問題5.1

  1. ∀x (Cube(x) → Small(x))
  2. ∃x Cube(x)
  3. ∃v (Cube(v) ∧ Medium(v) ∧ Larger(v, c))
  4. ∃u (Small(u) ∧ Cube(u))
  5. ∀w (Tet(w) → ∃z (Dodec(z) ∧ Larger(w, z)))
  6. ∀x ∀y ∀z (LeftOf(x, y) ∧ LeftOf(y, z) → LeftOf(x, z))
  7. ∀x ∀y (Larger(a, b) → (Cube(a) ∧ Dodec(b)))
  8. ∀x ∀y ((Cube(x) ∧ Cube(y)) → LeftOf(x, y))
  9. ∀x (Cube(x) → ∃y Between(x, x, y))

 

問題5.2

  1. ∀w (Tet(w) → Large(w))
  2. Tet(a) → ∀w Large(w)
  3. ∀w Tet(w) → ∀w Large(w)
  4. ∀x ∀y ((Cube(x) ∧ Cube(y)) → ¬Larger(x, y))
  5. ∀x Cube(a)
  6. ∀y Tet(y) → ∀x Small(x)
  7. ∀x ∀y ∀z ((Tet(x) ∧ Tet(y)) → Between(z, x, y))
  8. ∃x (Tet(x) ∧ Large(x)) ∧ ∃x ∃y LeftOf(x, y)

 

問題5.3

  1. Small(a) ∧ (Cube(a)) ∧ FrontOf(a,e) ∧ Tet(e)
    (余分なカッコがあるが,それでも良形式である.)
  2. ∃x (Cube(x))
  3. ∃x ¬BackOf(x, b)
  4. Cube(a) ∧ (Cube(b) ∨ Cube(c))
  5. (Cube(a) <--> Cube(b)) <--> Cube(e)
  6. ∃x ¬(Cube (x))
  7. ∃x (Cube(x) ∧ Small(x))
  8. ∃x (Cube(x) ∧ Small(x))
  9. ∃y (Tet(y) ∧ Large(y))
    (真であるので,変更の必要なし.)
  10. ∀y (Cube(x) → ¬Medium(x))
    (真であるので,変更の必要なし.)
  11. ∀x ((Tet(x) ∧ Small(x)) → FrontOf(x, e))
  12. ∀u ((Tet(u) ∧ Medium(u)) → BackOf(u, c))
    (真であるので,変更の必要なし.)

 

問題5.4

  1. F
  2. T
  3. F
  4. T
  5. T
  6. F
  7. T
  8. F
  9. F
  10. T
  11. F
  12. T
  13. T
  14. F
  15. T
  16. F
  17. T
  18. T
  19. F
  20. T
  21. T
  22. T
  23. F
  24. T
  25. T
  26. F
  27. F

 

問題5.5

  1. F
  2. T
  3. T
  4. T
  5. F
  6. T
  7. T

 

問題5.6

問題5.7

  1. F
  2. F
  3. T
  4. T
  5. T
  6. T
  7. F
  8. T
  9. T
  10. F

 

問題5.8

省略*.

 

問題5.9

  1. ∀x (Tet(x) → Small(x))
  2. ∀x (Cube(x) → Small(x))
  3. ∀x (Dodec(x) → (Small(x) ∨ Medium(x) ∨ Large(x))
  4. ∃x (Dodec(x) ∧ Medium(x))
  5. ∃x (Dodec(x) ∧ ¬Large(x))
  6. ∃x (Dodec(x) ∧ Small(x))
  7. ∃x (Dodec(x) ∧ ¬Small(x))
  8. ∃x (Dodec(x) ∧ ¬(Large(x) ∨ Small(x)))
  9. ∀x (Tet(x) → ¬Large(x))
  10. ∀x (Cube(x) → ¬Large(x))

 

問題5.10

  1. ∀x (Even(x) → ¬Prime(x))
  2. ∀x (Prime(x) → (Odd(x) ∨ x = 1+1)
  3. ∃x (Prime(x) ∧ Even(x))
  4. ∃x (Prime(x) ∧ ¬Even(x))

    2-4 は真.1 は偽.

 

問題5.11

  1. ∃x Large(x)
  2. ∃x Cube(x)
  3. ∃x (Large(x) ∧ Cube(x))
  4. ∃x (Cube(x) ∧ Large(x))
  5. ∃x (Large(x) ∧ Cube(x) ∧ LeftOf(x, b))
  6. ∃x (Large(x) ∧ Cube(x) ∧ LeftOf(x, b))
  7. ∃x (Large(x) ∧ Cube(x) ∧ LeftOf(x, b))
  8. ∃x (Large(x) ∧ Cube(x) ∧ RightOf(b, x))
  9. ∃x (LeftOf(x, b) ∧ BackOf(x, c))
  10. ∃x (Large(x) ∧ Cube(x) ∧ LeftOf(x, b) ∧ BackOf(x, c))
  11. ∃x (Large(x) ∧ Cube(x) ∧ LeftOf(x, b) ∧ BackOf(x, c))
  12. ∃x (Dodec(x) ∧ ¬Large(x))
  13. ∃x ¬(Dodec(x) ∧ Large(x))
  14. ¬∃x (Large(x) ∧ Dodec(x))
  15. ∃x (Cube(x) ∧ ¬LeftOf(b, x)) または ¬∃x (LeftOf(b, x) ∧ Cube(x))

Montague's 1

Montague's 2

Montague's 3

Montague's 4

1

T

T

F

T

2

T

T

T

T

3

T

T

F

F

4

T

T

F

F

5

T

F

F

F

6

T

F

F

F

7

T

F

F

F

8

T

F

F

F

9

T

T

T

F

10

T

F

F

F

11

T

F

F

F

12

T

T

T

F

13

T

T

T

T

14

T

T

T

F

15

T

F

F

F

 

問題5.12

省略.

 

問題5.13

 

問題5.14

  1. ∀x (Cube(x) → Small(x))
  2. ∀x ((Small(x) ∧ Cube(x)) → RightOf(x, a))
  3. ∀x (Dodec(x) → Large(x))
  4. ∀x (Dodec(x) → LeftOf(a, x))
  5. ∀x ((Medium(x) ∧ Tet(x)) → FrontOf(x, b))
  6. ∀x (Cube(x) → (FrontOf(x, b) ∨ BackOf(x, a)))
  7. ∀x (Cube(x) → (RightOf(x, a) ∧ LeftOf(x, b)))
  8. ∀x (Between(x, a, b) → Cube(x))
  9. ∀x (Smaller(x, a) → Cube(x))
  10. ∀x (Dodec(x) → ¬Small(x)) もしくは ¬∀x(Dodec(x) → Small(x))
  11. ∀x (Dodec(x) → ¬ Small(x))
  12. ¬∀x RightOf(a, x) もしくは ∀x ¬RightOf(a, x)
  13. ∀x ¬RightOf(a, x)
  14. ∀x (Cube(x) → ¬RightOf(a, x))
  15. ∀x (Cube(x) → (RightOf(x, a) ∧ LeftOf(x, b)))
  16. ∀x (Cube(x) <--> (RightOf(x, a) ∧ LeftOf(x, b)))

Claire's 1

Claire's 2

Wittgenstein's

Leibniz's

1

T

T

F

F

2

T

F

T

F

3

T

T

F

T

4

T

F

T

T

5

T

T

F

F

6

T

T

F

F

7

T

F

F

F

8

T

T

T

T

9

T

T

T

T

10

T

T

F

T

11

T

T

F

T

12

T

T

T

T

13

T

F

F

T

14

T

F

T

T

15

T

F

F

F

16

T

F

F

F

 

問題5.15

  1. Tet(b) ∧Smaller(b,e)
  2. ¬∃u (Medium(u) ∧ Cube(u))
  3. ¬∃u FrontOf(u,b)
  4. ∀w (Cube(w) → (FrontOf(w,e) ∨BackOf(w,e)))
  5. ¬∃u (Cube(u) ∧ Between(u,a,c))

真偽判定

  1. T
  2. T
  3. T
  4. T
  5. T

これらの文がすべて偽になるような世界にするためには、eとbの位置を入れ替え、その上で、b を中の大きさの立方体に変える。

 

問題5.16

省略*.

 

問題5.17

(日本語にします.)

  1. 2時にフォリーを持っている人はいなかった.
  2. 2時にフォリーを怒って消した学生はいない.
  3. 2時にマックスからフォリーをもらったすべての人は,5分後に怒っていた.
  4. どの時間でも,クレアがマックスにフォリーをあげることはない.

 

問題5.18

省略.

 

問題5.19

No P's are Q's の否定は,¬∀x (P(x) → ¬Q(x)) に翻訳でき,Some P's are Q は,∃x (P(x) ∧ Q(x)) に翻訳できる.この二つの文は,次の変換によって論理的に同値である.

¬∀x (P(x) → ¬Q(x))
⇔∀x (¬P(x) ∨ ¬Q(x))   [→ に関する同値関係]
⇔∃x ¬(¬P(x) ∨ ¬Q(x))  [量化子に関するド・モルガンの法則]
⇔∃x (¬¬P(x) ∧ ¬¬Q(x))  [ド・モルガンの法則]
⇔∃x (P(x) ∧ Q(x))  [二重否定の法則]

 

問題5.20

∀x (Large(x) → ¬Cube(x))
⇔∀x (¬Large(x) ∨ ¬Cube(x))   [→ に関する同値関係]
⇔∀x¬¬ (¬Large(x) ∨ ¬Cube(x))   [二重否定の法則]
⇔¬∃x ¬(¬Large(x) ∨ ¬Cube(x))  [量化子に関するド・モルガンの法則]
⇔¬∃x (¬¬Large(x) ∧ ¬¬Cube(x))  [ド・モルガンの法則]
⇔¬∃x (Large(x) ∧ Cube(x))  [二重否定の法則]
⇔¬∃y (Cube(y) ∧ Large(y))  [∧の交換律]

∃u (¬Small(u) ∧ Cube(u))
⇔∃u ¬¬(¬Small(u) ∧ Cube(u))   [二重否定の法則]
⇔¬∀x¬ (¬Small(u) ∧ Cube(u))   [量化子に関するド・モルガンの法則]
⇔¬∀x(¬¬Small(u) ∨ ¬Cube(u))  [ド・モルガンの法則]
⇔¬∀x(Small(u) ∨ ¬Cube(u))  [二重否定の法則]
⇔¬∃x (¬Cube(u) ∨ Small(u))  [∨の交換律]
⇔¬∀x (Cube(x) → Small(x))  [→ に関する同値関係]

∃x (¬(Large(x) ∧ ¬Dodec(x)) → (Dodec(x) ∧ ¬Large(x)))
⇔∃x (¬¬(Large(x) ∧ ¬Dodec(x)) ∨ (Dodec(x) ∧ ¬Large(x)))
[→ に関する同値関係]
⇔∃x ((Large(x) ∧ ¬Dodec(x)) ∨ (Dodec(x) ∧ ¬Large(x)))
[二重否定の法則]
⇔∃x¬¬ ((Large(x) ∧ ¬Dodec(x)) ∨ (Dodec(x) ∧ ¬Large(x)))
[二重否定の法則]
⇔¬∀x¬ ((Large(x) ∧ ¬Dodec(x)) ∨ (Dodec(x) ∧ ¬Large(x)))
[量化子に関するド・モルガンの法則]
⇔¬∀x (¬(Large(x) ∧ ¬Dodec(x)) ∧ ¬(Dodec(x) ∧ ¬Large(x)))
[ド・モルガンの法則]
⇔¬∀x ((¬Large(x) ∨ ¬¬Dodec(x)) ∧ (¬Dodec(x) ∨ ¬¬Large(x)))
[ド・モルガンの法則]
⇔¬∀x ((¬Large(x) ∨ Dodec(x)) ∧ (¬Dodec(x) ∨ Large(x)))
[二重否定の法則]
⇔¬∀x ((Large(x) → Dodec(x)) ∧ (Dodec(x) → Large(x)))
[→ に関する同値関係]
⇔¬∀x (Large(x) <--> Dodec(x))  <-->に関する同値関係]

 

問題5.22

 

問題5.23

証明は正しい.各ステップと証明の方法をもっとはっきりさせると,次のようになる.

3番目の前提により,談話領域中の何らかの対象が slithy であることが分かっている.これらの対象の一つを b と名づけ,Slithy(b) と仮定する.2番目の前提と普遍例化により,(Slithy(b) ∨ Mimsy(b)) → Tove(d) である.しかし,Slithy(b) と仮定したから,当然,Slithy(b) ∨ Mimsy(b) であり,したがって,前件肯定により,Tove(d) である.すると,当然,Brillig(d) ∨ Tove(d) と言えるが,1番目の前提に普遍例化を適用すれば,(Brillig(d) ∨ Tove(d)) → (Mimsy(d) ∧ Gyre(d)) が得られ,前件肯定により,Mimsy(d) ∧ Gyre(d) である.すると,b は mimsy であり,また,仮定により slithy である.このように,少なくとも,我々が d と呼んだ対象については,Slithy(d) ∧ Mimsy(d) が成り立つから,(存在汎化により)∃x[Slithy(x) ∧ Mimsy(x)] と結論できる.

 

問題5.24

証明はほぼ正しいが,二度の普遍汎化の過程で導入されている名前が,前提ですでに使われている名前 b である点が,危険である.各ステップと証明の方法をはっきりさせながら,証明を修正すると次のようになる.

∀z[Brillig(z) <--> Mimsy(z)] を示すために,これと,論理的に同値な,∀z[Brillig(z) → Mimsy(z)] ∧ ∀z[Mimsy(z) → Brillig(z)] を示す.このためには,次の 4 と 5 を示せば十分である.

4. ∀z[Brillig(z) → Mimsy(z)]
5. ∀z[Mimsy(z) → Brillig(z)]

まず,一般条件証明によって 4 を導くために,c を談話領域の任意の対象を指す名前とし,Brillig(c) と仮定せよ.しかし,前提 1 に普遍例化を適用すれば,Brillig(c) → (Mimsy(c) ∧ Slithy(c)) となるから,前件肯定により,Mimsy(c) ∧ Slithy(c) が導ける.したがって,当然,Mimsy(c) である.このように,任意の対象 c について,Brillig(c) という仮定から,Mimsy(c) が導かれたから,4 であると結論できる.次に,一般条件証明によって 5 を導くために,e を談話領域の任意の対象を指す名前とし,Mimsy(e) と仮定せよ.すると,当然,Slithy(e) ∨ Mimsy(e) である.しかし,前提 2 に普遍例化を適用すれば,(Slithy(e) ∨Mimsy(e)) → Tove(e) となるから,前件肯定により,Tove(e) である.さらに,前提 3 に普遍例化を適用し,その結果に前件肯定を適用すれば,Outgrabe(e,b) ∧ Brillig(e) が得られる.したがって,当然,Brillig(e) である.このように,任意の対象 e について,Mimsy(c) という仮定から,Brillig(c) が導かれたから,5 であると結論できる.

 

問題5.25

証明は,前提 3 の使い方で間違っている.以下省略.

 

問題5.26

前提3により,談話領域内の何らかの対象が Large でないことが分かっている.存在例化による証明を行うために,これらの対象の一つを d と呼び,¬Large(d) と仮定する.前提 2 に普遍例化を適用すれば,Cube(d) → Large(d) である.したがって,Cube(d) と仮定すれば,前件肯定により Large(d) となってしまい,仮定に反するため,Cube(d) でないことが分かる.しかし,前提 1 と普遍例化によって,Cube(d) であるか,Dodec(d) であるかどちらかであることが導かれるから,Dodec(d) であることが分かる.このように,ここで d と呼んだ対象は少なくとも dodec であるから,∃xDodec(x) と結論できる.

 

問題5.27

導けない.下図参照.

 

問題5.28

ヒント:導ける.この証明では,前提 2 は使わない.前提 1 と 3 に普遍例化を適用し,次の 1' と 3' を得たあと,背理法によって Small(c) を導く.

1'. Cube(c) ∨ Dodec(c)
3'. ¬Small(c) → Tet(c)

 

問題5.29

ヒント:導ける.この証明では,前提 3 は使わない.前提 1 と 2 に普遍例化を適用し,次の 1' と 3' を得たあと,Cube(c) でないことを示し,1' から Dodec(c) を結論する.

1'. Cube(c) ∨ Dodec(c)
3'. Cube(c) → (Large(c) ∧ LeftOf(c,c))

 

問題5.30

導ける.前提2が存在を主張している対象を d と呼び,Large(d) ∧ BackOf(d,c) と仮定する(存在例化).これにより,Large(d) である.また,BackOf(d,c) でもあるので,明らかに,FrondOf(c,d) である.さて,前提1を d について普遍例化すれば,Cube(d) ∨ (Tet(d) ∧ Small(d)) が得られる.第1の場合として,Cube(d) と仮定すれば,先に得られた FrondOf(c,d) と合わせて,FrontOf(c,d) ∧ Cube(d) となり,存在汎化で,∃x[FrontOf(c,x) ∧ Cube(x)] となる.第2の場合として,Tet(d) ∧ Small(d) と仮定する.しかし,先に Large(d) が得られているから,明らかに矛盾する.つまり,第2の場合はあり得ない.よって,∃x[FrontOf(c,x) ∧ Cube(x)] と結論できる.[第2の場合の中で,背理法を使って,∃x[FrontOf(c,x) ∧ Cube(x)] を導いても構わない.証明は少し不格好になるけれども.]

 

問題5.31

省略*.

 

問題5.32

  1. ∀x [Child(x) → (RightHanded(x) ∨ Clever(x))]
  2. ∀x [(Clever(x) ∧ Child(x)) → ¬EatLiver(x)]
  3. ∃x[Child(x) ∧ EatOnion(x) ∧ EatLiver(x)]
  4. ∃x[EatOnion(x) ∧ RightHanded(x) ∧ Child(x)]

4は1〜3から導ける.前提3により,レバーもタマネギも食べる子供がいることがわかるので,その対象を b と呼び, b はレバーもタマネギも食べる子供であると仮定する.前提1から, b が子供であれば, b は右利きか,賢いかのどちらかであるということが導ける(普遍例化).b はこどもであるので,前件肯定により b は右利きか,賢いかのどちらかである.これをもとに, b が右利きであるということを場合による証明によって示す.まず, b が右利きであると仮定しよう.すると,当然, b は右利きである.次に, b が賢いと仮定しよう.背理法のために,さらに, b が右利きでないと仮定しよう.前提2から,b が賢い子供であれば, b はレバーを食べないということが導ける(普遍例化).仮定により,b は賢いし, また,子供である.よって,b はレバーを食べない.しかし,これは,bがレバーを食べるという仮定に矛盾する.よって, b は右利きである.いずれの仮定からも, b が右利きであることが導かれたので, b は右利きであると結論してよい.すると, b はタマネギを食べるような右利きの子供であることになる.したがって,タマネギを食べるような右利きの子供が存在することになる.

 

問題5.33

ヒント:問題16 の文 1 と 文 2 は,それぞれ次のように翻訳できる.

1'. ∀x (Person(x) → ¬Disk(x))
2'. ∀x (Disk(x) → ¬Person(x))

したがって,文 1 と 文 2 が論理的に同値であることを示すためには,2' が 1' の論理的帰結であることと,1' が 2' の論理的帰結であることを示せばよい.どちらも,一般条件証明と背理法の組み合わせで容易に証明できる.

 

問題5.34

  1. 1+1 は素数であり,かつ偶数である.つまり,Prime(1+1) ∧ Even(1+1).したがって,存在汎化により,∃x(Prime(x) ∧ Even(x)).
  2. 普遍汎化による証明のため,n を任意の自然数とし,Even(n) <--> Even(n2) であることを示す.このためには,次の 4 と 5 を示せば十分である.
      4. Even(n) → Even(n2)
      5. Even(n2) → Even(n)

    4 は明白である.5 を条件証明で示すために,Even(n2) と仮定する.背理法のため,¬Even(n) と仮定せよ.すると,ある自然数 m について,n = 2m+1 である.すると,n2 = (2m+1)2 = 2(2m2+2m)+1 であり,¬Even(n2) となって仮定に反するから,Even(n) であることが分かる.したがって,5 と結論できる.

  3. 一般条件証明のため,n を任意の自然数とし,Divisible(n2,3) と仮定せよ.背理法のため,¬Divisible(n2,9) と仮定せよ.すると,明らかに,¬Divisible(n,3) である.なぜなら,もし,Divisible(n,3) であれば,ある自然数 m について,n = 3m であり,n2 = 3(3m2 ) となり,¬Divisible(n2,9) という仮定に反するからである.しかし,¬Divisible(n,3) であるとすれば,ある自然数 k について,n = 3k+1 であるか,n = 3k+2 であるかのどちらかである.もし,n = 3k+1 であれば,n2 = 3(3m2+2m)+1 となり,¬Divisible(n2,3) である.もし,n = 3k+2 であれば,n2 = 3(3m2+4m+1)+1 となり,¬Divisible(n2,3) である.このように,どちらの場合も,¬Divisible(n2,3) が導かれ,仮定に反するので,背理法により,Divisible(n2,9) と結論できる.

 

問題5.35

非形式的証明.∃x¬P(x) を背理法で示すために,¬∃x¬P(x) と仮定せよ.¬∀xP(x) が前提されているため,∀xP(x) が導ければ,矛盾になる.そこで,∀xP(x) の証明を試みる.そのためには,談話領域の任意の対象を c と呼び,P(c) を証明すればよい.ここで,背理法のために,¬P(c) であると仮定すれば,存在汎化により,∃x¬P(x) となる.これは,仮定 ∃x¬P(x) と矛盾する.よって,¬P(c) ではない.つまり,P(c) である.

 

問題5.36

 

問題5.37

 

問題5.38

 

問題5.39

 

問題5.40

 

問題5.41

省略*.

 

問題5.42

省略*.

 

問題5.43

  1. True
  2. True
  3. True
  4. True

 

問題5.44

  1. ∀y¬Prime(y × y)
  2. ∃y¬Even(y × y)
  3. ∀y[1 < y → y < y × y]

すべて真である.

 

追加問題11.9

  1. F
  2. T
  3. F
  4. T
  5. F
  6. T
  7. T
  8. T
  9. F
  10. T
  11. T
  12. T
  13. T
  14. F
  15. T
  16. F
  17. T

 

追加問題11.10

  1. F
  2. F
  3. T
  4. F
  5. T
  6. F
  7. T
  8. F
  9. T
  10. T
  11. F
  12. T
  13. T
  14. T
  15. T
  16. F
  17. T
  18. T
  19. F