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IPEの風 3/17/08
・・・もし原子レベルで存在を見る目を持った宇宙人が地球にやってきたら、人間も、他の生物や岩石と同じく、さまざまな原子の塊にすぎません。
権力も,人間の情感も,存在を映すことはできません.しかし,その感覚を育て,共有し,行動できる人間がいることを理解するのは大切です.孤立しているように見えても,必ず,何かでつながっている,・・・あるいは,同じエーテルの中で漂っているのではないか.
・・・外国人が入って来て,主要なビジネスや目抜き通りを買い占めてしまうのは,民族の誇りを傷つけるでしょう.
北京オリンピックは,チベットの暴動や台湾の選挙によって,難しい局面を迎えつつあります.中国は国内の政府批判や農民・労働者の抗議活動を抑え込むのではなく,積極的に応えるべきです.そのためにも,複数政党によって民意を吸収する方が良いでしょう.
たとえ中国やアメリカに対してでも,人権の抑圧があれば,日本政府は即座に批判する声明を出してほしいです.援助や制裁について,どれが効果的であるか,常に検討しておくべきでしょう.また,中国との貿易にだけ依存するのでなく,複数の海外拠点を持つことが望ましいわけです.
・・・「テレビのない月」を決めてはどうでしょうか?
読書週間とか,体育の日とか,そういうものをひと月にまとめて,神無月の旧暦10月にしてください.神がいないとも,雷がないとも,言われるそうですが,テレビが無いのと,似ているじゃないですか・・・!
家の中でチャンネル権を失うと,バラエティー番組やタレントたちのクイズ番組,漫才,投稿ビデオや食べ物の紹介,野球,サッカー,ボクシング,などが溢れます.これらを止めて,たとえば,本を読む.集まってさまざまなスポーツをする.映画館へ行くとか,楽しく話し合うこともできます.音楽会も舞台が大にぎわい・・・ しかし,子どもたちはTVゲームやビデオ・DVD,インターネット,携帯電話,などに向かうだけでしょうか?
小さな政府なら,こうした決定をするのではないか? と思います.日本でも,都市や村の単位で,テレビを止めることができる,という法律を作り,話し合って「テレビのない月」を実施してはどうでしょう.
・・・同じ文字を駆使して、人々の感情や社会的存在を描くとき,私たちは社会の本質や在り方を示しているのではないでしょうか? 山本周五郎の小説など,日本の文学を,英語や中国語に翻訳することが大切だ,と思いました.
幼い子どもたちと歩いた山道や公園を思い出します.あの頃,もっと楽しむことができたらよかったのに,と今になって後悔します.
人間には,言葉を介して,共通の感覚を育てる時間が必要です.
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