ラゲルの多項式

 ラゲルの多項式(the Laguerre polynomials)y=Ln,l(x)は,次のラゲルの微分方程式を満足する. (1)xy+(l+1x)y+ny=0 ロドリゲス表示(Rodrigues's Formula)で示すと次のようになる. (2)Ln,l(x)=exxln!dndxn(exxn+l) これより, (3)Ln,l(x)=i=0n(n+lni)(x)ii!     (l>1) ここで, (n+lni)=n+lCni=(n+l)!(ni)!{(n+l)(ni)}!(4)=(n+l)!(ni)!(l+i)! なお, nCkは, nCk=(nk)=n(n1)(nk+1)12k(5)=n!k!(nk)! ラゲルの多項式の低次の式を考えると,n=0 のとき, (6)L0,l(x)=1 より, (7)L0,0(x)=L0,1(x)=L0,2(x)==1 n=1 のとき, (8)L1,l(x)=(1+l)x より, (9)L1,0(x)=1x(10)L1,1(x)=2x(11)L1,2(x)=3x n=2 のとき, (12)L2,l(x)=(2+l)(1+l)2(2+l)x+x22 より, (13)L2,0(x)=12x+x22(14)L2,1(x)=33x+x22(15)L2,2(x)=64x+x22 関数Ln,l(x)は, [0,]において重み係数exxlを用いれば次のような直交性をもつ. (16)0exxlLn,l(x)Ln,l(x)dx=(n+l)!n!δn,n 密度関数exxlより直交関数系は, (17)ex2xl2Ln,l(x) さらに,式(16)の直交性より正規直交系は, (18)n!(n+l)! ex2xl2Ln,l(x) xX2(γ/γ0)2とおいて変数変換すると, dx=2XdXより, 0eX2(X2)lLn,l(X2)Ln,l(X2)2XdX=0eγ2γ02(γ2γ02)l+12Ln,l(γ2γ02)Ln,l(γ2γ02)d(γγ0)(19)=(n+l)!2n!δn,n