2009中日理論言語学国際フォーラム報告

 


2009年7月26日(日)に同志社大学寒梅館におきまして「2009中日理論言語学国際フォーラム」が開催され、成功裏に終わりましたことをご報告申し上げます。

蒸し暑く、雨が降ったり止んだりという不安定なお天気にも関わらず、135名の方々にご参加いただきました。お忙しい中、研究発表、コメンテーター、司会をお引き受けいただいた皆様、そしてご参加いただいた皆様に心より御礼申し上げます。フォーラム運営に際しまして、至らない点が多々あったことと存じます。この場をお借りしまして、心よりお詫び申し上げます。

この国際フォーラムは「日本学術振興会科学研究費補助金による基盤研究(B)『中国語と日本語の対照に基づく事象表現の総合的研究』(課題番号:19320064, 研究代表者:沈力)」、「中日理論言語学研究会」によって主催されたものです。共催者としてご協力いただいた北京大学外国語学院の趙華敏先生、彭広陸先生、同志社大学国際連携推進機構副機構長ならびに日本語・日本文化教育センター所長の山内信幸先生に厚く御礼申し上げます。

本国際フォーラムは午前の部と午後の部に分けておこなわれました。午前には、『事象表現に関する日中対照研究の展望』と題したパネルディスカッションにおいて、定延利之氏(静的事象表現に関する日中対照研究の展望〜特に体験表現をめぐって〜)、彭広陸氏(動的事象表現に関する日中対照研究の展望〜特に移動表現をめぐって〜)、沈力氏(事象構造に関する日中対照研究の展望〜特に使役表現をめぐって〜)がそれぞれ研究発表をおこないました。パネリストの発表に引き続き、コメンテーターの益岡隆志氏(神戸市外国語大学)と杉村博文氏(大阪大学)から有益なコメントを頂き、さらにフロアからも建設的な質問が数多くなされ、熱烈な討議が展開されました。午後の研究分科会では、20名の研究発表がおこなわれ、活発な意見交換が繰り広げられました。発表概要は本ホームページの「18回研究例会」を参照していただければ幸いです。


それでは、今後とも、ご指導・ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

    
中日理論言語学研究会事務局