プロジェクト科目 活動報告書
年 月 日提出
プロジェクト科目 テーマ名 食育と健康 |
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氏名 グループ2 |
学生ID |
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期間 2006年 10月 11日( 水 ) |
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担当 松浦 寿樹 先生(武庫川女子大学教授) |
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活動記録(個人およびグループでの活動の他、電話、メールなどのやりとりも含めて記載) |
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日時 |
内容 食の安全 食中毒・食品添加物・健康食品について 食中毒について ・食中毒の恐ろしさを世に知らしめた事件:0−157事件 →食中毒による死者が出る。 ・雪印乳業、雪印食品、全農等大手企業による国産偽装、賞味期限改ざんといった事件が頻発。 →企業のモラルが問題視されるように。 ・0−157事件の原因食材はカイワレ大根である、と政府が発表。しかし、カイワレ大根に腸はないので、大腸菌である0−157が検出されるはずもなかった。かなり後になって、十分に火が通っていない輸入牛肉が原因であったことが解明された。 →いまだにカイワレ大根に対するイメージは払拭されていない。 給食用牛肉の国産偽装が発覚。 ・外食産業の発達によって食中毒による患者数が増加。 →一度の食中毒で大量の被害者が出る。 食品添加物について ・食品添加物は必ずしも有害という訳ではない。 →人工添加物=危険、天然添加物=安全という誤解 ・化学的合成添加物(人工添加物)は、科学的根拠に基づく安全性・有用性が実証されて初めて実際に使用されるので、安全であるということができる。 ・天然添加物は科学的根拠が曖昧なまま使用されるケースも多く、必ずしも安全というわけではない。 例:天然添加物であるアカネ色素に発がん性物質が確認された。 ・天然=安全、合成=危険という固定観念は捨てるべき。 健康食品について ・健康食品による被害 中国産ダイエット食品「点点素」を摂取した10代女性が死亡。 →未承認医薬品(肥満治療に使用される薬物)を含有。 ・食品メーカーと医薬品メーカーの設備の違いは大きい。 →食品メーカー:食品はもともと安全であるという概念から、工場 の設備や、市場に出回るまでの過程における検査が簡素である。 →医薬品メーカー:医薬品は、効果以前に安全性が絶対的に重視されるため、開発から販売にいたるまでに莫大な費用・時間を要する。 |
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感想(この期間の活動をふりかえりましょう) ・自然だから安全、という考えが間違いということを知り、驚いた。逆に、合成・人工添加物だからといって必ずしも危険なわけではなく、むしろ科学的根拠が明確である分安全であるということを知った。 ・医薬品は科学的に安全だと証明されているからといって、体にいいかというと、そうではないと思った。普段の食生活や、薬膳といった自然の力を最大限に活かして健康を維持することが、ベストである。 ・現代だからこそ起こる食の諸問題も、企業や私たち一人ひとりの意識向上や実践によって防げる部分は多々あるだろう。 ・健康食品の危険性に対する認識が薄い。 ・消費者の購買意欲をくすぐる誇大広告が目に付く。ただ売れればいい、という消費者の立場を無視した姿勢を持つ企業も少なくないのでは。 ・食の安全をもっと消費者に対して明らかにして欲しい。 ・天然添加物で虫から抽出された着色料が使われていることを知り、衝撃を受けた。 |
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提出日 |
教員印 |
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㊞ |