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DECECY17号完成




2012年3月29日

 この度、私たち浅野健一ゼミ17期生は、多くの方の力をお借りして『DECENCY17号』を完成させることができました。
 17期生が2年間取り組んだ共同研究テーマは「なぜ今、『坂の上の雲』なのか―歴史ドラマと公共放送―」です。2009年から3年にわたり放送されたNHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」を対象に、研究を進めてきました。原作小説『坂の上の雲』の著者である司馬遼太郎は、戦争賛美ととらえられる可能性があるとして、作品に関する映像化などの二次創作を一切禁じていました。それにもかかわらずNHKは交渉を重ね、放送に踏み切ったのです。さらに放送された2010年は「韓国併合」から100年という節目であったことや、小説の歴史観に対する批判を知り、私たちは問題意識を持ち始めました。
 研究を進めていくなかで、朝鮮蔑視や歴史的事実の脚色など多くの問題を抱える「坂の上の雲」をNHKが十分な検証なしに映像化することに対し、危機感を抱きました。フィールドワークや映像分析を通してこのドラマが視聴者に与える影響を調査し、歴史ドラマの持つ危険性や公共放送の特性についても考察しました。最終的にはNHKへ質問状を送り、NHK「坂の上の雲」プロジェクトから回答を得ることができました。
 また、多くのゲストに特別講義やインタビューをさせていただくことができました。共同研究のページや活動報告で詳しく紹介させていただいております。ゲストの方々からのご指摘やアドバイスがなければ、この共同研究は完成しなかったと思います。ご協力に心から御礼申し上げます。なお、浅野健一教授の回顧2011や「浅野健一教授の文春裁判を支援する会」からの報告も掲載しております。


 ご購入希望の方は、お名前、郵便番号(7ケタ)、住所、電話番号、冊数を下記のいずれかの連絡方法でお申し込み下さい。

・E-mail
・郵便(書簡)での申し込み
・FAX

〒602-8580 京都市上京区今出川通烏丸東入
同志社大学社会学部メディア学科 渓水館401号
浅野健一研究室
TEL: (075)251-3457 / FAX:(075)251-3066(共用、浅野宛と記入ください)
E-mail:asanokenichi@nifty.com 

『DECENCY Vol.17』(B5版)
費用:一冊1000円(実費、郵送料込み)  
2冊以上の注文による郵送料に関しては個別に連絡させていただきます。

お支払い方法

  ・銀行振替
   みずほ銀行出町支店(店番号587)   口座番号 1782167
      メディア学科専攻浅野ゼミ 代表・浅野健一
  ・現金書留(手数料は自己負担でお願いいたします)
  ・切手(1000円分)

*浅野ゼミOBGの方は、OBG年会費(『DECENCY』送付含む)2000円を送金ください。


 『DECENCY17号』の目次は以下の通りです。

第一部 17期生共同研究
「なぜ今、『坂の上の雲』のなのか―歴史ドラマと公共放送―」 
■はじめに 
■第一章 定義と問題提起 
第一節 歴史ドラマとは 
 (1)具体性とリアリティー性 
 (2)虚構性 
 (3)教育性 
第二節 公共放送としてのNHKとは 
 (1)NHKとは 
 (2)NHKの公共性 
第三節 小説『坂の上の雲』とは 
 (1)作品について 
 (2)肯定的な評価 
 (3)否定的な評価 
第四節 NHKが「坂の上の雲」をドラマ化することについて 
■第二章 「坂の上の雲」についてのインタビュー
第一節 インタビュー 
(1)関西学院大学教授 野田正彰さん
(2)奈良女子大学名誉教授 中塚明さん 
(3)同志社大学教授 出原政雄さん
(4)えひめ教科書裁判を支える会スタッフ 高井弘之さん 
(5)司馬遼太郎記念館館長 上村洋行さん 
第二節 考察 
■第三章 NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」のドラマ分析
第一節 分析方法 
 (1)ドラマ分析 
 (2)コーディング分析 
第二節 ドラマ分析 
第三節 コーディングと分析 
 (1)コーディング 
 (2)グラフと分析 
第四節 考察 
 (1)ドラマ分析、コーディングからわかる具体的な問題性 
 (2)分析作業全体を通して見えた問題性の指摘 
■第四章 NHKへの質問状 
第一節 質問状に関する経緯 
第二節 質問状の内容 
第三節 NHK「坂の上の雲」プロジェクトからの回答をめぐって
(1)NHK「坂の上の雲」プロジェクトからの回答文とゼミ生の見解 
(2)考察 
■第五章 結論 
■おわりに 
■参考文献 

第二部 17期生活動報告
第一章 共同研究関連 
・松山合宿 
・卒業論文中間報告合宿 
第二章 ゼミ企画のシンポジウム・講演会 
・2010年5月13日
「足利事件は終わらない―今私たちはなにをすべきか―」
  ・2010年6月29日
「米国・犯罪報道被害者遺族から学ぶ 日米の犯罪被害者遺族と死刑」

第三部 
浅野健一教授の2011年回顧
 対渡辺教授裁判の報告 

第四部 浅野ゼミ研究活動報告
第一章 大学院生、共同研究報告
第二章 3回生、共同研究報告
第三章 2回生、共同研究報告 
第四章 1回生、共同研究報告

第五部 卒論・修論要旨、OBG寄稿及び17期生からの報告
第一章 OB・OG寄稿 
第二章 卒業論文要旨 
第三章 修士論文概要 
第四章 17期生よりひとこと 
第五章 OB・OG、現役名簿 
■編集後記 


掲載日:2012年3月30日
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