シラバス: 政治参加と選挙

[what's new]
- [2023.03.31] 教務システム上は,「ネット配信授業」となってますが,以下のとおり,リアルタイムQ&Aも実施します。そして、(登録者には、DUET/e-Classから詳細を伝えますが、)この授業の進め方の概要は次のとおりです。
・講義(通常授業の前半部分)は、大学のストリーミングシステムで配信します。
・通常授業の後半部分に当たるQ&Aは、ZOOMを使用してリアルタイム(水、13:10-13:55)で実施します。
・学期中に2回実施予定の成績評価用小テスト(500字以内のエッセイ)により単位を認定します。Q&Aの時間に、リアルタイムで実施します。
・受講生との連絡/提出物の受け渡しにはeClassを使用します。資料はWebDiskをつうじて配付します。
- [2023.03.31] 2023年度シラバスを掲載しました。


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◇概要◇

 今,仮に国政選挙が実施されたとしたらあなたは投票すると思いますか。それとも棄権するでしょうか。さすがに、政治学科の学生は「投票に行く」と答えるかもしれない。でも、実は、日本の20代の有権者の3人に1人しか投票に行かないのが現実です。

 そもそも、選挙に行くことを義務だと考えている人が多いのですが、参政権は憲法で保障された権利です。その権利を行使しない人が増えてきていることをあなたはどう感じますか。「日常生活にたいして不便を感じないし、その意味では政治がちゃんと機能しているのだろうから、べつに選挙や政治に関わる必要はない」と考える人があるようです。でも、市民の政治参加なしに民主主義が成立するでしょうか。

 では、そもそも、どういう人が政治に積極的に参加するのでしょうか。あるいは、どういう条件がそろった時に人は政治に関心を持つのでしょうか。どういう人が特定の政党を積極的に支持し、どういう人が積極的な支持を持たない「無党派」となるのでしょうか。あるいは、自ら進んで参加するというより、頼まれるから仕方なしに関わるというのが政治参加の実態なのかもしれません。そして、選挙制度が影響しているということはないのだろうか。

 これらの疑問について、政治学はどのような説明をこれまでしてきたのか、この講義では、それらのうちもっとも重要な理論や仮説についてできるだけやさしく解説します。また、教室で行う模擬選挙への参加などをとおして、受講者のみなさんにも考えてもらおうと思います。

 

◇成績評価◇

 基礎的な用語や理論・仮説の理解を確認する小テスト(45分   、500字以内のエッセイ)を3回予定してます。ただし、第3回は、「予備日」です。 小テスト実施日は、下の「講義予定」にアナウンスしています。
 なお、成績分布は、「平均を75点・標準偏差を10点」を原則としています。すると、理論的には、80点以上が30%、70点台が40%、70点未満が30%となります。また、2つのエッセイの配点は、各50点です。

◇授業計画◇  ※印がエッセイ実施日  

I. 政治参加とは

1. [4/12] イントロダクション・授業の進め方   

2. [4/19] 政治参加を「科学する」
 ・ 科学的な研究とは

II. 政治参加についての合理選択論的(制度論的)アプローチ

3. [4/26] ゲーム理論入門:4つの基本ゲーム
 ・ 有権者は合理的か
 
・ ゲーム理論入門

4. [5/10] ポイ捨ての心理と政治参加
 ・ 繰り返しのある囚人のジレンマシミュレーション

5. [5/17] 合理的選択と投票行動(1):投票参加の天秤モデル
 ・ 2組の効用差モデル

6. [5/24] 合理的選択と投票行動(2):ダウンズの空間理論
 ・ 近接性モデルとは
 ・ 「争点選挙」とは

7. [5/31]  日本語の作文技術:大学での小論文の書き方
 ・ わかりやすい文章と誤解を避ける文章    

8. [6/07] ※1 決め方の論理:「合理的な」社会的決定とは-選挙制度
 ・ 選挙制度が選挙結果にどのような影響を及ぼしているか

III. 政治参加についての心理学的アプローチ

9. [6/14] 政党支持・「無党派」
 ・ 「政党支持」・「無党派」とは?

10. [6/21] 選挙とマスメディア
 ・ マスメディアは選挙結果にどのような影響を及ぼすことが可能か

IV. 政治参加についての社会学的アプローチ

11. [6/28] 「動員」の結果としての政治参加
 ・ 人に頼まれるから選挙に行く「消極派」はどのくらいあるか

12. [7/05] ※2 政治的社会化と価値観の世代間移動
 ・ 政治意識に世代ギャップが存在するか

V. 政治参加について文化論的なアプローチ

13. [7/12] 「政治文化」と政治参加:「脱物質主義」
 ・ 「政治文化」とは
 ・ 「脱物質主義的価値観」とは

14. [7/19] ※3 (第1回/第2回にトラブルのあった諸君のみが対象)「政治文化」と政治参加:「人間関係資本論」
 ・ 「信頼」と民主主義の効率

15. [7/26] まとめ

◇テキスト◇

 特に指定しません。下にあるように、セクションごとに参考文献を紹介しますので、各自で興味のある文献を読むようにしてください。

◇参考文献◇

I. 政治参加とは

・飯田健・松林哲也・大村華子 2015. 『政治行動論:有権者は政治を変えられるのか』有斐閣.
・伊藤・田中・真渕 2000, 『政治過程論』有斐閣アルマ.
・川人・吉野・平野・加藤 2001, 『現代の政党と選挙』有斐閣アルマ.
・蒲島郁夫 1988, 『政治参加』東京大学出版会.

II. 政治参加についての合理選択論的(制度論的)アプローチ

・鈴木光男 1970, 『人間社会のゲーム理論』講談社.
・アクセルロッド , 『つきあい方の科学』ミネルバ 1987年.
・山岸俊男 1990,『社会的ジレンマのしくみ:「自分1人ぐらいの心理」の招くもの』サイエンス社.
・ダウンズ, A. 1957, 『民主主義の経済理論』古田精司監訳 成文堂.
・坂井豊貴 2015, 『多数決を疑う:社会的選択理論とは何か』岩波新書

III. 政治参加についての心理学的アプローチ

・三宅一郎 1989『投票行動』東京大学出版会.
・谷口将紀 2012. 『政党支持の理論』岩波書店.

IV. 政治参加についての社会学的アプローチ

・蒲島郁夫・竹中佳彦 2012, 『イデオロギー』東京大学出版会.
・カーチス, G. 1969, 『代議士の誕生 新版』山岡清二訳 サイマル出版.

V. 政治参加について文化論的のアプローチ

・アーモンド, G. A.,ヴァーバ, S. 1963, 『現代市民の政治文化』石川一雄他訳 勁草書房.
・イングルハート, R. 1990, 『カルチャーシフトと政治変動』村山皓他訳 東洋経済新報社.
・パットナム, R. 1993, 『哲学する民主主義―伝統と改革の民主的構造』河田潤一訳 NTT出版 2001.
・NHK放送文化研究所編 第8版 2015, 『現代日本人の意識構造』日本放送出版協会.

○小論文の書き方

・川喜田二郎 1967. 『発想法』中央公論社.
・本多勝一 1982, 『日本語の作文技術』朝日新聞社.
・木下是雄 1981, 『理科系の作文技術』中央公論社.

 

シラバス: 政治データ分析

[what's new]
- [2023.03.31] 教務システム上は,「ネット配信授業」となっていますが,ZOOM によるリアルタイム・オンライン。「ハイブリッド」ではありません。
- [2023.03.31] 2023年度シラバスを掲載しました。

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◆概要

 テレビや新聞・雑誌の最近のニュースでは、世論調査データなどの統計的な数字が多く登場します。一般的な国民がどのように今の政治状況を見ているかは、みんなの関心事です。そればかりか、たとえば、憲法の改正論議が最近では盛んとなってきていますが、国民のどれだけの人が改正に肯定的なのか、あるいは消極的なのか、その実態を正しく把握することはたいへん重要なことだといえます。ですから、いきおい世論調査の「数字」が画面や紙面をにぎわすのです。

 ところが、この「数字」ですが、専門家の私からすると、ずいぶん「怪しげ」なものも多いのが実態です。「街角の100人に聞きました」や「スタジオの100人に聞きました」のたぐいの「数字」は、とくに要注意です。比較的信頼できる新聞などに登場する「数字」でも、そのデータの取り方や解釈に疑問を感じるものもけっこう多いものです。

 この授業は、調査データの収集からその分析までの基本的な流れを体験してもらうことで、データ分析の有効性を感じてもらうことを目的としています。そして、同時に、氾濫するデータと賢く付き合うセンスを身につけてもらいたいと思っています。

 そもそもデータ分析の技術と手法は、アメリカを中心に発展した実証科学として飛躍的に発展してきました。そこでは、社会現象をできるだけ「科学的」に分析することで、原因と結果との因果関係として人間の社会・政治行動を説明・理解する努力がなされてきました。

 科学的な分析手法がもっとも厳密に応用されているのは、当然のことながら自然科学の分野です。ある現象に影響があると考えられる要因を抽出し、それ以外の条件を一定に保ちながら、その要因(原因)の変化が問題となっている現象(結果)に規則的な変化をもたらすかを実験・観察することで、両者の因果関係を立証するのです。

 ところが、人間の社会行動や政治行動は、自然科学の場合とは違い、厳密な意味での実験の対象とすることはなかなかできません。「その他の条件を一定に保つ」ことができないからです。そこで用いられる方法の1つが、ここで紹介する統計的アプローチです。少数の個人を対象にしていては法則性が見いだせなくても、調査分析の対象を量的にある程度増やすことで、関心のある事象とそれに影響を与えると考えられる要因との間に規則性を見いだすことができるようになるばあいがあります。そういった分析の方法を「体験」してもらいたいと思います。

 「統計」という言葉を聞くと、おっくうに思う人があるかもしれません。この授業では、数式はできる限り使わないように努めます。ですから、「数学は苦手」などとは言っていないで、ぜひ、チャレンジしてください。

 なお、30名の履修制限がありますので、予備登録が必要です。注意してください。

◆評価

・出席 特に出欠はとりません。ただし、実習の積み重ねですから、欠席はできないと考えてください。
・課題(成績の100%) 全部で6個の「課題」を予定しています。

◆テキスト◆

 なし。

◆参考文献◆

・池田央 1976, 『統計的方法 I 基礎』新曜社.
・浅野正彦・矢内勇生 2018. 『Rによる計量政治学』オーム社.
・増山幹高・山田真裕. 2004. 『計量政治分析入門』 東京大学出版会.
・G.キング, R.O.コヘイン, S.ヴァーバ. 2004 『社会科学のリサーチ・デザイン-定性的研究における科学的推論-』 勁草書房.
・三宅一郎 1989, 1990, 『投票行動』東京大学出版会.
・西澤由隆 1991, 「地方選挙における投票率:合理的有権者の投票行動」『都市問題』1991年10月号.
・西澤由隆・西澤浩美訳 1997, 『誰にでもできるSPSSによるサーベイリサーチ』丸善
・佐藤信 1968, 『推計学のすすめ--決定と計画の科学』講談社.

◆講義予定◆   

I. データ分析入門

1. [4/10] はじめに
  ビールの味にはうるさいというあなたは、では実際にラベルを見ずにビールの銘柄を当てることができますか。「自信がある」という人のその自信の程度を科学的に証明する方法を紹介します。統計的なものの考え方・センスを身につけてもらおうと思います。

<文献> (1)
<課題> なし

2. [4/17] 科学的(実証的)な議論の基礎
  
命題の設定・仮説の提示・データによるその実証と進む、実証研究の流れを、具体的な論文を参考にしながら、まず紹介します。

<文献> (2)
<課題 #1 成績の10%>(提出日: 4/24) 西澤論文を読んで、それ以外に仮説がないか検討しなさい。西澤が提案した仮説は3つあるが、それがすべててはないはずです。きみたちの独自な仮説を紹介・説明して下さい。(1,200字以内)

3. [4/24] 政治学で扱うデータとは
  政治学で扱うデータは多様です。でも、まず、データにどのような種類があるのか、そして、種類によって分析の方法がどのように変わるのかを知ることが必要です。政治学のデータへの誘いです。

<文献> (3) pp. 1-16, (4)
<課題 #2 成績の10%>(提出日: 5/08) 文献(3)の練習問題、pp 34-36(詳細は、eClassにて案内).

4-6. [5/08, 15, 22] データ分析のためのソフト(R)入門
  
統計ソフトにもいろいろあります。エクセルで、統計分析をすることも可能ですが、より専門化した統計分析ソフトは、いろいろな場面にフレクスビルに対応してくれます。フリーソフトの1つ、Rを紹介します。

<文献> (3) pp. 16-36, (5) 4-6章・8章, 9章,(6), (7)
<課題 #3 成績の10%>(提出日: 5/29) 授業で紹介したデータ(6)を用いて、「支持政党」についての集計結果を作成しなさい。ただし、Rの出力そのままではなく、ワープロなどで読みやすいものに編集すること。たとえば、三宅(1989/90)の表2-6(p. 63)を参考にして、どのように加工すれば、必要な情報が効率よく伝わるかを考えて、書式を工夫をしてください。

7-8. [5/29, 6/05] 関連性の確認のために:クロス表分析
  
政治学の目的の1つは、ある政治的な現象がなぜ起こったのかを説明することです。それは、別の言い方をすれば、因果関係を特定することでもあります。要因間の関連性を確認する第一歩は、クロス表分析です。そのクロス表分析について、2週をあてて解説します。

<文献> (3) pp. 121-132, (5) 9章
<課題 #4 成績の10%>(提出日: 6/05) 課題 #6では、日本の有権者の政治意識・行動についての仮説を検討してもらいます。その際に検討したい「命題」について短いメモ(本文400字以内)を作成してください。なお、メモの内容は、つぎの例にしたがってください。

A. 検討したい命題(たとえば、「日本の有権者には◯◯の傾向がある。」)
B. 仮説(たとえば、「それは・・・であるからだろう。」)

<課題 #5 成績の10%>(提出日: 6/12) 「政党支持の強さ」を被説明変数としたモデルを提案し、授業で紹介したデータを用いて、それを実証に確認しなさい。モデルを図示したうえで、分析結果は表に整理するように。1,200字以内。文末にシンタックス(ソース・コード/コマンド・ファイル)を添付してください。

II. データ分析の実践

9. [6/12] 社会調査の方法・分析テーマの設定
  
この学期の後半では、受講者それぞれの関心にそったテーマで、因果関係の説明を実際に試みていただきます。これは、立派な論文を書くのが目的ではなく、実証研究の手順を体験してもらうのが目的です。
 この日、グループ・ディスカッションなどをとおしてテーマの選択をします。他のメンバーの考えや関心について意見交換のできるこのグループ・ディスカッションは、毎年、好評です。

<文献> なし
<課題 #6, 成績の50%>(提出日: 7/10) 日本の有権者の政治意識・行動についてのレポート。4,000字以内。

10-11. [6/19, 26] データ分析

 各自のテーマについて、「明るい選挙推進協会」のデータを用いて分析を進めます。

<文献> (6)参照
<課題> なし

12-13. [7/03, 7/10] 報告書の作成

  データ分析の結果、予想していたとおりの結果がが出たときの「興奮」は忘れることができないはずです。仮に予想した結果が出ないとしたら、それは、さらに考えを深める機会となります。
 また、確認できた「発見」を、他の人と共有する喜びを感じてもらいます。「政治学入門」で習った作文の作法を実践する時です。図表の効果的な作り方なども紹介したいと思います。

<文献> なし
<課題> なし

14. [7/17] 量的なデータについて
  
この授業では扱うことのできない量的なデータについてすこし説明をします。

<文献> (3) pp. 37-62, 67-120
<課題> なし

15. [7/24] 「まとめ」と「次のステップ」
  
このクラスの次にはどのような学習をすればよいかなど、「今後」について指導をします。

<文献> なし
<課題> なし

◇文献

  (1)佐藤信 1968, 『推計学のすすめ--決定と計画の科学』講談社.

  (2)西澤由隆 1991, 「地方選挙における投票率:合理的有権者の投票行動」『都市問題』1991年10月号.

  (3)池田央 1976, 『統計的方法 I 基礎』新曜社.

  (4)同志社大学学術情報センターが発行する、学内の情報ネットワークや情報処理実収教室に関する「利用の手引き」.

  (5)浅野正彦・矢内勇生 2018. 『Rによる計量政治学』オーム社.

  (6)明るい選挙を推進協会

  (7)三宅一郎 1989, 1990, 『投票行動』東京大学出版会.

◇参考文献

  (1)西澤由隆・西澤浩美訳 1997, 『誰にでもできるSPSSによるサーベイリサーチ』丸善

 

シラバス: 議会政治論

[what's new]
- [2023.03.31] 教務システム上は,「ネット配信授業」となっていますが,講義はストリーミング,グループディスカッションや口頭報告はオンライン(ZOOM,月曜1時間目に実施)を予定。アクティブ・ラーニングということで,ZOOMによるディスカッションに参加できない場合は,この授業を受講することはできません。
- [2023.03.31] 2023年度シラバスを掲載しました。

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◆概要

 本講義の目的は、2 つある。第1 には,日本の国会の機能について理解すること。そして、第2 には、その際に、批判的に検討するノウハウを修得してもらうことである。  
 国民の政策的選好が選挙を介して集約され、それが国会での審議をとおして法案として具体化されるという間接民主主義のメカニズムを思い起こすとき、国会の重要性については疑う余地がない。「国会は,国権の最高機関」であると日本国憲法(第41 条)に規定するとおりである。では、日本の国会が期待されてるように機能しているのか。じつは、課題は多く、「国会の活性化」が叫ばれて久しい。
 そこで、何が問題なのか、そして、そのことについて研究者はどのような説明をしているか、さらには、有権者としてはそれらの課題にどのように向き合うことが必要なのかを考えたい。  
 第2 の目的は、このような課題に取り組むとき(あるいは,国会の機能についての検討だけでなく、政治過程全般についての疑問に答える時)のノウハウを身につけてもらうことである。そのために、この授業ではアクティブ・ラーニングを試みたい。
 以下の授業計画にもあるように、5 人前後の小グループ(メンバーはくじで決定)によるグルーブ・ワークを基本として、学生諸君で、1)課題を発見し、2)先行研究を精査し、3)意見交換をする中で自分の意見を整理し、4)それを報告書(小レポート)としてまとめるというサイクルを繰り返すことになる。「講義科目」ではあるが、授業を聞いてノートを取るだけでは「十分」としない。その意味で、覚悟をして授業に臨んでほしい。

◆評価

グループ・ワークに対する積極的な参加を前提として,2つの小レポート、その口頭発表で評価。
・小レポート(第1レポート、30%、第2レポート、50%)
・口頭報告(20%)。

◆テキスト◆

 なし。

◆講義予定◆
Part 1(Week 1):イントロダクション
1.(09/25)イントロダクション:講義の進め方

Part 2(Week 2-5):GWのツール
2. (10/02)「効率的な講義ノート」をテーマにKJ法の修得
3. (10/09)情報/アイデアの整理 1(アプリ:Post It)
4. (10/16)情報/アイデアの整理 2(アプリ:Coggle)
5. (10/23)情報収集ツール(図書館/GoogleScholar)

Part 3(Week 6-7):国会の機能についてのブレイン・ストーミング
6. (10/30)ブレイン・ストーミング 1:「パズル」の抽出
7. (11/06)ブレイン・ストーミング 2:分析対象用「パズル」の絞り込み

Part 4(Week 8-10):応用 1:パズル1(30%)
8. (11/13)GW:先行研究の見解
9. (11/20)GW:仮説の検討/理論の導入
10. (12/04)GW:検討結果のまとめ/パズル2の確定(新グループにて)

Part 5(Week 11-13):応用 2:パズル2(50%)
11. (12/11)※1 GW:先行研究の見解
12. (12/18)GW:仮説の検討
13. (01/15)GW:検討結果のまとめ/わかりやすい口頭発表とは

Part 6(Week 14-15):口頭報告(20%)
14. (01/22)※2 プレゼンテーション1
15. (01/29)プレゼンテーション2 

※1:第1パズルについてのレポート期限(3,000字以内)
※2:第2パズルについてのレポート期限(5,000字以内)

◆参考文献◆
・岩井奉信 1988.『立法過程』東京大学出版会.
・川人貞史他 2001. 『現代の政党と選挙』有斐閣.
・大山礼子 2003. 『国会学入門,第二版』三省堂.
・増山幹高 2003. 『議会制度と日本政治』木鐸社.
・建林正彦 2004. 『議員行動の政治経済学』有斐閣.
・中島誠 2014. 『立法学―序論・立法過程論,第3版』 法律文化社.
・建林正彦・曽我謙悟・待鳥聡史 2008. 『比較政治制度論』有斐閣.
・レイプハルト 2014. 『民主主義対民主主義,原著第2 版』勁草書房.
・川人貞史 2015. 『議院内閣制』東京大学出版会.
・増山幹高 2015. 『立法と権力分立』東京大学出版会.
・待鳥聡史 2015. 『代議制民主主義:「民意」と「政治家」を問い直す』中公新書.