夏期課外授業・授業レポート

8/9(木) 京都府立大学 付属農場

 

 まず、午前は京野菜の効能について、講義を受けた。京野菜は味が濃い。たとえば賀茂なす。万願寺唐辛子。鹿ヶ谷かぼちゃ。それはなぜだろうか。研究によると、京野菜は昔の野菜の味を保っているという。大量生産された現代の野菜は、味が薄くなる。と同時に、野菜のもつ効能も昔のものと比べ下がっているという研究結果がある。京野菜に、健康的な効能を多く見いだすことができる。そこで私たちは京野菜にもっと注目していくべきだ。

 お昼は、その京野菜をつかった料理をいただいた。しかも取れたての新鮮なものであり、非常においしかった。野菜自体の味が濃いので、調味料などの味付けを濃くする必要もない。とてもヘルシーだ。

 午後からは、農場に出て、デラウェアの収穫をお手伝いした。デラウェアは、ぶどうの一品種であり、小さめの粒と、甘みが強いことが特徴だ。ある程度収穫した後は、デラウェアを店頭にならべることのできる商品にするために、不良な実を排除する作業を行った。この食物ができる現場と、収穫、その後の過程を知ること(実際に体験すること)は非常に重要だ。これらを通して、食べ物への慈しみもはぐくまれる。

 

渡辺 綾子