夏期課外授業・授業レポート

8/7(火) 比叡山生源寺

 

 お寺の講堂で、住職さんから法話を拝聴しました。

 主に、住職さん自身の人生の岐路や、禅にまつわるお話だったと記憶しています。禅について、今では外国人のかたが熱心に禅を行っていると聞き、私は初耳だったので非常に驚きました。後日、NHKのドキュメント番組で、フランスの教会で実際に禅が取り入れられているということを見ました。現在、フランスでは禅を行う人口はキリスト教信者を中心にとても多いそうです。

 実際に禅をした経験は貴重なものとなりました。禅の姿勢をしたとき、きつく感じるかなと懸念していたのですが、逆に体が解放されたように、肩の力が抜けるのを感じました。住職さんから、「ム」を自らの心の中で何度も繰り返すというアドバイスをいただきました。無心になるためです。私は「ム」以外のことをどうしてもかんがえてしまい、集中できたとはいえませんでした。一瞬、思考が停止し、蝉の声のみが聞こえたときがあり、ちょっと理想的な状態に近づけたかなと思ったのですが、後の問答で、それは適当ではなく、やはり自分自身の「ム」を唱える声のみが大きくなるとのことです。

 

 

渡辺 綾子