第41回中日理論言語学研究会

日 時:2015年4月26日(日)
場 所:同志社大学大阪サテライト・オフィス


ご報告:

 先にご案内させていただいた第41回中日理論言語学研究会は4月26日(日)、同志社大学大阪サテライト・オフィスにおきまして、30名の方々にご参加いただき、成功裏に終わりましたことをご報告申し上げます。

4名の講師によるシンポジウム形式で研究発表会がおこなわれました。司会の李長波氏から趣旨説明の後、木田氏が活用の歴史に基づいて下二段活用から四段動詞が作られる過程について、松本氏が奄美語(喜界島方言)の「シアリ融合形」について、金田氏が南琉球語における「ベシ由来形」の分布について、田畑氏が奄美語の双数代名詞について発表をおこない、全体討論もおこなわれ、講師間だけでなく、フロアからも質問・コメントが飛び交う、大いに盛り上がった研究会となりました。

お忙しい中、ご発表・ご参加いただいた皆様に心より御礼を申し上げます。

なお、次回の第42回中日理論言語学研究会は7月に開催予定です。詳細は追ってご連絡させていただきます。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

それでは、今後とも、ご指導・ご鞭撻の程、何卒よろしくお願い申し上げます。





公開シンポジウム「日本語史と方言の接点(その二)」


<発表者及び発表題目(敬称略、順不同)>
(発表概要(PDF)を公開いたします)

木田章義(京都大学名誉教授):
「四段化―活用の歴史―」(PDF)

松本泰丈(千葉大学):
「奄美喜界島方言の時間表現から 再説―アリ・リ系のかたちをめぐって」(PDF)

金田章宏(千葉大学):
 「南琉球方言におけるベシ由来形の分布とその周圏論的解釈」(PDF)

田畑千秋(大分大学):
「北部琉球方言の人称」(PDF)






※著作権は発表者にあり、引用される場合「中日理論言語学研究会第41回研究会発表論文集」を明記すること