プロジェクト科目「食育と健康」授業レポート

19.6.6

13040627 渡辺綾子

 

本日は「あわさい」で夏の創作洋風薬膳を頂き、夏の食養生について学んだ。

夏の季節の特徴は、体に熱がたまり、抵抗力が低下している人や、元気不足の人には「暑熱」が「暑邪」となり体調を崩す要因となる。また夏は汗をかきやすい。汗自体は老廃物を出し、体温を調節するので健康によいが、過剰な汗は体内の基本物質である「気、血、津液」を消耗し、体を疲労させる。この体液が足りなくなると、口や喉の渇き、いらいら、息切れ、不眠などの症状が出る。

これらの症状の対策として、夏の時期は、体の余分な熱を取り、汗で失った体液を補完する食物を取り入れることが必要である。具体的には、枝豆、スイカ、スモモ、きゅうり、トマト、なす等でこの時期旬のいわゆる夏野菜には、体を冷やし、体液を補完する作用がある。

本日は夏の食養生の目的をもったメニューをいただいた。「合鴨肉の八角煮、生薬卵添え」の鴨は、季節は冬だが、熱を収める作用がある。

「取り合わせサラダ」のセロリ、アスパラ、トマトはやはり体内の余分な熱を収める作用がある。全体として、見た目にも、色合いも、夏を感じさせる涼やかな料理だった。