中国の物乞い

歳は分からないが,白髪の老婆が歩道を行く人々にうつむきがちに乞い歩いた.多くの人は無視したが,小銭を入れる少女が居た.



上海で予定が変わり,私独りで少しホテルの近くを散策した.魯迅故居の近くを歩く.伝統的な住居がひしめくすぐ横には,近代的なブランド物の焦点が並ぶ.日本のユニクロや吉野家もあった.ジーンズの店の前にバス停があり,彼女は歩道に座って片足を首に回したまま,片手に持った缶で地面を叩き,懇願した.



無錫市の南禅寺で,彼は私達の前に器を差し出した.私と一緒にいた男性は彼を押しのけたが,そのことに不満な様子を示した.



地下鉄の階段踊り場で,物乞いする男性が居た.私達が通るのを観て?全身を投げ出した.


霊山寺の前で,母親に歌を教わり,歌いながら物乞いをする少女が居た.彼女の父親は,近くの巨大な工事現場で働いているのだろうか,と私は思った.