同志社大学法学部 濱真一郎(法哲学)研究室
〈業績リスト〉
著書
2020年10月 『ハート対ドゥオーキン論争のコンテクスト』(成文堂)総頁数215頁
2017年9月 『バーリンとロマン主義』(成文堂)総頁数215頁
2014年9月 『法実証主義の現代的展開』(成文堂)総頁数218頁
2008年2月 『バーリンの自由論――多元論的リベラリズムの系譜』
(勁草書房)総頁数429頁
編著
2015年6月 『よくわかる法哲学・法思想〔第2版〕』
(深田三徳と共編著、ミネルヴァ書房、初版は2007年)
56-61, 72-77, 94-101, 108-117, 120-121, 124-133頁を執筆
2011年6月 『ドゥオーキン――法哲学と政治哲学』(宇佐美誠と共編著、勁草書房)
「法哲学・政治哲学における記述と実践」(29-45頁)を執筆
論文
2022年5月 「バーリンのリベラリズムと政治的自由の観念
同志社法学74巻2号、59-83頁
2021年12月 「承認のルールが示す基準について
――橋秀治教授の書評への応答の試み」
長谷川晃・酒匂一郎・河見誠・中山竜一編集『法の理論40』(成文堂)
249-260頁
2021年6月 「ハリネズミの復権――R.ドゥオーキンのバーリン批判」
思想1166号、113-126頁
2020年6月 「ロールズ正義論における政治的自由の位置づけ
――コンスタン=バーリンのリベラルな伝統との関連で」
社会科学研究71巻1号、21-42頁
2019年8月 「法の概念と性質について」
酒匂一郎ほか編集委員『市民法学の新たな地平を求めて
――法哲学・市民法学・法解釈学に関する諸問題(篠原敏雄先生追悼論文集)』
163-173頁
2018年11月 「H. L. A. ハートの司法的裁量論の再検討
――スペインでの講義(1979年)を素材として」
同志社法学70巻4号、395-458頁
2018年3月 「法理論の普遍性について――ジョセフ・ラズの議論を手がかりとして」
同志社法学69巻8号
2018年2月 「H. L. A. ハートの未発表論文「裁量」(1956年)について」
同志社法学69巻7号、395-459頁
2017年11月 「アイザィア・バーリンのナショナリズム論」
同志社法学69巻5号、2017年、65-96頁
2017年3月 「バーリン自由論とゲルツェン
――ロシアにおけるドイツ・ロマン主義」
同志社法学68巻8号1-21頁
2017年3月 「バーリン『二つの自由概念』の原型」
中村浩爾ほか編『社会変革と社会科学
――時代と対峙する思想と実践』(昭和堂)138-152頁
2017年1月 「バーリンにおける決定論と自由について
――「歴史の必然性」(1953年)との関連を踏まえて」
同志社法学68巻6号43-66頁
2016年11月 「バーリンの思想史研究の方法
――文化史にかんする議論を素材として」
同志社法学68巻5号77-101頁
2016年11月 「バーリン自由論の形成――ルソーとカントの解釈をめぐって」
角田猛之・市川靖久・亀本洋編『法思想の現代的諸問題
(竹下賢先生古稀記念論集)』(晃洋書房)24-33頁
2016年10月 「憲法および違憲審査の正統性と憲法解釈
――アンドレイ・マーモーの議論を素材として」
布川玲子・橋秀治編著『司法権の法哲学的研究』
(日本評論社)121-162頁
2016年9月 「バーリンの思想史研究の基本構造
――西洋政治思想史における三つの転換点と反啓蒙主義」
同志社法学68巻4号113-150頁
2016年7月 「バーリン『自由とその裏切り』(1952年)を読む」
同志社法学68巻3号103-134頁
2016年5月 「バーリン自由論の源流――「習作(torso)」としての
『ロマン主義時代の政治思想』(1952年)」
同志社法学68巻2号1-27頁
2016年2月 「橋秀治教授の書評への応答」
竹下賢・長谷川晃・酒匂一郎・河見誠編『法の理論34』
(成文堂)269-280頁。
2015年10月 「立法と司法の関係を把握するための視座
――松尾報告へのコメント」
日本法哲学会編『立法の法哲学――立法学の再定位
(法哲学年報2014)』(有斐閣)76-82頁。
2014年3月 「立法と司法の戦略的コミュニケーション
――アンドレイ・マーモーの法解釈理論と立法論」
同志社法学65巻6号1-34頁
2014年2月 「価値多元論と立法の統合性
――A. マーモーの立法論を手がかりとして」
瀬川晃ほか共著『ダイバーシティ時代の法・
政治システムの再検証』(成文堂)185-210頁
2013月3月 「バーリン自由論の基底――思想史に基礎をもつ哲学」
同志社法学64巻8号1-35頁
2012年9月 「ジョセフ・ラズの解釈多元論――司法的裁量をめぐる論争を踏まえて」
同志社法学64巻3号379-418頁
2011年11月 「アイザィア・バーリンによる自由概念の分析にかんする一考察
――ベアタ・ポラノフスカ=シグルスカの議論を素材として」
同志社法学63巻3号19-67頁
2011年6月 「アイザィア・バーリンのリベラリズムにおけるユダヤ的なもの」
同志社法学63巻1号443-474頁
2010年7月 「法実証主義における『法と道徳分離論』と記述的テーゼ
――アンドレイ・マーモーによる記述的法実証主義の擁護論」
同志社法学62巻2号57-108頁
2009年3月 「立憲主義の正統性――アンドレイ・マーモーの議論を素材として」
富沢克・力久昌幸編著『グローバル時代の法と政治
――世界・国家・地方』(成文堂)173-196頁
2005年9月 「価値多元論の哲学と暴力という悪――バーリンとイグナティエフに即して」
同志社法学57巻3号37-102頁
2004年9月 「卓越主義のリベラル化とリベラリズムの卓越主義化」
思想965号29-46頁
2004年7月 「価値多元論と恐怖のリベラリズム――バーリンとシュクラーの比較を通して」
ホセ・ヨンパルト・三島淑臣・長谷川晃編『法の理論23』(成文堂)37-57頁
2004年5月 「人権」
古賀敬太編著『政治概念の歴史的展開 第一巻』(晃洋書房)67-84頁
2003年7月 「自律への権利は存在するか」
法律時報75巻8号6-12頁
2003年2月 「品位ある社会の人権論――マイケル・イグナティエフの議論を素材として」
同志社法学54巻6号64-128頁
2002年10月 「価値多元論とリベラリズム」
日本法哲学会編『情報社会の秩序問題(法哲学年報2001)』
(有斐閣)124-130頁
2002年6月 「アイザィア・バーリン――品位ある社会の実現を目指して」
富沢克・古賀敬太編著『二十世紀の政治思想家たち
――新しい秩序像を求めて』(ミネルヴァ書房)152-175頁
2002年5月 「価値多元論と品位ある社会
――アヴィシャイ・マーガリットの議論を素材として」
同志社法学54巻1号1-64頁
2001年3月 「価値多元論とリベラリズムの整合性
――アイザィア・バーリンの議論を素材として」
同志社法学52巻6号149-221頁
1999年11月 「アイザィア・バーリンの価値多元論――現代正義論におけるその可能性」
同志社法学51巻4号1-60頁
1999年2月 「現代正義論と価値多元論の可能性――ジョン・グレイの議論を素材として」
同志社法学50巻4号39-92頁
1998年2月 「ジョセフ・ラズの卓越主義的リベラリズム(二・完)」
同志社法学49巻2号86-119頁
1997年5月 「ジョセフ・ラズの卓越主義的リベラリズム(一)」
同志社法学49巻1号65-93頁
1995年7月 「ジョセフ・ラズにおけるリベラリズムの哲学的基礎づけ」
同志社法学47巻2号102-164頁
教科書の分担執筆
2016年4月 「法実証主義の再興――H. L. A. ハートとラズの現代分析法理学」
森村進編『法思想の水脈』(法律文化社)170-183頁
2014年2月 「正義は問われつづけている――価値の多元化と正義」
長谷川晃・角田猛之編著『ブリッジブック法哲学〔第2版〕』(信山社)157-178頁
(初版は2004年9月「正義は問われつづけている――価値の多元化と正義」
長谷川晃・角田猛之編著『ブリッジブック法哲学』信山社、152-171頁)
2002年5月 「多文化主義と文化の共存」
竹下賢・角田猛之編著『マルチ・リーガル・カルチャー
――法文化へのアプローチ〔改訂版〕』(晃洋書房)67-76頁
1998年5月 「多文化主義と法文化」
竹下賢・角田猛之編著『マルチ・リーガル・カルチャー
――法文化へのアプローチ』(晃洋書房)169-175頁
翻 訳
2015年12月 W. キャシディ&R. イェーツ編著、同志社大学法教育研究会訳
『小学校で法を語ろう』(成文堂)
担当箇所:第7章「小学校の教室で法を作ってみよう――単元計画」137-148頁
2009年8月 N. マコーミック著、亀本洋・角田猛之・井上匡子・石前禎幸と共訳
『判決理由の法理論』(成文堂)
担当箇所:第9章「法的推論と法理論」249-290頁
1996年11月 N. マコーミック著、角田猛之編訳『ハート法理学の全体像』(晃洋書房)
担当箇所:第6章「権能と権能付与のルール」(203-209頁)、
第7章「権利」(212-218頁)
研究発表
2019年3月 「第一討論」
日本イギリス哲学会第43回研究大会
セッションT:アイザィア・バーリン研究の現在
2014年11月 「立法と司法の関係を把握するための視座――松尾報告へのコメント」
日本法哲学会2014年度学術大会
統一テーマ報告:立法の法哲学――立法学の再定位
2012年8月 ‘Pluralism, Liberalism, and the Decent Society’,
Conference on “Berlin's Cold War Liberalism”,
hosted by the Asan Institute for Policy
Studies,
Session II: Berlin on
Pluralism and Totalitarianism
2011年12月 ‘Two Views of Interpretation:
Value-Pluralism and Monism’,
Nagoya
University Global COE Program, Hermeneutic Study
and
Education of Textual Configuration,
13th
International Conference
2009年11月 「法哲学・政治哲学における記述と実践」
日本法哲学会2009年度学術大会、
ワークショップ:ドゥウォーキンの法哲学と政治哲学
2008年5月 「バーリン自由論の再検討」
政治思想学会2008年度(第15回)研究会、
研究会1:政治空間における自由
2005年3月 「価値多元論の哲学と暴力という悪――バーリンとイグナティエフに即して」
日本イギリス哲学会第29回研究大会、
シンポジウムI:近代イギリス思想における戦争と平和
(報告要旨は日本イギリス哲学会編『イギリス哲学研究』29号、
2006年3月、182-184頁に掲載)
2001年11月 「価値多元論とリベラリズム」
日本法哲学会2001年度学術大会、分科会報告
その他
2018年9月 「書評: 隠喩としての自由――その偶然性と再創造
(森達也『思想の政治学――アイザィア・バーリン研究』)」
図書新聞3366号、5面
2016年10月 「石前禎幸先生を偲んで」
日本法哲学会編『応報の行方(法哲学年報2015)』(有斐閣)239-241頁
2016年10月 「日本の自生的秩序の起源と現代への接合:桂木隆夫『慈悲と正直の公共哲学
――日本における自生的秩序の形成』」
日本法哲学会編『応報の行方(法哲学年報2015)』(有斐閣)148-152頁
2016年3月 「学界展望 法哲学・法思想」(戒能通弘と共著)
イギリス哲学会『イギリス哲学研究』39号、124-127頁を執筆
2010年10月 「ドゥウオーキンの法哲学と政治哲学(ワークショップ概要)」(宇佐美誠と共著)
2010年6月 「書評: 上森亮『アイザイア・バーリン――多元主義の政治哲学』」
週刊読書人3面
2007年11月 事典項目執筆:
「自由主義(リベラリズム)」(268-271頁)、
「法実証主義」 (475-477頁)、「フィニス、
J.」(640頁)、
「マコーミック、N.」(662頁)、「ラズ、J.」(672-673頁)
日本イギリス哲学会編『イギリス哲学・思想事典』(研究社)
2006年3月 「書評: Michael Ignatieff, The Lesser Evil: Political Ethics in an Age of
Terror」
日本イギリス哲学会編『イギリス哲学研究』29号176-177頁
2003年10月 「シンポジウムの概要」(角田猛之・市原靖久と共著)
日本法哲学会編『宗教と法――聖と俗の比較法文化』(有斐閣)115-122頁