by 管理者
学生とともに作る京たなべ・同志社総合型地域スポーツクラブ
<京田辺校地開講科目>
科目担当・科目代表:竹田 正樹 先生(スポーツ健康科学部)
「学生とともに作る京たなべ・同志社総合型地域スポーツクラブ」科目担当・科目代表の竹田先生から活動報告を頂きました。他にも、プロジェクトメンバーを真剣な表情で見つめる小学生のみなさんの様子や、ボールを使っての和やかな雰囲気の授業風景など、写真も沢山頂きました。以下、竹田先生からのメッセージです。
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このクラスは学生6名と私(科目代表者兼プロジェクト代表者)の7人でスタートしました.受講生はすべて4回生でそれぞれ就職活動で忙しく,全員が揃ったことは未だに一度もありませんが,出席してくれた学生は非常に積極的で,毎回,活発な意見交換が行われています.
そもそも自治体を中心とした総合型地域スポーツクラブの設立は,それぞれの自治体における全国共通の課題です.市民・町民・村民の皆が,いつでも気軽に,世代を超えてスポーツが出来る機会が与えられるよう整えることがスポーツクラブ設立の主たる目的です.
京田辺市としてもどのようなクラブを作るべきかに関して,3年前から議論を重ねてまいりました(たまたま私が京田辺市のスポーツ振興審議会会長であったので).そこで考えついた案が,京田辺市の特長を生かすということでの同志社大学との連携でした.幸いにも,大学としても地域への社会的貢献が叫ばれる中でしたので,京田辺市と同志社大学における包括協定の一環として,このクラブをスタートさせることが出来ました.
最初は国からの2年間にわたる補助金を元に,このクラブをスタートさせ,補助金が打ち切られた後は,自主運営に持ってゆくことが原則です.設立準備期間を経て規約等を作成し,幸いにも,本年4月25日に「京たなべ・同志社スポーツクラブ」という名称で,設立総会を実施し,クラブを立ち上げました.
このプロジェクト科目は,本スポーツクラブの事業の一環と位置づけております.そして,地域住民にスポーツに触れる機会を提供するためのプロジェクトを計画しております.
現在計画中のものは,大学体育会のいくつかの武道系クラブの協力を得て,演武大会を行い,対象としている小学生に経験をして貰うというものです.学校教育の改善や子どもの精神的・肉体的増強が叫ばれる中,日本古来の精神論に基づく武道の復活と人気の回復は,多少なりとも,教育的効果があるものと判断し,武道を取り上げることとしました.
プロジェクトは現在進行中であり,計画段階ですが,秋・冬頃の開催を目指して取り組んでいます.まだ時間があると思っていても,色々この先のことを考えるとそれほど悠長なことはいっていられないことに気づき,今から,計画的に事を進めていかなければならないと皆が認識しております.
この授業は春学期で終了することになっていますが,皆の了解を得て,秋学期に入っても継続的に進めてゆくことになりました.また,スポーツ健康科学部は開講したばかりですので,1回生しかいません.1回生は春学期はこの科目を登録できないことになっていますが,興味のある学生がこの科目に仲間入りをしてきて,すでに5名ほどの学生が単位とは関係なく参加してくれています.大変心強く感じています.およそ10名ほどのスタッフで進めることになりそうですが,この人数で小学生を把握しきれるのか,不安はありますが,それは我々のがんばり次第と思っています.是非成功させたいと強く願っています.
掲載した写真は,京たなべ・同志社スポーツクラブの活動の一環として現在行っている子どもを対象としたフラッグフットボール教室を授業で見学に行ったときのものです.小学生を対象とすることの大変さを肌で感じ取ってくれたと思います.
プロジェクト開催に向けて一同がんばりますので,皆さん是非見に来て下さい.
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