IPEの果樹園2020
今週のReview
2/17-22
*****************************
簡易版
[長いReview]
******************************
主要な出典 FP: Foreign Policy, FT: Financial Times, Foreign Policy,
The Guardian, NYT: New York Times, PS: Project Syndicate,
SPIEGEL, VOX: VoxEU.org, Yale Globalそして、The Economist (London)
[これは英文コラムの紹介です.私の関心に従って,いくつか要点を紹介しています.関心を持った方は正しい内容を必ず自分で確かめてください.著者と掲載機関の著作権に従います.]
● 民主党の候補者指名争い
NYT Feb. 6, 2020
Mike
Bloomberg: Fixing Inequality Is My Priority
By
Michael R. Bloomberg
富裕層に対して増税を説得できるのは、私だけだ。中産階級によるアメリカを、私は復活させる。
FT February 8, 2020
Hey
Democrats, it’s the winning, stupid!
James
Carville
政党は、党派間争いのために存在するのではない。党派が政党を支配する限り、選挙で敗北する。政党は、選挙で勝利するために存在する。政権を得なければ、政党は無意味である。
民主党がトランプに反対して多数を得るには、アメリカの普通の市民に影響する現実的な公約を示すべきだ。
The Guardian, Sun 9 Feb 2020
If the
Democrats really want to unseat Trump, they must form a credible coalition
Will
Hutton
どうすればトランプを倒せるか? それは、Brexitを倒すこと、ドイツのファシストに対抗することと、同じである。トランプに集まる、不満、アイデンティティー、ナショナリズムに対抗する、中道と左派をつなぐ戦略が必要だ。
サンダースはアメリカ労働者の状況を変える左派の主張に絞っている。ブティジェッジは「穏健派」である。民主党のジレンマは、労働者階級や南部の有権者の支持が、容易にトランプの主張、外国人排斥やワシントンのエリート攻撃に集まることだ。
民主党が勝利する連合には、サンダースの左派と、トランプに批判的な共和党のリベラルが含まれていなければならない。左派を中心とした、中道左派の広い連合だ。
FT February 9, 2020
America’s
go-it-alone economy
Rana
Foroohar
ドナルド・トランプ大統領が有権者に主張し続けているが、アメリカ経済は好調だ。失業率は記録的な低水準である。賃金も少し上がったし、株価はほぼ最高値だ。
しかし、別の現実がある。民主党の候補者指名争いは、これを機会と観ている。多くのアメリカ人、特に、若い、高度なスキルのない労働者、ギグ・ワーカーたち、マイノリティーは、この20年間で地位を失ってきた。グローバリゼーションや、技術革新による雇用構造の変化、パフォーマンスの高いスーパースター経済のせいである。こうした状況に注目することは、バーニー・サンダースやエリザベス・ウォレンのような進歩派に有利だ。
どちらの理解も正しい。労働者の負担は増えた。「1人で生きる」経済では、経済の伝統的な指標、例えば失業率、が現実を正しく示さない。
FT February 10, 2020
US
election: Democrats try to blunt Donald Trump's digital edge
Kiran
Stacey in Washington
FT February 10, 2020
Winning
Democratic primaries requires message, money and momentum
Jim
Messina
NYT Feb. 10, 2020
Why
Bernie Sanders Praised Amazon
By Jay
Carney
NYT Feb. 11, 2020
Paging
Michael Bloomberg
By
Thomas L. Friedman
トランプの再選はアメリカに大きな破滅をもたらす。何としても阻むべきだ。
トランプに勝てる民主党候補が1人いる。ブルームバーグだ。彼は、トランプと違って、本物のCEOだ。しかも、民主党が掲げる進歩的な目標のために、尽力してきた。戦うにあたって、相手の戦略に対抗するすべてを知っている。
The Guardian, Wed 12 Feb 2020
The man
shaping the Democratic contest? It’s Donald Trump
Jonathan
Freedland
FT February 12, 2020
Democrats
bearish on Sanders really should know better
Janan
Ganesh
FT February 12, 2020
America’s
splintered, fickle Democrats
Edward
Luce
NYT Feb. 12, 2020
Bernie
Sanders Has Already Won
By
Michael Kazin
FT February 13, 2020
Amy Klobuchar’s
‘scrappy, happy’ campaign finally clicks
Lauren
Fedor in Concord, New Hampshire
FT February 13, 2020
Gerrymandering:
America’s other border crisis
Gillian
Tett
NYT Feb. 13, 2020
Bernie
Sanders Isn’t a Socialist
By Paul
Krugman
共和党は歴史的に、アメリカ国民の生活を改善するいかなる試みにも、「社会主義」という汚名を着せて拒んできた。
サンダースは社会主義者ではなく、ヨーロッパで社会民主主義者と呼ばれる政策を主張している。しかし、サンダースが自称「社会主義者」である限り、民主党の大統領候補になるのはむつかしい。
● トランプの経済政策
NYT Feb. 6, 2020
The
Triumph of Fiscal Hypocrisy
By Paul
Krugman
PS Feb 7, 2020
Has the
“Great Decoupling” Gone Viral?
KEVIN
RUDD
アメリカ政府は経済的デカップリングを望んでいなかったが、中国の方がアメリカとの貿易に大きく依存しており、脆弱性が高いことを習近平は考えただろう。すでに依存が低下してきたが、さらにデカップリングを進めることになる。
貿易に限らず、次々に、分野を広げている。
FP FEBRUARY 7, 2020
Trump
Opens a New Front in the Trade Wars
BY KEITH
JOHNSON
NYT Feb. 8, 2020
What
Will the Next Decade Bring? The 1920s Offer an Answer
By Ted Widmer
PS Feb 11, 2020
America’s
Isolationist Default
BARRY
EICHENGREEN
トランプの「アメリカ・ファースト」は、アメリカが築いて維持してきた戦後秩序やアメリカの基本的価値を否定する。しかし、アメリカは歴史的に、孤立主義が強い国だった。
気候変動、EU、中国などを観れば、アメリカ抜きの国際秩序の試みが始まっている。
● トランプ再選
FT February 7, 2020
An
unchained Donald Trump poses a threat to the US republic
FT February 12, 2020
Trump’s
re-election would be dangerous for the world
Martin
Wolf
NYT Feb. 12, 2020
The
Power Trump Can Wield Like a Dictator
By
Elizabeth Goitein
NYT Feb. 12, 2020
Trump Is
Waiting and He Is Ready
By
Thomas B. Edsall
FT February 13, 2020
The
establishment’s dangerous habit of crying wolf
Edward
Luce
PS Feb 13, 2020
Comrade
Trump
NINA L.
KHRUSHCHEVA
NYT Feb. 13, 2020
Prepare
to Meet Donald Trump, Defender of Democracy
By
Charles R. Kesler
● ドイツ政治
SPIEGEL International 07.02.2020
The
German Conservatives' Faustian Pact With the Far-Right
A DER
SPIEGEL Editorial By Dirk Kurbjuweit
The Guardian, Mon 10 Feb 2020
There
are worrying echoes of Weimar coming from East Germany
James
Angelos
PS Feb 12, 2020
Germany’s
Crisis of the Right
CAROLIN
ROTH
● 中国のコロナウイルス
FT February 7, 2020
China’s
martyred coronavirus doctor poses problems for Beijing
Tom
Mitchell
PS Feb 8, 2020
The
Coronavirus and Xi Jinping’s Worldview
KEVIN
RUDD
FT February 10, 2020
Coronavirus
crisis challenges basis of China’s social contract
FT February 10, 2020
Xi Jinping
faces China’s Chernobyl moment
Jamil
Anderlini
ヨーロッパには「王権神授説」がある。中国では天が支配者を決める。天が皇帝の支配を望まないとき、人々が叛乱する権利を持つ。天災、飢饉、疫病、外国からの侵略、あるいは、軍隊の謀反は、天から得た統治の権限を、支配者が失ったことの表れだ。
もしウイルスを早期に鎮圧できなければ、中国はチェルノブイリの瞬間を迎える。支配者は官僚たちの嘘とお世辞に満たされて、現実を見失う。
勇敢な学者や知識人は、共産党の失敗を批判して投獄されてきた。しかし、今回の危機で決定的な瞬間が訪れた。33歳の眼科医、Li Wenliangが死亡したのだ。それは共産党の生存の危機につながる可能性がある。
Li医師は、通常の治療が効かない、新しい、奇妙な肺炎の徴候について、仲間の医師たちに警告していた。しかし、これによって彼は、その病院と警察から懲罰を受け、他の7人の医師とともに自白に署名し、「うわさ」を広めないように強いられたのだ。
彼がこの病気にかかったので、中国の庶民は憤慨した。北京の人民最高裁判所でさえ、警察を譴責し、医師を称えた。しかし、Li医師が死亡した先週、人びとの反応は爆発した。
それは中国古代史にある物語と似ている。汚職を嫌う、儒教の学者が、皇帝に真実を告げるが、逆に告発され、その正直な姿勢によって死ぬことになる。この学者は、中国における学問の歴史で特別な地位を占める。Liもそうだ。
ウイルスとの戦いはまだ続いている。チュニジアでは、体制の不正義に抗議した、若い、果物の行商人が死亡し、アラブの春が始まった。それは中東で7つの王朝支配を倒したのだ。
PS Feb 10, 2020
The
Coronavirus Will Not Cripple China’s Economy
ZHANG
JUN
PS Feb 10, 2020
How Xi
Jinping’s “Controlocracy” Lost Control
XIAO
QIANG
YaleGlobal, Thursday, February 13, 2020
Global
Impact: China’s 1989 vs. Hong Kong’s 2019
Jeffrey
Wasserstrom
PS Feb 13, 2020
China’s
Economic Fight Against the Coronavirus
YU
YONGDING
● 政治権力が決める選挙
The Guardian, Fri 7 Feb 2020
Power is
everything – and progressives forget that at their peril
Jonathan
Freedland
● シリア、中東
NYT Feb. 7, 2020
‘We Are
Left to Face Death Alone’
By Waad
al Kateab
PS Feb 10, 2020
The Palestinian
Dilemma
TONY
BLAIR
PS Feb 11, 2020
Trump’s
Middle-East Mirage
RICHARD
N. HAASS
FT February 12, 2020
Europe
could soon feel the fallout from Idlib
David Gardner
● アイルランド選挙
FP FEBRUARY 7, 2020
Will
Irish Elections Lead to Unification?
BY DAN
HAVERTY
FT February 10, 2020
Ireland
grasps its anti-establishment moment
Ben Hall
FT February 11, 2020
Ireland
must now look to the future not the past
PS Feb 11, 2020
Ireland’s
Electoral Earthquake
BILL EMMOTT
シン・フェインの指導者が最も驚いた結果だった。しかし、アイルランドの金融危機以降、政府は財政赤字を削減してきた。それは国民の貧困層に不満を広め、2大政党の支配に代わる政党を求めていたのだ。
● アメリカ外交・安全保障
FP FEBRUARY 7, 2020
America
Needs a New Economic Philosophy. Foreign Policy Experts Can Help.
BY JENNIFER
HARRIS, JAKE SULLIVAN
NYT Feb. 10, 2020
A Plea
to Save the Last Nuclear Arms Treaty
By
Madeleine Albright and Igor Ivanov
● アメリカ連銀
FT February 9, 2020
The
Federal Reserve’s new inflation regime
Gavyn
Davies
NYT Feb. 11, 2020
This Is
No Way to Run a Central Bank
By The
Editorial Board
● ヨーロッパ経済の運営
FT February 10, 2020
Joseph
Stiglitz, ‘Rewriting the Rules of the European Economy’
Review
by Sam Fleming
NYT Feb. 10, 2020
The
Failure of Europe’s Feeble Muscle Flexing
By Anna
Sauerbrey
FT February 14, 2020
Isabel
Schnabel’s welcome defence of the ECB against German critics
Martin
Sandbu
● プーチン
PS Feb 10, 2020
Putin’s
Usual Suspects
ANDERS
ÅSLUND
● 気候変動
PS Feb 10, 2020
Is
Global Climate Solidarity Impossible?
WILLEM
H. BUITER
PS Feb 11, 2020
Getting Carbon
Border Taxes Right
KEMAL
DERVIŞ
● 日本
FT February 11, 2020
Japanese
stocks are well placed to confound the sceptics
Kathy
Matsui
FT February 12, 2020
Elliott’s
SoftBank stake is a test case for shareholder activism
FP FEBRUARY 13, 2020
What
Really Happened to Carlos Ghosn?
BY COLM
QUINN
● 資本主義の改革
PS Feb 12, 2020
New
Firms for a New Era
DANI
RODRIK
大企業のコーポレート・ガバナンスは、財務だけでなく、社会や環境についても、ますます内部の規準に反映することになるだろう。
PS Feb 13, 2020
California
Capitalism
LAURA
TYSON, LENNY MENDONCA
連邦政府に代わって州政府が、政治経済の重要な仲介制度になる。
● モディ
NYT Feb. 12, 2020
Modi
Lost in Delhi. It Doesn’t Matter.
By Asim
Ali
● グローバリゼーションの逆転
The Guardian, Thu 13 Feb 2020
Of
course there’s a globalisation backlash. It has failed billions of people
Larry
Elliott
過去30年間で、中国は世界の工場になった。しかし、この数週間、コロナウイルスの感染拡大を止めるため、工場が閉鎖され、生産ラインがストップした。この数十年で初めて、四半期の成長がマイナスになりそうだ。中国のWTO代表は、コロナウイルスを保護主義の言い訳にしないよう、他の諸国に求めた。
今月の初め、アメリカ財務省は重要な技術・データ・インフラに外国投資が入るのを阻止すると発表した。市場開放、国境開放の時代は終わった。これまで貿易や国境を越える投資が、急速に、世界の生産規模に対して増大していた。しかし、グローバリゼーションの逆転が政治的武器になっている。
今や、政府は国境を開くよりも、職場を守り、知的財産を守り、サイバー犯罪を防ぐことに強い関心を持っている。経済がグローバル化するなら、同様に、政策もグローバル化するべきだ、と主張される。しかし、それは現実には不可能だ。
グローバリゼーションの時代にできた新しい国際機関はWTOだけであるが、WTOの能力には限界があり、紛争処理は何も進んでいない。人びとは自分たちの声を反映する国民国家に、さまざまな要求をする。そして、支配権を取り戻せ、というポピュリストたちが圧倒的に強い。
グローバリゼーションはより効率的で、繁栄をもたらすはずだった。しかし、このところ、このモデルは機能しない。反動は避けられない。
FT February 13, 2020
The
revenge of the middle-class anti-elitist
Simon
Kuper
● ジョンソンの約束
FT February 13, 2020
Boris
Johnson’s promise to ‘level up’ will be hard to keep
Martin
Wolf
● マクロン
FT February 13, 2020
Macron
presses on with pension reform despite political cost
Martin
Sandbu
● 中国のデジタル通貨
PS Feb 13, 2020
China’s
Digital Revolution in Bank Lending
HUANG
YIPING
********************************
The Economist February 1st 2020
The special relationship: No longer such a smooth ride
South-East Asia special economic zones: Viva Laos Vegas
The Wuhan virus: Sealed off
Chaguan: The politics of pandemics
The Iowa caucus: Progressives’ dilemma
Locusts in Africa: Severe swarms
Online governance: A court of public opinions
(コメント) 英米の「特別な関係」は、今は全く無益なものだろう。東南アジアに建設される「特区」は、中国人の資本、中国人の労働者、中国人の利益やカジノによるネットワークである。地域の利益に波及するのか。武漢のコロナウイルス対策と、共産党の支配体制とは、深刻な限界を示しつつある。万能だと思われたネット型の監視社会であっても、ソ連のような体制崩壊の危機には対応できるかもしれないが、香港に加えて武漢でも、個人指導型権力独占を正当化できなくなる。
アイオワの民主党党員集会、アフリカのイナゴ、Facebookが開設するかもしれないネットの最高裁判所も、興味深く読みました。
******************************
IPEの想像力 2/17/20
朝、ゴミ出しに走ると、厳しい寒さに身がしまりました。もし自分が、屋外で、野宿する人たちと同じ境遇であれば、どうすればよいのだろうか、と思いました。
完全雇用をめざす政策を採るとともに、緊急避難的な宿泊所が十分に用意されていない。それは、政治の貧困だと思います。
****
アフリカ東部とアラビア半島に広がるイナゴの群れは、急速に移動し、農作物を食い尽くす。イナゴは早期に駆除しなければならない。パリの規模の群れになると、1日でフランス全人口の消費量の半分を食べる。寿命は3ないし5カ月。好条件であれば、1世代で約20倍に増える。
原因は気候だけではない。駆除すべき重要な時期に、イエメン内戦の地域が重なった。また、豊かな諸国は、内戦への軍事介入に金を出しても、イナゴ駆除には積極的でなかった。
2003-05年のケースでは、封じ込めの推定費用(6億ドル)は、その大群がもたらした被害(25億ドル)に比べて小さかった。しかし、各国政府は約束ばかりで基金を集められない。
****
日本が、次第に、中国と同じ新型ウイルスの感染地域、世界における感染源に変わりつつあると思います。武漢の住民や中国国民のウイルス対策と、市民生活を激しく破壊する社会的なストレスに、深く同情します。
幼い子どもを負った母親が、医療機関に向けた長い行列に並ぶ姿は、あたかも戦場の避難民や、大震災の後、そして、被爆地の写真を観るようです。世界からの連帯表明や、さまざまなレベルでその影響を緩和するため、協力・支援を提供しているでしょう。メディアや政治がそれを取り上げてほしいです。
****
即位の礼ではなく、その晩餐会を準備し、実行した人たちのドキュメンタリーを観ました。料理する人たち、招待客を案内し、会場で料理をサーブする人たちの闘いです。アレルギーや宗教上の理由など、特別な制限を要する客が多くいます。細部まで計算し、完璧に行うことを使命とする、その高い意識に感銘を受けました。
日本料理の美しさと出汁の重要さを世界に披露する、気配りやおもてなしの品格に誇りを感じる、そういうプロの意識が、完成度を要求します。これは、巨大な戦艦だ、と納得します。そして、もちろん平和な国威高揚です。
国家の関わる外交として、初めて、こうした集団行動への公的支援が実現するのでしょう。古墳やピラミッドを築くような。戦争ではなく、貿易でもなく、文化外交。戦略的なソフト・パワーの形成です。
****
森法相、小泉環境相の国会答弁は、日本の政治や国会審議に対する信頼を大きく損なった。
アメリカでは、民主党の大統領候補指名争いで、テレビ討論に出たブルームバーグとサンダース、ウォレンなどのニュース映像。
トランプがストーンの裁判に介入し、裁判官を脅し、辞任する判事が何人も出た。(BBCニュース)
ドイツで起きた、極右のテロによる9人のトルコ系ドイツ人の殺害事件。
本当に、民主主義が音をたてて崩れていく。
******************************