第45回中日理論言語学研究会

日 時:2016年4月24日(日)
場 所:同志社大学大阪サテライト・オフィス


ご報告:

 先にご案内させていただいた第45回中日理論言語学研究会は4月24日(日)、同志社大学大阪サテライト・オフィスにおきまして、30名の方々にご参加いただき、成功裏に終わりましたことをご報告申し上げます。

定延氏が「体験」に基づいたアクセスポイントという概念から「た」の使用について新規獲得情報の理解がどれだけ素早く促進されるのか議論し、高山氏が 物語テクストにおける古代語の「ケリ」の生起から語り手の伝聞体験に基づいて「枠構造論」の再検討をおこない、井上氏が中国語の進行相において、どの ような場面的要因が関わって進行相が馴染む場合とそうでない場合があるのか多くの興味深い例文を提示し、フロアからも多くの質疑がなされ、大いに盛り 上がった研究会となりました。

お忙しい中、ご発表・ご参加いただいた皆様に心より御礼を申し上げます。

なお、次回の第46回中日理論言語学研究会は7月24日(日)に開催予定です。詳細な日程は追ってご連絡させていただきます。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

それでは、今後とも、ご指導・ご鞭撻の程、何卒よろしくお願い申し上げます。





<発表者及び発表題目(敬称略、順不同)>
(発表概要(PDF)を公開いたします)

定延利之(神戸大学):
情報のアクセスポイントと染み込み速度から見た「た」(PDF不公開)(PDF)

高山善行(福井大学):
古代語における時間表現とテクスト―「けり」の文末用法を中心に(PDF不公開)(PDF)

井上優(麗澤大学):
進行相の使用に関する場面的要因 (PDF不公開)(PDF)




※著作権は発表者にあり、引用される場合「中日理論言語学研究会第45回研究会発表論文集」を明記すること