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電子情報エネルギー工学創成実験

Engineering Design Experiments


【担当教官 】全教官
【教官連絡先】{toda, tukamoto, yamamoto}@comm.eng.osaka-u.ac.jp
【履修対象 】電子情報エネルギー工学科[通信工学コース](2年次)
【単 位 数】2
【セメスター】3
【受講要件 】
【概要・目的】
専門教育の導入として、デザインを主眼とし創造性を養うため、小人数構成の実験班に分かれ、以下の項目の習得を目的とする。(1)与えられたテーマに対する問題解決プロセスの発見、(2)発見したプロセスを実現する実験構成の独自構築、(3)実験過程における問題発見と解決能力、(4)実験方法と結果ならびにそれらに対する考察のプレゼンテーション。
【授業計画】  ( )内は講義回数
以下の選択テーマのうち、指定された2テーマについて、各6週にわたって実験を実施する。なお、実験方法、実験経過、実験結果のプレゼンテーションを適宜教官に行う。実験によっては、実験成果のコンテストを行う。

  • 電子回路の自作(6回)
    電子回路の目標とする機能を与え、この機能を実現する電子回路の部品選定から設計および自作を行い、その性能を検証する。
  • ディジタル交換機(6回)
    パソコン上でディジタル交換の動作を実現させ、入線、出線などシステム構成が交換機性能に与える影響を考察する。
  • 音声のA/D変換(6回)
    音声をサンプリングレートや分解能を変えてパソコンに取り込み、音声品質の違いをみる。
  • トランシーバ製作(6回)
    電子ブロックを組み合わせてトランシーバを組み立て、伝送実験を行う。
  • フィルタの設計(6回)
    各種フィルタを設計、製作し、特性をRFスペアナ等で測定する。
  • 倒立振り子の制御(6回)
    台車と振り子の角度,角加速度,台車の位置等のパラメータをAD変換後,コンピュータに入力する。制御則により台車に加える力を計算して,実際に制御する。


  • 【教科書 】通信工学科目ホームページhttp://www.comm.eng.osaka-u.ac.jp上に実験指導内容を公開。
    【参考文献】特に指定しない。必要文献の発見も課題の一つとなる。
    【成績評価】出席点、レポート内容、プレゼンテーションにより評価する。コンテストを行う場合にはその成績も加味する。
    【コメント】プレゼンテーション、実験内容の検討、実験に対する自発的取り組みが必須である。