
Schäubleが提示したのは、ギリシャの自主的な離脱であった(自主的でない離脱は現在の条約に認められていない)。それはギリシャに切下げと自律的な金融政策・財政政策を許す。さらにユーロ圏内でルールを緩和する先例を作らないように、ユーロ圏離脱後のギリシャに対して緊急支援と政府債務の組み替えを認める。それによって、ギリシャをプーチンの手に委ねた、という非難をドイツが受けることも避けられるだろう。
しかし、最後は政治が決める。Varoufakisはチプラスに、Schäubleはメルケルに従った。メルケルの驚嘆すべき政治的手腕は、ギリシャ国民のNOを、その債権者集団の要求こそ「ヨーロッパ構想」へのYESと再定義してしまった。こうしてチプラスは、国民投票に反して、より厳しい融資条件に署名することを許容したのだ。ユーロ圏の経済的破滅を恐れる声、また秘密裏のブラッセルからの支援約束などを受けて、チプラスは自党を割って、旧来の支配政党指導者たちSamaras and Papandreouとともに、融資を受け入れる決断をした。
メルケルはSchäubleの離脱案を交渉手段として利用し、チプラスの服従とVaroufakisの排除を達成した。3年の融資期間は、メルケルが次の選挙を終え、フランスとの対立を避けるものだ。融資が決して返済されないことは、ドイツ国民に伏せたままだ。EU諸国とギリシャ債務を分担したことで、債務のリストラクチャリングを避けるドイツの立場は多くの国に支持されている。何より重要なことは、ギリシャをユーロ圏内にとどめたことで、彼女の政治基盤であるドイツ輸出産業の支持を得たことだ。労働組合も、社会民主党も、アメリカも、彼女に感謝するだろう。
しかし、これで危機が終わる保証はない。ユーロ圏の根本問題は、その制度設計にあるからだ。競争力の弱い国から調整のための切下げ策を奪いながら、彼らの主権は認めている。融資条件は監視されるが、改革の実行は遅れ、融資の配分は止まり、危機を繰り返す。ギリシャ人が求めるのは、平均以上の成長であるが、緊縮と改革を進めたスペインの成長では、ネオリベラルのエコノミストが称賛するとしても、政治的な支持されない。
ヨーロッパは、いわゆるマーシャル・プランを提供しそうにない。ユーロ圏の内部で地域的な成長率の格差が大きいにもかかわらず、後進地域への支援は不足している。それは、イタリアの南部、ドイツの旧東ドイツに、GDPの約4%が提供されたが、格差を維持するだけだった。西ドイツの制度に移管された東ドイツでさえ、今なお一人当たりGDPに20%の差がある。
将来、ギリシャが東ドイツのような大幅な改革を実行することはない。通貨主権を取り戻すこともない。政治・財政統合を進めて脱国家化することもない。逆に、各国の他国に対する防衛は強まっている。共通通貨に続く、「改革」と「連帯」の綱引きは果てしない。
南の諸国はヨーロッパ統合に従うことで得られる補償はあまりに少ないと感じ、北の諸国は南に対する財政負担は大きすぎ、その管理は効果がないと感じている。
l ヨーロッパの難民問題
The
Guardian, Monday 17 August 2015
The
exploitation of migrants has become our way of life
Felicity Lawrence
保守党だけでなく、労働党も、グローバリゼーションの移民がもたらす利益と現実のコストを理解していない。東欧や南欧、中東、アフリカからの移民・難民が増えて、労働者の権利や生活条件は脅かされている。
保守党や労働党が考えるような労働市場や最低賃金は機能していないし、国境警備や警察犬、強制送還だけで問題を解決できない。労働党は1970年代のグローバリゼーション支持論を今も掲げている。
SPIEGEL
ONLINE 08/18/2015
Welcome to
Germany
Locals
Step In to Help Refugees in Need
難民をめぐる新しい住民運動が、医療から治安まで、行政の不足した部分を補っている。
地中海で死亡する難民の数を集計していた職員たちが、それにとどまらず救援組織を立ち上げた。彼らは救援のための電話を設け、地中海で生死のはざまを漂う難民たちから電話を受ける。
大学は共同食堂を難民たちに開放して、難民自身による料理の会を学生ボランティアが組織する。その調理法は難民たちの紹介とともに本として出版された。
ドイツの都市にできた難民キャンプにはネオナチの襲撃がある。ボランティアはキャンプの治安を高めるために住み込んでいる。
l イギリス労働党
Project
Syndicate AUG 19, 2015
Taking
Corbynomics Seriously
ROBERT SKIDELSKY
イギリス労働党の次期党首になる見込みが高いJeremy Corbynは、財政緊縮策に反対する「左派」として非難されている。
緊縮策に代えて、彼は基本的に2つのアイデアを出した。1つは、投資銀行の設立。もう1つは、「人民の量的緩和」、である。
最初のアイデアは、伝統的なものであり、ノルウェーでも、EUでも、投資銀行を持っている。政府が資金調達して、公共投資を行う。「人民の量的緩和」は、現在、行われている量的緩和が中央銀行による政府債券の購入、その資金供給による民間支出の詩劇であるのに対して、この政策では中央銀行が住宅建設組合や地方議会、地域投資銀行に、直接、資金を与える。バブルを助長せず、直接、インフラ投資を刺激するものだ。
Corbynは、財政再建ではなく、国家の役割や財政支出の最適化に関心を移した。
l トランプ
Bloomberg
AUG 19, 2015
Two
Arguments for Direct Democracy: Trump and Corbyn
By Leonid Bershidsky
政治舞台における2人Donald Trump
and Jeremy Corbynの登場は、大西洋の両側で民主主義と指導者のあり方に疑問を生じている。よりスイスに近い、直接民主主義が必要かもしれない。
2人が示す共通の問題とは、1.複雑な世界に単純な答えを求める。2.人間的で、実物の目標を示す。3.非民主的な管理エリートたちに反対する。
NYT AUG.
20, 2015
What
Donald Trump Could Learn From the Korean DMZ
By STEPHEN R. KELLY
メキシコ移民を、「強姦魔」、その他の好ましくない連中が流れ込むこととみなすトランプは、国境線に壁を築くよう求めている。その完璧な分離モデルなら、南北朝鮮半島を隔てる非武装地帯DMZに求めるべきだろう。
ただし、アメリカはメキシコと戦争していないし、メキシコは北朝鮮以上にアメリカ製品を買っている。
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The Economist August 8th 2015
Time to fix
patents
Polish politics: The German test
North Korea’s new monied classes: Bread and
circuses
Buttonwood: Advancing , not retreating
(コメント) 特許や著作権,知的所有権に関して,記事は,革新を促すために個人と社会の利益を妥協させるため,政府が介入する,と考えます.しかし,急速な技術革新やグローバル化の進む世界では,妥協点やその仕組みが革新されなければなりません.
共産主義体制の崩壊を導いたポーランドが,同時に,保守的・宗教的な社会であることは,EUの現在を示しています.あるいは,韓国との戦争状態をぎりぎりまで進める北朝鮮の「パンとサーカス」が,試されています.
世界金融危機後も,資本主義が衰退する兆しはない,という指摘です.そうであることが不幸であると思います.
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IPEの想像力 8/24/15
運転免許証の更新のために、生駒警察署まで行きました。初めて行ったので場所が分からず、少し心配しましたが、生駒旧市街の真ん中あたりでしょう。かなり古い建物で、内部はちょっと薄暗い感じです。
しかし、公共機関がだれに対しても公平な扱いを保証しています。まじめな公務員たちの確かな仕事に、私はいつも感心します。
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ヨーロッパの移民・難民危機が,債務危機に並んで,政治システムを動揺させています.問題を解決するためには,彼らが新しい社会の一部として活発に再生する条件を提供しなければならない、と思います.つまり,チャーター・シティ、成長特区、などです.
技術革新と生産システムの転換を社会のすべての参加者に伝えるダイナミズム,利潤による動機づけが中心となった政治経済システムを,近代以降のヨーロッパから世界にかけて広めたことは,良い面も悪い面もあったでしょう.
そのもっとも良い面は,人々を貧困や停滞,旧秩序から解放する,ということでした.しかし,富裕化自体がこのダイナミズムを損なうとき,当然,システムの正当性,存在理由が疑わしくなります.
おそらく,最も悪い面は,個人主義,富や効率による評価,コミュニティや社会的な連帯感の破壊,です.システムが破壊的な影響を強め,不安や敵意を強める中で,こうした疑念が憤慨に変わるのも当然です.
職場における労働組合,住民による市民活動や組織化の試み,その限界と活性化が,経済活動の回復と結びつく3番目の領域ではないでしょうか? 1つは,市場のダイナミズム.2つ目は,政府による政策介入,です.
ある程度まで、所得分配は社会を豊かにする誘因として正当化されます,しかし,その源泉を無視して,金融部門が集める巨額の利益は,金融危機の社会的コストに見合わない,と批判されるようになりました.
人々が移動しやすく,しかも社会的な連帯を高めることができるシステムを築くことで,グローバルな金融危機を繰り返す時代を脱け出せるかもしれません.
年金・社会保障の整備,さらに、銀行や株式市場ではなく、社会システムを介して「金融緩和」を行うほうが、デフレや不況を緩和するでしょう。富裕層に増税し、雇用を増やす企業に減税するだけでなく、住宅や土地制度の偏りも,不平等を拡大するのではなく、緩和するように再編してはどうでしょうか?
難民たちを救出・支援するドイツ人の試みを紹介した記事が印象的です。
"Über den Tellerrand
Kochen," or "Cooking Beyond the Plate's Edge"は、難民自身が故郷の料理をゲストたちに提供します。この企画は成功し、難民たちの故郷や政治情勢を伝える情報とともに、レシピを集めた本を出版しています。
国や地方によっては、貧困に対して、無償の給食や教育のシステムがあれば、私たちはもっと自由に、もっと平等な社会を享受できるでしょう。今や、政府ではなく民間の手で、様々な支援や審査も実行されています.
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国境を越えてたどり着いた難民たちにも、ここが彼らの新しい故郷になるように、さまざまな給付や支援が用意されていることが望ましいでしょう。閉鎖された商店や空き家、休耕地の目立つ過疎地域、廃村に、難民たちは自由の女神を建てるでしょう。
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