上立売通
〜中・近世の商業の中心地〜

豊臣秀吉による京都市街改造後に開かれた通。中世には毘沙門道大路と呼ばれていた。

「立売」とは店舗を構えず道端などに店を広げて立って商いをすることいい、室町通との交差点は立売ノ辻と呼ばれ、特に賑わいを見せた。
また、通の両側には花の御所(足利義満の邸宅、室町殿)や近衛殿(近衛家の別邸、桜の御所)など公家の屋敷が並んでいた。
近世には呉服屋や絹商人などが集まり、上中下の立売通では大名小名の小袖や帷子がこの町で買われていたという。
布を裁ち縫って売っていたことが「立売」の由来とも伝えられる。


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