6月3日(水)

午前中は末っ子とLa Patera Parkで遊ぶ。鳥の話をし、ぶらんこに乗り、滑り台でボールを転がす。この子はとても面白い。上の二人も面白い子だった。公園を一周して、木を元気に一杯やっつけて、疲れたら家に帰る。明日のPaperを考える。

午後はProf. Wynerの最後の講義に出る。Examinationの説明とTAによる補講が紹介された。授業についての学生の評価表を配布する。参考にもらって帰る。

今世紀の最後に向けて、皆さんは政府がGeneral Welfareの向上に役立つ仕事をするように示すべきである。政府の仕事はTrade-Offに制約されているから、何が国民の全般的福祉であるかを選択によって示すことになる。例えば、企業は何%が公共に行われるべきか?(国営企業の比率か? 法人税率か?)人々のどのくらいが政府で働くべきか? Trade-Offには明確な答えが無い。すべての子供たちに無料の給食を提供すべきか、それとも優秀な子供たちに一層高度な教育を施すべきか? どちらも出来れば良いが、すべては出来ないのだ。質の定義が必要であり、政府が化学や生化学の技術進歩に何をするかも政治が決める。何を強調し、解決策を求めるか? 政治の組織化において民主主義を使いなさい。政府を選びなさい。あるいは政治家になりなさい。民主主義に参加することが重要です。

途中、話が良く聞き取れない、という学生の意見に、マイクを捻じ曲げて直に離したほうが良いだろう、と話し続けた。講義が終わると、学生は盛大に拍手してその熱弁をたたえた。

5時半過ぎまで図書館で考えるが、HG5811近辺の棚で国際通貨制度の文献を漁るだけで終わる。3冊だけ借りた。