薬膳レポート

日時:2007.05.23

講師:梁 先生

テーマ

薬膳・食事療養の概要

 薬膳には食生活により健康づくりの可能性についての研究が今進んでいる。現在では薬膳や食事療法の分類は予防医学、ダイエットや美容、体力の回復に役立っている。成人の一割は健康体で二割〜三割の人は病人であり、六割の人が半病人であり、未病のケアとは生活習慣の是正から始まるので今薬膳は求められているべき食膳療法である。また食事療法を中心とする薬膳は薬などの高い医療費の削減にもつながり、なにより体に優しいのが重要なポイントである。

薬膳の効果には様々なものがあるが一日一膳、まめ、胡麻、わかめ、野菜、さかな、しいたけ、芋をとりいれた食事がある。また食べすぎは人間が吸収できる範囲を超えた時でもあるので余分なものは老廃物となって脂肪となる。

薬膳には体質と原因、成長過程における特別な時期(老人、幼児、妊婦)が大きく影響しており、各自自分の体質・タイプ・症状を把握して自分に対して絶対的なルールである“鉄のルール”を作ることで治療が進み、自分の健康体がと考えられる。

しかし、食材には養生効果があるものもあれば不良作用がでるものもある。アレルギー性のあるものや、吐血反応がでるソラマメ、生で食べると小毒性があるインゲン豆などがある。他にも食材の組み合わせによっても良し悪しがでる。

 

 

 

食材

OK

NG

卵+ニラ

大根+みかん

葱+カリフラワー

柿+かに

豆腐+魚

ハチミツ+葱

セロリ+トマト

豚+生姜

調理をする際は火なし、お湯なしでは欠けており、煮すぎお湯なしではやり過ぎであり一番の最善策はほどほどである中庸があるのだ。東洋の食文化の伝統は薬膳・食事療法の未来の道しるべともいえる。

 

感想

 今日の講義でもやはり多くて大量の知識が必要なことがいえる。以前にも言っていたが西洋医学や東洋医学どちらが優れていると言うわけでなく、何が体にとっていいか見極めることが大事であると言える。

 梁先生の話の中に薬膳は世界にも通じるがやはり一番相性がいいのは東洋の地域である。全てにおいて完全ではないが不全でもないのが薬膳であるのでまだまだ可能性が見出せると考えられる。