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特に指定するテキストはありません。国際経済1は、KreininとWintersのText(英書)に、また国際経済2はKenenとCohenのTextに多くを依拠しています。しかし、学生諸君がこれを購入する必要はありません。

その他の、私が重要と思うTextを以下に掲載しておきます。国際経済のこれらのTextは、旧版が日本語に訳されています。皆さんが自分で考えるうえで役立つでしょう。

国際貿易論

Mordechai E. Kreinin (1998) International Economics; A Policy Approach, 8th Edition, The Dryden Press.

Alan Winters, International Economics, 4th edition, 1991.

ウィリアムソンJohn Williamson『世界経済とマクロ経済学』

ケネンPeter B. Kenen『国際経済学』

キンドルバーガーCharles P. Kindleberger & Lindert『国際経済学』

ケイブズ、ジョーンズCaves, Frankel & Jones『国際経済入門』

グルーベルHerbert Grubel『貿易と為替の理論・政策・歴史』ほか

Graham Bird, International Macroeconomics

コーデンW. Corden『国際マクロ経済学』

森田桐郎著・室井義雄編『世界経済論の構図』1997年


国際通貨制度論

P. B. Kenen, International Economics, 2000.
Benjamin J. Cohen,Organizing the World's Money,1977.
ド・グラウウェ『国際通貨論』
ベンジャミン・コーエン『通貨の地理学』
クーパーRichard N. Cooper『国際金融システム』


国際政治経済学・グローバル化の政治経済学

Alan Winters, International Economics, 4th edition, 1991.

Balaam & Veseth, International Political Economy

ギルピンR. Gilpin『世界システムの政治経済学』

ストレンジS. Strange『カジノ資本主義』『国家の退場』『マッド・マネー』

Jeffry A. Frieden and David A. Lake, International Political Economy: Perspectives on Global Power and Wealth, Third edition (New York: St. Martin’s Press, 1995)

渡部経彦『国際経済の政治学』『模索する資本主義』岩波新書


桜井公人・小野塚佳光編著『グローバル化の政治経済学』晃洋書房
森田桐郎編著『世界経済論』ミネルヴァ書房



批判的社会理論

Mike Davis, Prisoners of American Dreams. 『要塞都市LA』

Frederick Jameson

Saskia Sassen『グローバル化の時代』

Ronald Dore『貿易摩擦の社会学』岩波新書

ミルズC.Mills『社会学的想像力』

ギアツC.Geertz『文化の解釈学』



参考・資料


統計資料は、たとえば、以下の公的機関から発行されており、Home Pageからも入手できます。

WTO 世界貿易機構 http://www.wto.org/

IMF 国際通貨基金 http://www.imf.org/

OECD 経済開発協力機構 http://www.oecdwash.org/home.htm
UNCTAD 国連貿易開発会議 http://www.unctad.org/en/enhome.htm

ADB アジア開発銀行 http://www.adb.org/

日本銀行/大蔵省/金融監督庁/経済企画庁/通商産業省 etc.

基本的な言葉(概念)の意味を知るために、また、その異なった理解について考えるために、いくつかの経済学辞典を比較してみようと思います。

岩波・経済学小辞典(付・経済学史略年表)/経済学辞典/有斐閣・経済辞典/東洋経済・経済学大辞典/日経新聞 etc.

The New Palgrave: A Dictionary of Economics

Graham Bannock, R. E. Baxter, and Evan Davis, The Penguin Dictionary of Economics, Fifth ed. (New York: Penguin Books, 1992)


次の参考文献も部分的に利用したいと思います。

Randy Charles Epping, A Beginner's Guide to the World Economy (New York: Vintage Books, 1995)

Mark R. Brawley, Turning Points (Broadview Press, 1998)


しかし、もっとも重要なことは、現実に起きていることをより深く理解したい、という強い関心を持ち、さらに、その関心を持続することです。そのためには、新聞や雑誌で、最新の政治経済問題に関する事件の報道や論争を常に追うことです。

日本の主要新聞や経済雑誌は、日本語で手軽に読める点で便利です。News Weekなど、日本語に訳されている雑誌も同様に有益でしょう。

さらに、私が関心を持っている以下に示す雑誌は、世界各地の重要事件をそれぞれの観点から、深く分析している点で、私たちの非常に優れた観測点となるでしょう。毎回、その記事を紹介し、皆さんの関心を刺激し、その探求を支援できるように努めます。

The Economist → 今週のReview 

Financial Times

New York Times, Washington Post, The Guardian, Los Angels Times,

Far Eastern Economic Review, Strait Times, Business Week

Foreign Affairs

Foreign Policy