第39回中日理論言語学研究会

日 時:2014年10月5日(日)
場 所:同志社大学大阪サテライト・オフィス


ご報告:

 先にご案内させていただいた第39回中日理論言語学研究会は10月5日(日)、同志社大学大阪サテライト・オフィスにおきまして、35名の方々にご参加いただき、成功裏に終わりましたことをご報告申し上げます。

劉氏が構文文法の観点から否定畳語を含む中国語の相関構文の統語的・意味的特徴について、竹沢氏が2つのタイプの「可能形+ている」とそれぞれのタイプに伴うアスペクトの性質について、楊氏が証拠性の観点から、日中両言語に見られる3つの事象の捉え方の違いについて発表をおこない、多くの質問・コメントが飛び交い、大変盛り上がった研究会となりました。

悪天候にも関わらず、ご発表・ご参加いただいた皆様に心より御礼を申し上げます。

なお、次回の第40回中日理論言語学研究会ですが、研究会の創立十周年を記念し、「言語における形式と意味の対称−非対称性」と題しまして、来年1月11日(日)に通常の研究会の拡大版として国際フォーラムを開催する予定です。詳細は追ってご連絡させていただきます。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

それでは、今後とも、ご指導・ご鞭撻の程、何卒よろしくお願い申し上げます。

発表者:(発表概要(PDF)を公開いたします)

劉洋(奈良教育大学大学院):
否定畳語を含む相関構文(Correlative Construction)に関する一考察 (非掲載)

竹沢幸一(筑波大学):
「可能形+テイル」構文の統語と解釈 (PDF)

楊凱栄(東京大学)
 証拠性から見た日中事態のとらえかたの違い (PDF)


※著作権は発表者にあり、引用される場合「中日理論言語学研究会第39回研究会発表論文集」を明記すること