二口屋能登
江戸時代前期の元禄14年(1701年)の段階ですでに禁裏御用を承っていた菓子屋。 天保年間(1830〜1844)に経営を破綻させて、営業権を虎屋に譲渡した。 屋号は残して、虎屋の敷地内に看板だけ掲げ、虎屋店主の兄弟を名目上の二口屋店主に据えた。作るのは虎屋のため、御用は2軒分。 二口屋が他のところにいったら、御所御用の由緒が拡散してしまうということもあるだろうが、虎屋にとっては、御用を倍にするという投資でもあった。
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