プロジェクト科目「食育と健康」授業レポート
19.6.12
13040627 渡辺綾子
「薬膳メニューを作ろうB」
本日は最後の「薬膳メニューを作ろう」の講義であり、食物の五味、五性とその特徴について学んだ。
薬膳では、味覚によって食物を五つに分ける(五味)。酸・苦・甘・辛・醎である。五味はそれぞれに特有の効能を持ち、五臓六腑に入ってその働きを養うとされる。
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酸・・・出過ぎるものを収め、渋らせる作用。分泌を抑制する作用。⇔過食の場合、脾、胃を傷つける。
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苦・・・大便をよく降ろす作用。湿を乾かし、固める作用。⇔過食の場合、大腸、肺を傷つける。
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甘・・・衰えを保養し、緊張をゆるめ、痛みをとる作用。⇔過食の場合、腎、膀胱を傷つける。
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辛・・・体を暖め発散させ、気血のめぐりをよくする作用。風邪、気管支系疾患に よい。⇔過食の場合、発散しすぎて、逆に冷える。
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醎・・・しこりを和らげ、潤し、下す作用がある。リンパ腺の腫れ、便秘などによい。⇔過食の場合、エネルギーを消失させる。
食物には上記のそれぞれの特徴がある。さらに、涼性か平性か温性か熱性かでも異なるので、多くのことに注意をはらう必要がある。