6月20日                 18060252番 田辺華

 

 

今回は食物の五味、五性とその特徴について勉強した。

薬膳では味覚によって5つに分けることを「五味」という。

酸、苦、甘、辛、塩のそれぞれの味がそれぞれ別の五臓六腑に働く特徴がある。

この関係を覚えるためには五行相関図を用いると良い。

 

酸 出すぎるものを収め、分泌を抑制する作用がある。消炎作用、寝汗、下痢、多尿などの改善に用いられる。季節は春。肝、胆、眼、筋と関係がある。

苦 大便をおろし、湿を乾かし固める作用がある。体内に湿がこもって起きる病気の改善に良いとされる。季節は夏。五臓六腑心、小腸、舌、血脈と関係がある。

甘 衰えを補養し、緊張を緩め、痛みをとる作用がある。また諸薬の中和の役目をする。季節は長夏。五臓六腑は脾、胃、唇、肌と関係がある。

辛 身体を温め、発汗させ、気と血のめぐりを良くさせる機能がある。風邪、気管支系患者、痛風などに良い。季節は秋。五臓六腑は肺、大腸、鼻、皮膚、毛と関係ある。

塩 しこりを和らげ、潤し、下す作用がある。季節は冬。五臓六腑は腎、膀胱、耳、骨と関係がある。

 

 

私たちは食べている90%は甘である。が、甘いものばかり食べ過ぎると賢を痛めてしまう。よって食べるときには季節感を重視するだけではなく五味にも気をつけなければならない。他にも体を温める作用、中庸、体を冷やす作用と分かれているので、1種類のみ食べているとバランスが崩れてしまう。