プロジェクト科目  活動報告書

プロジェクト科目 テーマ名

食育と健康

グループ4

森真衣 野口莉沙 岸本知佳 松本勇輝

日時   2005年 4月 26日( 水 )

担当   看護士 市川幸恵先生

活動記録(個人およびグループでの活動の他、電話、メールなどのやりとりも含めて記載)

内容 「未病と食養生の必要性―生活習慣病の現状―」

 未病とは何か、生活習慣病の現状と食生活の見直しを中心とした講義。

まず未病とは、自覚症状はないが検査値に異常があり、ほっておくと重大な病気につながるものである。そして生活習慣病もこの範疇である。未病は早期発見し早期に介入改善し未病を未病で終わらせることが大切。そのためには食生活の見直しが必要である。現在日本では国民医療費が国家予算の三分の一を占めており、その中でも生活習慣病が占める割合が高い。

生活習慣病を起こす生活習慣とは獣脂過多、塩分過多、野菜果物不足、甘いもの過多、喫煙、アルコール過多、エネルギー過多、運動不足など特に8つがあげられる。そして現在重大視されているエビデンスのある生活習慣病は心臓病、糖尿病、脳卒中、癌、大腸癌、口腔癌、脂肪肝、高尿酸血症、アルコール性肝障害、胃潰瘍、歯周病、骨粗鬆症、慢性気管支炎の13種類である。現代では動物性食物を食べ過ぎる結果、心臓病や脳卒中の引き金となる動脈硬化の人口は増加し、人口の3分の2が高血圧という現状である。

そこで日常的に脂肪を溜め込まない食生活を心がけることが非常に重要であり、食生活の見直しとして、まず食べ物の量を知る事が必要である。「何をどれだけ食べたらよいか」を念頭に置き、食事バランスガイドを参考に足りない栄養素を補い、また塩分や油の量に気をつけながら食事をすることで食生活は改善される。病気を防ぎ、また未病を未病で終わらせるには食生活が大きな鍵であることをしっかりと認識しなければならない。

感想(この期間の活動をふりかえりましょう) 

 未病という言葉は初めて耳にしたが、今増えている生活習慣病を防ぐという観点から見ても食生活の改善というのは重要なのだと感じだ。しかし、実際に自分が普段食べている食事を食事バランスガイドに当てはめると野菜などわりと食べているつもりでも足りていないということを実感した。そして、普段何気なく食べているものにいかに多く塩分や脂が使われているかということを今回の講義で具体的な量を目で確認し、再認識した。そして普段食べるものにはどんな成分がどれだけ含まれているか、よく考え、食物を選択しないといけないと感じた。また未病という概念は東洋医学のものであり、カロリー計算は西洋医学の特徴である。今回の講義はその両方が融合していて興味深かった。西洋医学または東洋医学一辺倒ではなく、様々な角度で健康というものを考えていきたい。

2005年 5月 17日提出