演習の基本理念

はじめに理解していただきたいこと


 

 演習(ゼミ)とは、いったい何なのでしょうか。それはどういう場なのでしょうか。
 

 単なる講義の場とは異なる事はご承知と思いますが、僕が何よりも強調したいのは、ゼミは共同作業の
 「場」である、という事です。そして、自分で価値を掴み取る「場」であるという事です。
 

 マーケティングの知識も、教えられるというより、課題をこなしてゆく課程で自然に身に付くといった方が
 正確ですし、受け身でこなしてゆくだけでは、辛いだけで全く身に付かないと断言してしまいます。
 

 知識以前に、おそらく皆さんがこれまでに立ったことのない視点、企業側や仕掛ける側の視点に触れ、
 他人の発想に親しみ、マーケティング組織の方法論を理解し、個人ではなく集合的個人(社会)の
 行動メカニズムを解析する。こうしたマーケティング的な発想を体験する事が重要なのですから。
 
 

 ゼミはこれまで会ったことのない人、もしくは出会うこともないだろう人と、同じ関心の下で共同作業を
 行う場になります。これがクラブやサークルと全く異なる点で、タイプの違う人間や性格の合わないと
 思っていた相手とも組まなくてはなりません。このことが、どれだけ将来に向けての素晴らしい経験に
 なるか、是非経験してほしいのです。
 

 ただし、それだけに積極的にゼミの活動に関与するのでなければ、何の意味もありません。
 

 ところで…

 「自主性」を強調するのならば、それじゃあ「強制的に」勉強させるのはどういう事なのか、という疑問が
 湧くと思います。その答えは…どこまで自分の集中力、継続力、情報の収集力や処理力、状況の判断
 力といった総合的な力があるか、の限界を試してもらいたいという点に尽きます。いわば知的なスタミナ、
 学ぶ気力、意思決定の精神力といったものを自分で確認してほしいのです。

 毎回のレポーターのみではなく、その他のゼミ員も、ただそこに座っているというだけの態度は厳禁です。
 
 

 ですから…
 
 
 特別の理由がない限り、欠席は認められません。無断欠席など、論外です。
 
 課題の提出は、絶対の義務です。

 ゼミやゼミ行事への無用の欠席や遅刻、課題の提出がない場合など、ペナルティが課されます。
 レポーターとしての目に余る準備不足、ゼミ員のゼミに挑む姿勢の欠落、などにも同様です。

 
 つまり、やる気のない人はどんどん課題が増やされて、ついてこれなくなる事を
 あらかじめ覚悟していて下さい。

 
 とはいえ…

 
 常に堅い事ばかり、強制するつもりはありません。必要な「場」での集中力を、何より重視したいと思います。

《 戻る