食育と健康第一回グループレポート(グループ3)

 

4月12日 本講座の目的と概要

 

講義内容

・薬膳の基本についての講義

 

講義のポイント

・薬膳 食療法−病気を治す。

食養生−病気にしない。−旬の食材をバランスよく摂り、自然治癒力を高め、体質を強化し、天寿を全うする。

 ・「薬」は草を食べて楽になること。「膳」はカラダによいもの。

 ・人体は陰(血、津液)と陽(生命エネルギー)のバランスにより成り立っている。足りないもの(虚)を薬膳で補う。

・五行相関図

 

五行相関図はとても興味深い。

世の中を、木・火・土・金・水の物質で構成されているとし、人体も5臓5腑に分けられ、季節ごとに、弱りやすい臓器・積極的に摂りたい食べ物の色や味が一目で分かる。

 

現在の季節である春に注目してみる。

 春は五行の一つである“木”という一行である。

どんな食物があるか例をあげておこう。 例;苺、梅、かぶ、酢、ローヤルゼリー、木耳、桃、林檎、レモン、慈姑、スモモ、トマト、だいだい、杏子など。

これらは、「酸」という部類にすべて含まれる。酸っぱい味で筋肉を引き締める作用があり、消炎、寝汗、下痢、頻尿に有効である。肝、胆、目によく働くが獲り過ぎると胃や筋肉を痛めるので注意が必要である。

 

万物がすくすくと成長する春、肝臓が調子よければ元気に気持ちよく過ごせるが、肝臓の働きがよくないと冷え性、のぼせ、頭痛、イライラ感、筋肉の痛みなどの症状が出ることが多い。青味の食材を、酸味をきかせて食べると肝臓に効果があるとされる。